<!--:en-->JSD Women's Club Japan Festival 2014<!--:--><!--:ja-->JSDウィメンズクラブ・JBSD文化部会共催Japan Festival 2014<!--:--> 15

 去る10月6日(日)、JSDウィメンズクラブとJBSD(デトロイト日本商工会)文化部会の共催による毎年恒例の日本まつりがノバイ市のハイスクールを会場に開催された。当日は、肌寒いながらもまずまずの天気、1時から4時までの開催時間を通して大勢の人で溢れた。

  この日本まつりは当地の日米協会ならびに、ミシガン州と姉妹県州を提携している滋賀県が協賛。さらにノバイ市、ノバイ学校区、在デトロイト日本総領事館が協力して開催されている。

   アメリカ人や他の文化背景を持つ人たちへの文化紹介と交流を主目的に日本文化紹介の展示や実演などが行われており、訪問者は日本人以外の人が多いのが特徴。もちろん周辺の日本人が楽しむ場にもなっており、秋の行事として定着している。パフォーマンスは隔年で講堂と体育館の交互で行われ、今年は体育館に櫓(やぐら)が組まれ、盆踊りの他、日本の芸能や武道の紹介が行われた。ウィメンズクラブの女性たちや、男性の粋なゆかた姿、そして幼児や女学生の愛らしいゆかた姿が会場にお祭りムードと彩を与えていた。

  総領事館は、日本を紹介する展示やビデオ上映の他、領事窓口も設置。また、JET(Japan Exchange and Teaching Programme)参加者による“日本の写真展・コンクール”も行われ、アメリカ人の目と心を惹きつけた日本の良さを伝えていた。

  オープニングのセレモニーでは、JBSD文化部会長による開会の辞に続き、在デトロイト日本国総領事館の片山和之総領事、ノバイ市長並びに教育委員長による開会の挨拶が述べられ、それぞれに、このイベントの開催と日米の文化交流と友好親善を祝福する言葉を伝えた。

  アトリウムと呼ばれる広々としたオープンスペースには日本の文化紹介として、茶の湯実演や、書道体験のコーナーが設けられ、日本人女性たちによる体験ワークショップが提供された。異文化を実際に体験して心から楽しむ多くの人々の姿があった。茶の湯実演には、当地で活動する裏千家・表千家・石州流、3つの流派の方々が手を携えて、お点前に英語の説明を添えて紹介したうえ、何十もの器で薄茶をたててお菓子とともに観客に振舞った。合わせて6回の実演が行なわれ、どの回も高い関心を集めていた。書道コーナーでは、ボランティアスタッフによる丁寧な指導を受けて、お手本を見ながら真剣に筆を進める姿があった。生け花インターナショナルの提供による展示テーブルには、秋らしい草花をアレンジした作品が並び、会場に文字通り華を添えていた。

  例年、大行列ができる“割りばし鉄砲”のコーナーも今年はこの広いアトリウムスペースに移され、器用さと時間が要される割りばし鉄砲づくりと射的ゲームに、子供を中心に大人も熱中していた。

  滋賀県によるブースを始め、デトロイトりんご会補習授業校による講師募集PRも兼ねた日本の学校紹介の他、日本生まれの商標デザインのタオル帽子を作製して癌患者などに寄贈する活動をしている「ミシガン・タオル帽子の会」もブースを出し活動内容や作り方を説明していた。

  金魚すくいや輪投げなどの日本の縁日遊びの体験コーナーも例年にも勝る人気を博し、長蛇の列にもめげず大盛況をみせていた。日本食コーナーにも長い列ができた。

 今年のスペシャルは、カーレースNASCAR唯一の日本人ドライバーである尾形明紀選手が、拠点にしているノースカロライナから遠路はるばるレースカーを運んで駆けつけ、記念撮影とサイン会のみならず、本物のレースカーの運転席に乗せてくれるという、得難い機会を提供した。子供以上に感激をあらわにして車に乗り込む男性が多く、熱狂的な車好きが当地に集まっていることが窺えた。

  体育館でのパフォーマンスは、日本で活動している女性奏者による大太鼓のソロ演奏の迫力ある轟きで幕開け。ノバイ市に拠点を構える『五大湖太鼓センター』との縁で、この友情出演が実現した。続いて同太鼓センターの生徒たちによる躍動的な演奏が会場に響き、祭りムードが高まった。ゆかた姿のアメリカ人女性が全体司会を務め、着々とプログラムが進められた。盆踊りでは参加者を募り、お手本となる女性たちの動きに倣って、日本人の子供やアメリカ人が一生懸命にチャレンジ。さらに、ミシガン西部を拠点にしている沖縄県人会

『ちむぐくる(楽しみたい)会』による「エイサー」、ミシガン大学の日本学生会によるオリジナル版「よさこいソーラン節」の踊りが続いた。当地に長く暮らす日系女性から、ミシガンで日本がらみの芸能を鑑賞できた喜びが寄せられた。ミシガン大学日本学生会メンバーの大半は非日本人。日本人として心より感謝したい。

   武道実演は、少林寺拳法アナーバー支部ならびにデトロイト剣道場により、説明を加えながら、形の実演や練習方法なとが披露された。少人数での実演ながらも、鋭い気迫が体育館を包んだ。

  2回目の盆踊りと和太鼓演奏の後、最後のパフォーマンスは「恋するフォーチュンクッキー」のダンス。これは、ご存知の方も多いだろうが、日本のアイドルグループ・AKB48の曲で、AKB48以外の人々(学校や会社、地方公共団体によるものも多数)が同じ振り付けで踊った動画が You Tubeや Face Bookに公開され、日本全国や世界各地に旋風を起こし話題となった。ちなみに、デトロイト日本人コミュニティからデトロイト再興へのエールとして“デトロイトver.”も製作された。デトロイターと日本人コミュニティの多数グループや個人がデトロイトの様々なランドマークで¬踊っているので必見!!

  コミュニティの結束とエールの気持ちを表す元気なダンスで今年の日本まつりは終焉を迎えた。絆や前向きな意欲が強く感じられるイベントであった。