<!--:en-->伝統武術を日本語で指導 系東館道場ノースビル教室の紹介<!--:--><!--:ja-->伝統武術を日本語で指導 系東館道場ノースビル教室の紹介<!--:--> 3

  系東館(けいとうかん)はミシガンで生まれた道場で、空手道、合気道、護身術、古武術を含む日本の伝統武術を総合的に指導している。1974年に、武道家でありカイロプラクターでもあるドクター・アイエロが設立し、全米のみならず海外にも広がっている。デトロイト周辺には3箇所の教室があり、ノースビル教室は、「日本語で習えるところがあったら・・・」との要望に応えて開設。子ども(5~12才)とその保護者を対象に日本語で指導を進めている。毎週土曜日(*8月を除く)、ノースビル市のレクリエーション施設の一角で、稽古が行なわれている。

   この教室では、空手道を中心にした様々な動きを通して運動能力を高めることをめざし、‘争う’ような稽古は一切しない。試合もしないと言う。指導に当たっている米田昇平三段は「子供たちには、勝ち負けを争うスポーツとしてではなく、武道を‘お稽古’として学んで欲しいと思ってます。日本の‘お稽古事’は、先生、仲間、友達への尊敬や配慮、礼儀や作法などを通して人との交わりを習います。そのようなことを体験して欲しいと願っています」と話す。「体感して身につくこともたくさんあります。挨拶、返事、掃除など、気持ち良いと感じて、稽古の場を離れても自らするようになる」と加える。

   武道の根幹にあるのは‘和’。相手を倒すことではなく、争わない選択をすることを目ざし、心を強くする訓練の過程を重んじている。現代社会においては、護身術とは、暴力から身を守る以上に、怪我や病気から身を守ることにあると言えるとも語る。武道稽古を通して理にかなった体の動かし方、呼吸法を学ぶことで健康な体が養える。また、武道で得られる強さとは、目に見えない攻撃=突発的に投げかけられた問題にも動じずに対処できる力である。「何があっても自分でいられる」という言葉が心に響いた。

  指導には、米田昇平三段、そして保護者としてクラスをとり始め習い続けてきた西井雄紀初段があたっている。各人、仕事で忙しく動きまわる傍ら、熱意をもってボランティアで指導にあたっている。また、系東館館長であるドクター・アイエロによる直接指導も行われている。

 系東館館長ドクター・アイエロは、剣聖・山岡鉄舟の研究家でもあり、大の親日家。武道に関する本の執筆や、アメリカ国内外で日本の文化や仏教に関する講演を数々行なっている。2007年に制作・放映されたNHKの特別番組『五木寛之21世紀仏教への旅』に、五木寛之氏との対談で出演している。「日本の心は日本語で教えなければ。」と語り、日本語で武術の神髄を手ほどきする同教室の意義を強調する。

  ノースビル教室は現在15人ほどの生徒数。年齢を越えて規律正しい中にも和気あいあいと稽古に励んでいる。

  一般的に、海外で育つ子供たちはルーツを見失いがちでアイデンティティを確立しにくいと言われる。まずは、日本の伝統の一端を覗きに道場を訪れてみてはいかがだろう。

 ◇ノースビル教室   ★常時入会が可能

  土曜日(8月を除く) 5:00 – 6:00PM

  開催場所:Northville Park and Rec Center  (Eight MileとCenter Driveの南西の角)

  問い合わせは E-mail: keitokanyoneda@gmail.com or 248-495-2238

◇系東館のホームページ:

  http://sites.google.com/a/zenshoanusa.org/shitokan/

  系東館(けいとうかん)はミシガンで生まれた道場で、空手道、合気道、護身術、古武術を含む日本の伝統武術を総合的に指導している。1974年に、武道家でありカイロプラクターでもあるドクター・アイエロが設立し、全米のみならず海外にも広がっている。デトロイト周辺には3箇所の教室があり、ノースビル教室は、「日本語で習えるところがあったら・・・」との要望に応えて開設。子ども(5~12才)とその保護者を対象に日本語で指導を進めている。毎週土曜日(*8月を除く)、ノースビル市のレクリエーション施設の一角で、稽古が行なわれている。

   この教室では、空手道を中心にした様々な動きを通して運動能力を高めることをめざし、‘争う’ような稽古は一切しない。試合もしないと言う。指導に当たっている米田昇平三段は「子供たちには、勝ち負けを争うスポーツとしてではなく、武道を‘お稽古’として学んで欲しいと思ってます。日本の‘お稽古事’は、先生、仲間、友達への尊敬や配慮、礼儀や作法などを通して人との交わりを習います。そのようなことを体験して欲しいと願っています」と話す。「体感して身につくこともたくさんあります。挨拶、返事、掃除など、気持ち良いと感じて、稽古の場を離れても自らするようになる」と加える。

   武道の根幹にあるのは‘和’。相手を倒すことではなく、争わない選択をすることを目ざし、心を強くする訓練の過程を重んじている。現代社会においては、護身術とは、暴力から身を守る以上に、怪我や病気から身を守ることにあると言えるとも語る。武道稽古を通して理にかなった体の動かし方、呼吸法を学ぶことで健康な体が養える。また、武道で得られる強さとは、目に見えない攻撃=突発的に投げかけられた問題にも動じずに対処できる力である。「何があっても自分でいられる」という言葉が心に響いた。

  指導には、米田昇平三段、そして保護者としてクラスをとり始め習い続けてきた西井雄紀初段があたっている。各人、仕事で忙しく動きまわる傍ら、熱意をもってボランティアで指導にあたっている。また、系東館館長であるドクター・アイエロによる直接指導も行われている。

 系東館館長ドクター・アイエロは、剣聖・山岡鉄舟の研究家でもあり、大の親日家。武道に関する本の執筆や、アメリカ国内外で日本の文化や仏教に関する講演を数々行なっている。2007年に制作・放映されたNHKの特別番組『五木寛之21世紀仏教への旅』に、五木寛之氏との対談で出演している。「日本の心は日本語で教えなければ。」と語り、日本語で武術の神髄を手ほどきする同教室の意義を強調する。

  ノースビル教室は現在15人ほどの生徒数。年齢を越えて規律正しい中にも和気あいあいと稽古に励んでいる。

  一般的に、海外で育つ子供たちはルーツを見失いがちでアイデンティティを確立しにくいと言われる。まずは、日本の伝統の一端を覗きに道場を訪れてみてはいかがだろう。

 ◇ノースビル教室   ★常時入会が可能

  土曜日(8月を除く) 5:00 – 6:00PM

  開催場所:Northville Park and Rec Center  (Eight MileとCenter Driveの南西の角)

  問い合わせは E-mail: keitokanyoneda@gmail.com or 248-495-2238

◇系東館のホームページ:

  http://sites.google.com/a/zenshoanusa.org/shitokan/

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