8月22日から10月4日までの週末と Labor Day(+10/2金)、Holly(I-75近くPontiacとFlintの間)でルネサンスフェスティバルが開催されている。門をくぐると、ルネサンス期の衣装をまとった人々で賑わう不思議な空間が出現する。カラフルなペンキと花で彩られた店や小屋は大掛かりな舞台道具のよう。クラフト、踊りや音楽、寸劇などが楽しめる、期間限定特設テーマパークといったところである。
17エーカーという広大な敷地には300を超すアーティストや工芸家のブースやテントの売店が立ち並び、工芸アート製品 ーーハーブ、石鹸、皮製品、手作りジュエリー、陶器、ガラス、絵画などなどーー のほか、他ではあまり見ないルネサンス風な衣装や装飾品を扱う店が多いのが特徴。占いや香りの店が魅惑的な雰囲気を醸し出している。ガラス製品の実演もしている。
場内各所17の大小ステージやストリートでは音楽や踊り、コメディー、曲芸などを日がな楽しむことができる。ハイライトは大広場で繰り広げられる馬上の戦いのショー。内容設定は子供も楽しめるような、茶番で笑いを誘うものだが、剣の立ち回りは演出とはいえ緊張させられる。パレードも見ごたえある。
子ども向けに、乗り物やゲーム遊びのコーナーがあり、木造りの大ブランコなど、電動ではないシンプルさがユニーク。コンピューターやハイテクゲームに慣れた現代っ子には素朴すぎかと思うが、そこが受けるのか、歓声があがる。
この映画村のようなヴィレッジを息づいたものにしているのが、様々な凝った衣装をまとった人々。貴族、騎士、ジプシー、盗賊、妖精や魔法使い、そしてもちろん村人などルネサンス期の住人(?)たちが、なんとなく道を歩いていたり、パブでおしゃべりに興じていたりする。従業員や店員、ショーの出演者のほかに、 公募による ‘エキストラ’の即席俳優も加わっている。それらしい衣装を着て訪れる一般客もかなり多く、ハロウィーンの仮装に慣れている人々とあってか、かなり本格的。衣装見物を楽しむのも一興である。タイムスリップしたような気分を味わえる、参加型のイベントといえる。
開場は10:00am~7:00pm。雨天でも開催。店を覗き、ショーをいくつか観ているうちに2,3時間はすぐに経つ。各週末の特別イベントも組まれている。
ビールも喫煙もありという、自由なルネサンスらしいフェスティバルだ。前述したように扮装も楽しめる場だが、騎士やパイレーツに欠かせない剣など、武器の類は持ち込めないのでご注意を。
I-75をExit106で降り、Dixie Highway南下
(またはExit93で降り、Dixie Highway北上)
入場料は大人$21.95、子ども(5~12歳) $12.95 。乗り物代は別。
(Walgreens, Kroger, Menardsなど取扱い加盟店で割引前売り券の入手が可能。)
詳しい情報は、www.michrenfest.com で