<!--:en-->JBSDスポーツ部会主催 23回親善ソフトボール大会<!--:--><!--:ja-->JBSDスポーツ部会主催 23回親善ソフトボール大会<!--:--> 6

 JBSD(デトロイト日本商工会)スポーツ部会主催によるソフトボール大会が9月7日と16日、2日にわたってノバイ市のリクレーションセンターにて開催された。16日の朝方は冷え込み、午後になっても雲が日差しを遮る時もあったが、両日ともに快適なスポーツ日和に恵まれた。

  今回は昨年よりも6チーム多い37チームの応募があり、調整を経て36チームでのトーナメントが組まれた。その為、2日目に3回戦(ベスト8決定試合)の半分を持ち越して消化。大規模かつ長丁場な大会となった。

  例年常連チームが多いが、駐在者の帰任によるメンバーの入れ代わりや急な出張のための欠場が稀ではなく、強さに動きがある。大会は10人制のトーナメント式で、5イニング戦または規定の時間終了までの勝負。通常より少ないイニングと時間制限も勝敗の行方を流動的にする要素となる。

 開会の辞、トロフィー返還とルール説明が行われた開会式に続いて第1戦がスタート。

 昨年優勝のTBA(Toyota Boshoku America)が順当に初めの駒を進めた一方、昨年2位の TEMA TTC(Toyota Motor Engineering and Manufacturing North America, Inc)は、初戦で無失点のうえ20点差をつけて勝ち上がってきたBOMBERS (Japan Auto Business Consulting,LLC)の勢いの前に得点することができず敗退。BOMBERSは次の対戦にも勝ち抜き、ベスト8入りを決めた。余裕の進撃に見えたTBAは第2戦でYazaki Arrows(Yazaki North America)阻まれ、ここで無念の敗退となり、他のチーム選手や応援団にとっては予想の立たない面白い展開となった。昨年3位となったソフトボール同好会チーム桜組(SAKURA-GUMI SOFTBALL CLUB)は、初戦は1点差というきわどい勝ち抜きだったが、同点ゲームセットの末にコイントスで幸運を味方につけて進出してきたパワーアップルズ(デトロイト補習授業校)相手に得点を許さず21点もの大差をつけてベスト8の座を確保した。昨年4位の同好会チームSamurai Detroitを負かしたThree diamonds (Mitsubishi Erectric Automotive America, Inc)が次の試合も相手の攻撃を抑え確実に点数を取りベスト8入りを果たした。

   2日目は朝9時から残りのベスト8決定試合が4つのコートで進行。TG Tigers/TG Trefuerza (Toyoda Gosei North America)が攻守に冴えと粘りのあるプレーを展開し21点の差をつけて躍進したほか、以下のチームが奮闘してベスト8に進出した。

 準々決勝となるベスト8の対戦では、快打やホームランが続出する一方、守備でも絶妙なプレーが多く、いずれの試合も盛り上がりを見せた。相手チームの好プレーにも拍手を送る光景も見られ、熱いながらも和やかな大会となっていた。自分たちを打倒したチームが次の試合で弱くては無念との思いからか、その相手チームに声援を送る姿もあり、スポーツを通した親睦イベントの良さが感じられた。

 優勝決定戦は、躍進劇を展開したTG Tigers/TG Trefuerzaと、こちらも力を発揮して勝ち進んできた桜組の対決。2001年の優勝以来13年ぶりの決勝戦進出となり、嬉々としてやる気満々な桜組が1回の表からのびのびとした動きで攻守ともにナイスプレーを披露した。TG Tigers/TG Trefuerzaの先攻でスタートしたゲームは、桜組が敵の快打を手堅くキャッチしてアウトに抑え、ランナーも止めて、得点にならず。一方桜組の攻撃では1人目から大きな当たりを出し、続くバッターたちも鋭く当てて2点を先取した。2回表も無失点で抑えた桜組の攻撃。「行ける!」の声が飛び、打線はパワー炸裂。かなりの当たりを出しても点に結びつかず焦りのせいか生じた相手の守備ミスに対して、大胆なほど思い切りよくランナーが走って点数を重ねた。次々に選手がホームに戻り、押せ押せムードのまま8点を獲得し、がぜん優位に立った。その後も堅い守備とチームワークで好ゲームを続け、4回と5回で起死回生とばかり粘り強く攻め続けたTG Tigers/TG Trefuerzaを見事に抑えきり勝利を収めた。

