
福島を拠点とする和太鼓グループ’山木屋太鼓’のメンバーがミシガンを訪れ、故郷の鼓動、そして震災から学んだことを和太鼓の響きとともに発信する為にコンサートを行なう。
山木屋太鼓は2001年に地域に根差す若者の育成と発展を目的に結成され、以来、故郷の自然をテーマに曲を創作し活動を続けている。
東日本大震災によって、活動の本拠地を構えていた福島県川俣町の山木屋地区は東京電力福島第1原発事故に伴い、震災後に避難区域に指定された。人々が散り散りになり、混乱と不安のなかにあって、山木屋太鼓は「太鼓の灯を消したくない」という強い思いによって、2カ月後に移転先で半数ほどのメンバーによって再開。困難を乗り越えて結束を強め、最近は日本各地で精力的に演奏活動をしている。2012年4月にはワシントンDCの100周年桜祭りに参加し演奏した経験もある。その北米での演奏機会を通して、「招待し元気づけてくれたアメリカの地でもう一度恩返しの想いも込めて演奏したい」「和太鼓の持つ力を認識し力を得た。還元したい」という思いを抱いて、このたび当地を訪れる。
彼らとミシガンとの繋がりの発端となった、ドキュメンタリー映画『Threshold: Whispers of Fukushima』の上映会も行われる。この映画は、ミシガン在住のアーティスト椎木透子さんによって、福島に住む人々の声を海外に住む人々に届けるために制作された。山木屋太鼓のメンバーはその取材でインタビューに応じ、映画に登場している。
両イベントとも無料。和太鼓の演奏を楽しみ、福島の理解を深める、またとない機会!お誘い合わせの上、ぜひのご来場を!!
3月22日(火) 開演:7:00 pm
山木屋太鼓公演‘Fukushima Tribute Concert feat. Yamakiya Taiko Ensemble’
ゲスト出演: 五大湖太鼓センター(ノバイ市拠点)
会場:Power Center 121 Fletcher Street, Ann Arbor, MI
3月24日(木)7:00 pm
Threshold: Whispers of Fukushima上映会
上映後にミニコンサート
会場:Stamps Auditorium 1226 Murfin Ave. Ann Arbor, MI