<!--:en-->GM テックセンター近くの本格的ブリューワリー<!--:--><!--:ja-->GM テックセンター近くの本格的ブリューワリー<!--:--> 3

Warren市はミシガン州で3番目に大きい市で、GMのテクニカルセンターがある。GM Tech Center は、Van Dyke Ave.とMound Rdの間の12Mile Rd と13 Mile Rdの大区画を占めていて、Mound Rd沿いに立ち並ぶ Ford や Chrysler の工場施設の中の中心的な存在だ。

この Warren の開基の場所、GMのテクニカルセンター近くのMound RdとChicago Rdに

玄人(くろうと)好みのブリューワリーがある。Kuhnhenn Brewing Co.。人生の転機というものを最大限生かして今を楽しんでいるbrew guy(ビールを造る人)の話はビールをいっそうおいしく感じさせた。

朝起きたら仕事に行きたくないと思う人は多いかもしれない。でも自分はそんなふうに思わない。ビールを造ることを自分自身今楽しんでいる。ここに1時間かけてたった1杯のビールをのみに来てくれる人もいる。この業界に入ったのは12年前。レイオフ、と言う仕事上の転機が訪れ、この産業に足を踏み入れた。近くのブリューワリーで修行し、今ここでビールを作っているんだ。

Kuhnhennのビールのラインナップは16から28種類なのは驚異的な数字だ。1回に作る量はたったの8バレル(1バレル=31ガロン)。だから、うちのビールはいつも新鮮、という。サーバーから注がれたビールを半分以上のみ干しても、グラスに残っている白い泡の後は他のどのブリューワリーよりもしっかりしている。

“Separate yourself”, “Distinct personality”

玄人好みのここでのお勧めは、何と言ってもIPA。IPAはビールの中でももっともフルーティーな風味のビールで、苦味でなかなかなじめない人もいるだろう。まずIPAの中のFluffer (ABV. 4.5%) は気軽に楽しんでもらいたい、というコンセプトでホップの量を少なめにしている。その分フルーティーさが強くないが、日本の大手ビールのような味わいだ。伝統的なスタイルのAmerican IPA(ABV. 6.5%)は琥珀色。ビールのスタイルや材料の組み合わせはそれぞれのブリューワリーが独自に作っているのではなく、BJCP(Beer Judge Certification Program)のガイドラインで決められている。これによりAmerican IPAはアンバーと呼ばれる琥珀色。これでは物足りない人にはDripa (ABV. 9.5%)。ややゴールデンカラーのこのIPAはホップの風味が芳醇。さらにここではもっとすごいIPAがある。Tripa(ABV. 12.25%)。

ABV.の数字だけ見ても尻込みしてしまう。ラインナップの中でもほかに異色なのは、Imperial Crème Bule Java stout (ABV. 8.5)。コーヒー風味のスタウト・ビール。これもかなり苦味と濃厚な質量感が口の中に広がるので、ビールの形式を超えて試してみたいものだ。

ミシガンには多くのブリューワリーがあるけれど、互いに競合しあうのではなく、それぞれの特徴を出していき、お互いを助け合っているんだ。“separate yourself”, “distinct personality”。

Kuhnhennでは11月中旬に、ビールの中でのもっとも最高級品と呼ばれるRaspberry Eisbockを季節限定発売予定。Eisbockとは発酵過程でビールを凍らせ水分を抜き取る工程を踏んだビールで、水分が減った分高アルコール度になる。12オンス瓶入りで一本$30の予定。

一つのビールを作り上げるこの工程にこめられたブリューワリーの人生観めいたものが光る。Kuhnhennでは各種の食べ物も楽しめるが、サーバー周囲のバーシートでじっくりとバラエティーを楽しみたい本格的なブリューワリーだ。

Kuhnhenn Brewing Co. 

5919 Chicago Rd, Warren, MI 48092

【電話番号】T: 586-979-8361
【ウェブサイト】http://www.kbrewery.com/