<!--:en-->デトロイト・オープン剣道トーナメント<!--:--><!--:ja-->デトロイト・オープン剣道トーナメント<!--:--> 1

2月15日(日)、デトロイト剣道道場主催のデトロイト・オープン剣道トーナメントがノバイ・ハイスクールを会場にして開催された。このトーナメントは毎年行われており、全米各地やカナダの剣道道場から多数の剣士が参加する北西部屈指の大きな規模となっている。

その要因としては、デトロイト剣道道場の長である田川順照剣道が数少ない教士八段であり、指導にも定評がある上、本トーナメントには例年、日本から国内トップクラスの剣士(教士)を招いていることがある。田川氏は1975年、米国内における剣道普及のために渡米し、現在、全米剣道連盟の会長に就いている。世界剣道選手権大会での強化委員長を務めた経歴もある。

トーナメント当日は華氏でマイナスという記録的な寒さの中、約250名が参加し、会場には活気があふれ、技を競うと共に交流を深めた。

前日の14日(土)には、今回のゲスト指導者である清水新二教士八段によるセミナーが行われた。清水八段は九州管区警察学校の教授を務めており、全日本剣道大会、世界大会(個人3位)、全国警察剣道選手権大会(優勝)など、輝かしい剣歴を保持する。この日は、級から七段までレベルに差がある120名ほどの受講者を対象に、基本の所作礼法に始まり、素振り、さまざまな打ち方など、4時間にわたって指導にあたった。清水八段は当地の剣士たちの印象について「技術的には追いついていないところもあるが、所作が出来ているように見受けられる」と評し、「熱心に集中している姿に刺激を受け、私も一生懸命になった。本家(日本国内)もしっかりしなくてはと感じた」と語った。さらに、日本では小中学生は競技性に重点を置くが、続けると精神面や文化的なところが分かり、より楽しくなり、発見できることも増えるので、ぜひ続けて欲しいと願いを寄せた。

トーナメントは、田川道場長歓迎の挨拶、在デトロイト日本国総領事館の野田首席領事の来賓スピーチの後、清水・田川両八段の刀を使った形の実演が行われ、高段指導者の素晴らしい技に剣士たちの真摯なまなざしが注がれた。

田川道場長の話によれば、一度の大会経験によって、攻め方や気合が大きく変わる子供もいるそうで、本大会の意義は計り知れない。

今回の大会で目立ったのは女性の多さ。特に母娘ともに参加する人が増えている。シカゴから駆け付けた國吉さん母娘は4年前に一緒に剣道を始め、本トーナメントには3回目の参加とのこと。始めた理由について「永住なので娘に日本の文化、武道を習わせたかった」「やるなら剣道。防具をつけるので、長くできるだろうと考えました」と。お嬢さんは引っ込み思案だったが、大会の交流を通して社交的になったそうだ。親とは別の大人である先輩によくしてもらって、学ぶことが多い、とプラス面を挙げた。シカゴの別の道場からのメキシコ系女性参加者は、毎回の練習で全てのイライラや不安を忘れることができ、また、他のことに対しても「もっとできる!」と気もちがアップすると話す。スポーツ競技は他にたくさんあるが、剣道は単なる競い合いではない点に惹かれるという。

本大会、女子の部が設けられているが、女子は他の部門にも出場が可能。掴みあえば体力差でやり込められるに違いないであろう男性相手に、引けを取らず熱戦を繰り広げる女性たちの姿があちこちで見られた。

デトロイト剣道道場は現在70人ほどで、やはり女性が少なくない。そして1996年に設立同時は駐在の人が多かったが、今は現地の人や長く居る人が増え、ここで剣道を始めた人が育って指導者になっていると、設立者でもある田川道場長は嬉しそうに感慨深く語った。長くやっている人が年下や新しい人の面倒を見、そして後輩が先輩を習う。家族的な流れができてきたそうだ。本大会中、さまざまな肌の色の剣士たちが進行・運営に動き回っていた。

田川八段の講釈によれば、「剣道は礼に始まり礼をもって行い礼に終わる」といわれ、試合の前後に挨拶をするだけでなく、勝っても歓喜の声を挙げたりガッツポーズを取ることは決してない。

スポーツとして心身を練磨するだけでなく、礼節や信義を尊ぶという日本の伝統的な精神を堅持している剣道が多くの人種に親しまれることは、日本の心や文化が浸透していくことに他ならない。さらなる発展を期して止まない。

