<!--:en-->デトロイトりんご会補習授業校 村井龍三校長先生<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会補習授業校 村井龍三校長先生<!--:-->

あけましておめでとうございます。

  皆様におかれましては、2015年の初春をつつがなく、お迎えになられたことお喜び申し上げます。最初に、本校の紹介を簡単にさせて戴きますと、本校は、外務省や文部科学省、海外子女教育振興財団の援助を受けられる在籍園児児童生徒数が900人を超える大規模補習校です。教育の目的は、文部科学省の学習指導要領や幼稚園教育要領が示す教育課程をもとに、意欲あるすべての園児・児童生徒へ学習機会を与えることです。

今年4月から、小学校の教科書が改訂されますが、学習指導要領では、引き続き、児童生徒の「生きる力」をよりいっそう育むことを目指しており、「生きる力」を知・徳・体のバランスのとれた力と定義しています。本校では、この「生きる力」を育むためには、異なる文化の中で育ってきた人々との出会いを大切にし、学習の素地ともなる国語(日本語)の能力を維持向上させ、自ら学ぶ意欲や問題解決能力の育成が重要と考えています。

  一方、最近のグローバルな国際情勢のなかで、これから社会に出ていく未来ある園児・児童生徒に対し、どのような教育の視点が必要なのか、本校も在外教育施設として、その一端を担う以上、その時々の社会が学校教育へ要請する問いに応えていく必要があります。

  2013年度当初、本校の設置目的に、従来の「学習指導要領に基づいた教育課程を補習する」だけでなく、「国際社会をリードできる人材を育成する教育を提供する」という文言を追加し、2014年度当初には、子ども達の発達段階と国際人材育成に向けた①主として自分自身に係る資質や能力 ②主として相手と関わるための資質や能力 ③主として共生社会に適する資質や能力の3つの側面から、私たちが期待する“めざす児童生徒像”を決めました。尚、幼児期は、身近な他者である家族や友達と関わる体験活動をもつことで、社会性ひいては国際性を身に付ける基礎を築いていくことから、幼稚園のめざす子ども像を「自立」と「他者とのかかわり」の2つの側面に焦点を当てたものとしました。

1)生徒像(高校卒業時点)

  • 高い志を持ち、その実現に向け、多文化・多言語社会の中で変化を恐れず行動できる生徒
  • 多様性に対する包容力を持ち、チームの可能性を引き出せる生徒
  • 自国および他国の文化を体験を通して理解し、国際的な視野で社会に貢献できる生徒

2)児童像(小学校卒業時点)

  • 向上心を持ち、自分の目標に向かって挑戦する児童
  • 相手の考えを尊重し、協力し合える児童
  • 互いの文化を大切にし、広い視野で物事を考えられる児童

3)園児像(幼稚園卒園時点)

  • 自分の気持ちを言葉で伝え、身の回りのことを進んでやろうとする子ども

(「じぶんでいおう、じぶんでやろう」)

  • 世界中の友達を大切にし、仲良く遊べる子ども(「せかいのみんなとともだちになろう」)