<!--:en-->ThumbCoast Brewing Company - Port Huron, MI<!--:--><!--:ja-->ThumbCoast Brewing Company - Port Huron, MI<!--:--> 1

Blue Water Bridgeはミシガン州最東端の陸上の街Port Huronとカナダのオンタリオ州Point Edwardを結ぶ国境の橋。デトロイトとウインザー間のAmbassador Bridgeよりも有名ではないかもしれないが、その名の通り、雄大なアーチ状の橋からSt.Clair川の川面は夏になると透明なブルーに見えるという。アメリカの発明王Thomas Edisonは幼少から青年期までをここPort Huronで過ごした。Blue Water BridgeのたもとにThomas Edison Depot Museumがある。また、Port Huronはマキナック島までの400キロのヨットレースの出発点にもなっている。

Thumb Coast B.C.はヒューロン湖へ注ぐSt. Clair川の支流Black River沿いにある。Quay Streetから見るとこじんまりしていて一見してここがブリューワリーだとは気づかないほどだ。しかし、店の前に立つとビールを作った後のグレーン(麦類)の入った容器が置かれているので、ここがブリューワリーとわかるのだ。

Brew Bold, Pour Proud

このブリューワリーの魅力は開放感のあるポーチだ。南向きでBlack Riverが目の前のポーチは、マキナック・レースのスタートの日には多くのボートがひしめき合っているだろう。2階は特にSt.Clair川の向こうにヨットとカナダのビーチが見渡せ、暑いミシガンの夏にさわやかな川風が感じられることだろう。

夏のシーズナルビールとしておすすめなのが、Skinny Dipper (Golden Ale) とOhhh, Ella。Skinny Dipperは切れ味とさわやかさが印象的(ABV. 5.9%)。まさにキャッチフレーズ通り、“ビーチやボードウォークでボートが行くのをながめながら”に、ぴったり。それとは対照的にEllaはオーストラリア産のホップを使っており、ブリューガイも”ハイブリッド”と言う。パッションフルーツの風味がした(ABV. 4.8%)。

ブリューワリーのモットーは、妥協せず最高の品質のものだけを提供すること、そして再生可能な限り資源を使うこと。メニューには、ビールを製造後の麦を原料にしたパンではさんだサンドイッチやビールで風味をつけた揚げ衣のフィッシュ&チップなどビールをもとにしたものが多い。新メニューのCuban Sandwichは市販とは違い味わいのあるパンの風味。シュレッドポーク(豚肉の裂き切れ)とたっぷりとろけたスイスチーズが食欲をそそる満足の一品。キッズメニューのサンドイッチもあるので、ファミリーにも楽しめる。ビールだけではなく、どの一品にも品質へのこだわりと誇りを感じた。

Thumb Coast B.C.は2014年の開業。ミシガン出身のオーナー兼ブリューガイは、ゆくゆくは周辺の町でもっとホップを製造していくようになるよう連携をとって行きたいという。ホップの流通システム、輸送のコストを考えると、ミシガンはブリューワリー業が盛んなので地元産で十分に産業の発展が見込まれるからだろう。開業したばかりだが、抜群のウォーターフロントのブリューワリーは足を伸ばしてまでもたびたび訪れたいところだ。

文&写真 by ヤマトノオロチ

ThumbCoast Brewing Company
330 Quay Street, Port Huron, MI 48060
T: (810) 982-4100
http://www.thumbcoastbrewing.com/