2月15日(日)、デトロイト剣道道場主催のデトロイト・オープン剣道トーナメントがノバイ・ハイスクールを会場にして開催された。このトーナメントは毎年行われており、全米各地やカナダの剣道道場から多数の剣士が参加する北西部屈指の大きな規模となっている。

その要因としては、デトロイト剣道道場の長である田川順照剣道が数少ない教士八段であり、指導にも定評がある上、本トーナメントには例年、日本から国内トップクラスの剣士(教士)を招いていることがある。田川氏は1975年、米国内における剣道普及のために渡米し、現在、全米剣道連盟の会長に就いている。世界剣道選手権大会での強化委員長を務めた経歴もある。

トーナメント当日は華氏でマイナスという記録的な寒さの中、約250名が参加し、会場には活気があふれ、技を競うと共に交流を深めた。

前日の14日(土)には、今回のゲスト指導者である清水新二教士八段によるセミナーが行われた。清水八段は九州管区警察学校の教授を務めており、全日本剣道大会、世界大会(個人3位)、全国警察剣道選手権大会(優勝)など、輝かしい剣歴を保持する。この日は、級から七段までレベルに差がある120名ほどの受講者を対象に、基本の所作礼法に始まり、素振り、さまざまな打ち方など、4時間にわたって指導にあたった。清水八段は当地の剣士たちの印象について「技術的には追いついていないところもあるが、所作が出来ているように見受けられる」と評し、「熱心に集中している姿に刺激を受け、私も一生懸命になった。本家(日本国内)もしっかりしなくてはと感じた」と語った。さらに、日本では小中学生は競技性に重点を置くが、続けると精神面や文化的なところが分かり、より楽しくなり、発見できることも増えるので、ぜひ続けて欲しいと願いを寄せた。

トーナメントは、田川道場長歓迎の挨拶、在デトロイト日本国総領事館の野田首席領事の来賓スピーチの後、清水・田川両八段の刀を使った形の実演が行われ、高段指導者の素晴らしい技に剣士たちの真摯なまなざしが注がれた。

田川道場長の話によれば、一度の大会経験によって、攻め方や気合が大きく変わる子供もいるそうで、本大会の意義は計り知れない。

今回の大会で目立ったのは女性の多さ。特に母娘ともに参加する人が増えている。シカゴから駆け付けた國吉さん母娘は4年前に一緒に剣道を始め、本トーナメントには3回目の参加とのこと。始めた理由について「永住なので娘に日本の文化、武道を習わせたかった」「やるなら剣道。防具をつけるので、長くできるだろうと考えました」と。お嬢さんは引っ込み思案だったが、大会の交流を通して社交的になったそうだ。親とは別の大人である先輩によくしてもらって、学ぶことが多い、とプラス面を挙げた。シカゴの別の道場からのメキシコ系女性参加者は、毎回の練習で全てのイライラや不安を忘れることができ、また、他のことに対しても「もっとできる!」と気もちがアップすると話す。スポーツ競技は他にたくさんあるが、剣道は単なる競い合いではない点に惹かれるという。

本大会、女子の部が設けられているが、女子は他の部門にも出場が可能。掴みあえば体力差でやり込められるに違いないであろう男性相手に、引けを取らず熱戦を繰り広げる女性たちの姿があちこちで見られた。

デトロイト剣道道場は現在70人ほどで、やはり女性が少なくない。そして1996年に設立同時は駐在の人が多かったが、今は現地の人や長く居る人が増え、ここで剣道を始めた人が育って指導者になっていると、設立者でもある田川道場長は嬉しそうに感慨深く語った。長くやっている人が年下や新しい人の面倒を見、そして後輩が先輩を習う。家族的な流れができてきたそうだ。本大会中、さまざまな肌の色の剣士たちが進行・運営に動き回っていた。

田川八段の講釈によれば、「剣道は礼に始まり礼をもって行い礼に終わる」といわれ、試合の前後に挨拶をするだけでなく、勝っても歓喜の声を挙げたりガッツポーズを取ることは決してない。

スポーツとして心身を練磨するだけでなく、礼節や信義を尊ぶという日本の伝統的な精神を堅持している剣道が多くの人種に親しまれることは、日本の心や文化が浸透していくことに他ならない。さらなる発展を期して止まない。

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