Eternity Brewing - Howell, MI 1

DSCN0761アメリカの“キャリア”とは「自分の納得する道を極めること」というのがまさにぴったりなブリューカップルに会った。日本人の人口が比較的多い Novi と Ann Arbor のどちらからも30分ほどのところに Howell がある。

Mikeと Daynaは University of Michigan在学中はLabのパートナーだった。ME(機械工学)のBS(学士)、MS(修士学位)を有している。日本では「キャリア教育」と盛んに叫ばれているけれど、二人は「リタイアしても何かできること」としてエンジニア職ではなく、地域に根ざしたブリューワリーをキャリアにした。

DSCN0790なれそめを最初から聞くと失礼と思い、どうしてビールの醸造を始めたのか、とまず聞いてみた。「クリスマスのプレゼントに、ビールの醸造キットをもらったから」とMike。U-Mの修了を機にDaynaや仲間たちとBreweryを廻ったそうだ。ミシガンのBreweryで影響を受けたのは、「Bell’sとFounder’s」。ともに、ミシガン州のBreweryの大御所であり、スーパーの売り場では全国大手ブランドよりもセレクションは多く見受けられる。

さて、正直なところどうしてHowellに、との問いの答えは「Daynaの家族がここ出身だし、自分もHollandに家族がいるから」と。「ミシガン産のホップを使っているのも地元の産業をサポートしているから。ゆくゆくはホップ以外もミシガンのものを使いたいけれども、まだそこまで産業が発達していないから」。Mikeの語っている内容はこれまでに訪れたBreweryでも聞いた言葉だが、若々しいけれど、どこかほかの人とは違った素朴さを感じさせ、納得させられてしまった。「お店に来てくれる人たちのビールの好みを参考にして、それに適うように作り続けている。

キッチン(食事の提供もするBrew-restaurant)を持つかはまた別のビジネス。ビール作りが第一のプライオリティ」。経歴を聞いてしまうと多くのなぜ、が湧いたけれど心底ローカルとビール作りに賭けているのだ。

DSCN0766店内のビールメニューのボードには 「Homebody series」(コアのビール)、「Journey series」(季節限定)、「Imperial series」(やや高アルコール度)の3つのセクション。サーバーのノブ数を数えると17でメニューと同じ数。「3つのバレルしかないので、次から次へと新しいビールを出している」というが、これは驚異的な回転数。メニューブックに添えられた、二人の開店1周年に寄せてのメッセージから、その努力が伝わってくる。

ポップコーン等のスナック以外の食事の提供はなく、”BYOF”(Bring Your Own Food)。

DSCN0785客層は若者から熟年まで様々で、すでにしっかりと地域に定着。もちろん子ども連れのためのボードゲームや自家製の甘いけれども、これが本当といえるような“臭さのある”ルートビールもうれしい。Torn in Two IPA(ABV. 7%)が一番の人気だそうだが、この日多くのお客さんが口にしていたMidnight Progress Porter (ABV. 5.7%)も大麦の芳香が利いていて素晴らしい。

二人はリリース2週間で既に「5回も観にいった」というほどStar Warsのファン。この先も映画のモチーフ同様に未知のスケールの驚きと感動を発信しそうだ。

Eternity Brewing

4060 E. Grand River Ave., Howell, MI 48843

www.eternitybrewing.com