<!--:en-->西暦2015年 平成27年を迎えて<!--:--><!--:ja-->西暦2015年 平成27年を迎えて<!--:-->

新年のご挨拶

 JAPANニュース倶楽部読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。在デトロイト総領事館に赴任してから1年3ヶ月余りが経過し、2014年は総領事として公私に亘り充実した有意義な日々を送らせて頂きました。

昨年を振り返ると、冬は記録的な大寒波に見舞われましたが、北米国際オートショー(デトロイト)はお膝元である自動車産業の再生を反映して2004年以降最大となる入場者数を記録し、春はデトロイト美術館やクリーブランド美術館で日本美術展覧会が開催され、夏には数多くの様々な会議やセミナー、また姉妹都市交流の行事に出席しました。秋は第46回日本・米国中西部合同会議がアイオワ州デモインで開催された他、米国内政では中間選挙もありました。

   当館が所在するデトロイト市は2013 年7月に地方自治体としては米国史上最大の負債額を抱え財政破綻しましたが、昨年11月には再建計画が連邦破産裁判所判事に承認され、わずか17ヶ月の早さで同市は昨年12月に破綻からの脱却を公式に宣言しました。デトロイト市の再建計画案には、デトロイト美術館所有の美術品を債務の引き当てにしない代わりに同美術館が独自で1億ドルの資金を調達することなどが盛り込まれた「Grand Bargain」と呼ばれるユニークな財源確保策が含まれています。その中で、デトロイト美術館所蔵の美術品を維持等するため、当地の日系企業や個人の皆さまが多大なるご貢献をされ、合計で約3 2 0 万ドルもの寄付を同美術館へ約束したことは、在デトロイト総領事として心から誇りに思います。

   さて、今年の注目すべき行事を一部挙げますと、シンシナティ美術館等での日本美術特別展覧会が開催される他、初夏には中西部で最大級の規模となる日本庭園がグランドラピッズのフレデリック・マイヤー庭園・彫刻公園内に開園し、ミシガン・南西オンタリオ日米協会は設立25周年を迎えます。日・ミシガン州及びオハイオ州間の姉妹都市では最も長い歴史を持つ豊田市とデトロイト市は姉妹都市提携55周年を迎え、記念行事も予定されていると聞いています。また、米国内政では2016年大統領選挙に向けた動き、日米関係に於いてはTPP交渉妥結の行方も注目されます。本年は第二次世界大戦終戦70周年に当たる年でもありますが、戦後70年間に亘り日米両国が双方のたゆまぬ努力によって築き上げてきた強固な同盟関係を今一度再確認し、更なる発展への契機となることを願っています。

  在留邦人の皆さまへは迅速な公的サービスの提供を行うとともに各日本人関係団体のご協力も得て実施している領事出張サービスを含め、在外選挙登録、旅券、戸籍・国籍等の各種証明関係など多岐にわたるサービスの更なる充実・向上に努めて参ります。また、タイムリーな安全情報の発信を行うとともに、当地の警察や治安機関との協力体制を密にし皆様が安心して生活できる様に安全対策の拡充を続けて参ります。情報発信の重要なツールであるホームページでは皆様にお役立て頂ける情報を、分かり易くお伝えすべく努めて参ります。お気づきの点がございましたら、ご遠慮なく当館までご連絡下さい。そして、赴任当初から継続してる「デトロイト総領事便り」も昨年末までに200話を越えました。こちらもホームページと併せてご覧頂ければと思います。

  今年もミシガン州及びオハイオ州の米国人及び地域の方々に対しては、日本が信頼できる真のパートナーであること、そして、在留邦人の皆様に対しては頼りになる存在であることを目指して館員一同尽力する所存ですので、宜しくお願い致します。今年一年の皆様のご活躍とご多幸を心より祈念申し上げます。