 桜組は、今回で23回目を迎えたソフトボール大会に、初回から出場してきたメンバーをはじめ、別チームを含めて何回も出場してきた選手が多い。13年ぶりの優勝の喜びは大きい。2001年に優勝した時にピッチャーだった藤森氏は「今回、やっとです」と安堵と喜びを交え笑顔を輝かせた。藤森氏は他州に移転していた時期もあったが、「戻れる古巣があって、運動ができるのが良い」と話す。2006年からチームに入り、現監督を務める遠藤氏は「久しぶりの優勝で嬉しいです。日本に帰られた先輩方にも良いプレゼントができたのでは」と喜びのコメントを寄せてくれた。

  決勝戦と同時に行われた3位決定戦の勝者はFC チョットチョット。補習校サッカースクールのコーチたちが集結したチームで、集まって練習したのは3回だけとの話。野球経験者も多く、本業(?)がサッカーとあり、「走りが良いチームです」と勝因を語った。

  表彰式では、上位4位のチームに賞状と副賞が贈られ、優勝チームには歴代の優勝チーム名が刻まれた歴史ある優勝カップが渡され、拍手で幕が閉じられた。

 

  ベスト8 (登録番号順)

  • Yazaki Arrows(Yazaki North America)
  • NISCO(Nishikawa of America)
  • 桜組(SAKURA-GUMI SOFTBALL CLUB)
  • Mitsumi Muskrats (PLANTE MORAN)
  • BOMBERS (Japan Auto Business Consulting,LLC)
  • FC チョットチョット (補習校サッカースクールコーチ)
  • Three diamonds (Mitsubishi Erectric Automotive America, Inc)
  • TG Tigers/TG Trefuerza (Toyoda Gosei North America)

決勝戦

1 2 3 4 5

合計

TG Tigers/TG Trefuerza

0 0 0 1 1 2

桜組

2 8 4 4 / 18

 JBSD(デトロイト日本商工会)スポーツ部会主催によるソフトボール大会が9月7日と16日、2日にわたってノバイ市のリクレーションセンターにて開催された。16日の朝方は冷え込み、午後になっても雲が日差しを遮る時もあったが、両日ともに快適なスポーツ日和に恵まれた。

  今回は昨年よりも6チーム多い37チームの応募があり、調整を経て36チームでのトーナメントが組まれた。その為、2日目に3回戦(ベスト8決定試合)の半分を持ち越して消化。大規模かつ長丁場な大会となった。

  例年常連チームが多いが、駐在者の帰任によるメンバーの入れ代わりや急な出張のための欠場が稀ではなく、強さに動きがある。大会は10人制のトーナメント式で、5イニング戦または規定の時間終了までの勝負。通常より少ないイニングと時間制限も勝敗の行方を流動的にする要素となる。

 開会の辞、トロフィー返還とルール説明が行われた開会式に続いて第1戦がスタート。

 昨年優勝のTBA(Toyota Boshoku America)が順当に初めの駒を進めた一方、昨年2位の TEMA TTC(Toyota Motor Engineering and Manufacturing North America, Inc)は、初戦で無失点のうえ20点差をつけて勝ち上がってきたBOMBERS (Japan Auto Business Consulting,LLC)の勢いの前に得点することができず敗退。BOMBERSは次の対戦にも勝ち抜き、ベスト8入りを決めた。余裕の進撃に見えたTBAは第2戦でYazaki Arrows(Yazaki North America)阻まれ、ここで無念の敗退となり、他のチーム選手や応援団にとっては予想の立たない面白い展開となった。昨年3位となったソフトボール同好会チーム桜組(SAKURA-GUMI SOFTBALL CLUB)は、初戦は1点差というきわどい勝ち抜きだったが、同点ゲームセットの末にコイントスで幸運を味方につけて進出してきたパワーアップルズ(デトロイト補習授業校)相手に得点を許さず21点もの大差をつけてベスト8の座を確保した。昨年4位の同好会チームSamurai Detroitを負かしたThree diamonds (Mitsubishi Erectric Automotive America, Inc)が次の試合も相手の攻撃を抑え確実に点数を取りベスト8入りを果たした。

   2日目は朝9時から残りのベスト8決定試合が4つのコートで進行。TG Tigers/TG Trefuerza (Toyoda Gosei North America)が攻守に冴えと粘りのあるプレーを展開し21点の差をつけて躍進したほか、以下のチームが奮闘してベスト8に進出した。

 準々決勝となるベスト8の対戦では、快打やホームランが続出する一方、守備でも絶妙なプレーが多く、いずれの試合も盛り上がりを見せた。相手チームの好プレーにも拍手を送る光景も見られ、熱いながらも和やかな大会となっていた。自分たちを打倒したチームが次の試合で弱くては無念との思いからか、その相手チームに声援を送る姿もあり、スポーツを通した親睦イベントの良さが感じられた。

 優勝決定戦は、躍進劇を展開したTG Tigers/TG Trefuerzaと、こちらも力を発揮して勝ち進んできた桜組の対決。2001年の優勝以来13年ぶりの決勝戦進出となり、嬉々としてやる気満々な桜組が1回の表からのびのびとした動きで攻守ともにナイスプレーを披露した。TG Tigers/TG Trefuerzaの先攻でスタートしたゲームは、桜組が敵の快打を手堅くキャッチしてアウトに抑え、ランナーも止めて、得点にならず。一方桜組の攻撃では1人目から大きな当たりを出し、続くバッターたちも鋭く当てて2点を先取した。2回表も無失点で抑えた桜組の攻撃。「行ける!」の声が飛び、打線はパワー炸裂。かなりの当たりを出しても点に結びつかず焦りのせいか生じた相手の守備ミスに対して、大胆なほど思い切りよくランナーが走って点数を重ねた。次々に選手がホームに戻り、押せ押せムードのまま8点を獲得し、がぜん優位に立った。その後も堅い守備とチームワークで好ゲームを続け、4回と5回で起死回生とばかり粘り強く攻め続けたTG Tigers/TG Trefuerzaを見事に抑えきり勝利を収めた。

 桜組は、今回で23回目を迎えたソフトボール大会に、初回から出場してきたメンバーをはじめ、別チームを含めて何回も出場してきた選手が多い。13年ぶりの優勝の喜びは大きい。2001年に優勝した時にピッチャーだった藤森氏は「今回、やっとです」と安堵と喜びを交え笑顔を輝かせた。藤森氏は他州に移転していた時期もあったが、「戻れる古巣があって、運動ができるのが良い」と話す。2006年からチームに入り、現監督を務める遠藤氏は「久しぶりの優勝で嬉しいです。日本に帰られた先輩方にも良いプレゼントができたのでは」と喜びのコメントを寄せてくれた。

  決勝戦と同時に行われた3位決定戦の勝者はFC チョットチョット。補習校サッカースクールのコーチたちが集結したチームで、集まって練習したのは3回だけとの話。野球経験者も多く、本業(?)がサッカーとあり、「走りが良いチームです」と勝因を語った。

  表彰式では、上位4位のチームに賞状と副賞が贈られ、優勝チームには歴代の優勝チーム名が刻まれた歴史ある優勝カップが渡され、拍手で幕が閉じられた。

 

  ベスト8 (登録番号順)

  • Yazaki Arrows(Yazaki North America)
  • NISCO(Nishikawa of America)
  • 桜組(SAKURA-GUMI SOFTBALL CLUB)
  • Mitsumi Muskrats (PLANTE MORAN)
  • BOMBERS (Japan Auto Business Consulting,LLC)
  • FC チョットチョット (補習校サッカースクールコーチ)
  • Three diamonds (Mitsubishi Erectric Automotive America, Inc)
  • TG Tigers/TG Trefuerza (Toyoda Gosei North America)

決勝戦

1 2 3 4 5

合計

TG Tigers/TG Trefuerza

0 0 0 1 1 2

桜組

2 8 4 4 / 18

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