
2014年度のJBSD基金スカラシップ(奨学金)受賞者の招待昼食会が6月6日(金)に開催された。
同基金の奨学金制度は、1998年にJBSD(デトロイト日本商工会)の25周年記念事業の一環として発足し、高校生
並びに大学生向けに日本留学プログラムを支援してきている。大学生の部は、JCMU (Japan Center for Michigan Universities: ミシガン州立大学連合日本センター)プログラムに対する支援で、ミシガンの州立大学15校に在籍する学生を中心に、滋賀県彦根市にあるJCMU日本センターに、1年あるいは半年の留学を提供。高校生の部は、YFU(Youth For Understanding)プログラムの支援で、高校生を海外にホームステイ留学させるものである。このプログラムは、1951年にドイツの高校生をミシガンに留学させるプログラムとして発足したが、1957年にはミシガンー日本間での高校生交換留学プログラムが立ち上がった。
留学体験を通じて日本の理解者となる若者を1人でも多く日本に派遣するために、JBSD基金では、会員からの寄付や、毎年8月に開催しているFund Raise Golf Outingの収益金の中から、奨学金を拠出している。
昨年の参加者も駆けつけたこの日は歓談の後、加藤JBSD基金理事長より挨拶がなされ、自身の若い時の渡航を顧みて「若いときに得て真の友情は人生の宝である」とのメッセージが伝えられたほか、受賞者に対して「日本の文化を知って欲しい」との願いを添え、祝福の言葉が送られた。
続いて、在デトロイト日本国総領事館の野田首席領事より祝福の言葉とともに、ミシガン州と姉妹研修である滋賀県との交流、ならびに、世界のニュースとして、韓国の米国からのカムリ車輸入の話題、PTTやパナマ運河についてなど広い世の中に目を向けるような話題を提供し、壮行の贐が言葉が届けられた。
歓談を交えた昼食後、受賞者全員からのスピーチの時間が設けられ、各自、喜びや抱負を語った。
「日本行は小さい頃からの念願」「人生を大きく変える機会になるだろう」と、一番手でスピーチを飾った高校生が述べた。秋からの進学が決まっている大学(ミシガン州立大学)でも日本語を学び続けるつもりだと語り、決して物見遊山の旅行として考えてはいないことが伝わってきた。経験者のアドバイスとして、高校生活や余暇に楽しんだカラオケの話が紹介され、「異文化にできるだけ触れて欲しい」との先輩らしいエールに対し、明るい表情で頷く受賞者や家族らの姿があった。
今回参加の受賞大学生4名のうち2人が日本人の祖母や日本育ちの祖母を持つ学生で、日本の文化を知り今後のキャリアに生かしたいという高い意欲を表明した。大学の留学経験者は、関心のあるビデオミュージック制作分野の日本のユニークさや最先端のレベルに感銘し、また各地を旅行して収穫を得たことを話した後、「したことのない経験を通して強くなる」「ステレオタイプにとらわないように」と具体的な助言を与えた。、
JCMU(ミシガン州立大学連合日本センター)の担当責任者は、「留学は本人だけではなく、家族そして国交も変容する」と意義を指摘。また、帰還者は日本と強いコネクションを持ち続けていることにも言及した。
今年の参加者も日本の文化や人々に対して良い印象を得て帰還し、その後の人生に生かしていくことを期待したい。
2014年度のJBSD基金スカラシップ(奨学金)受賞者の招待昼食会が6月6日(金)に開催された。
同基金の奨学金制度は、1998年にJBSD(デトロイト日本商工会)の25周年記念事業の一環として発足し、高校生
並びに大学生向けに日本留学プログラムを支援してきている。大学生の部は、JCMU (Japan Center for Michigan Universities: ミシガン州立大学連合日本センター)プログラムに対する支援で、ミシガンの州立大学15校に在籍する学生を中心に、滋賀県彦根市にあるJCMU日本センターに、1年あるいは半年の留学を提供。高校生の部は、YFU(Youth For Understanding)プログラムの支援で、高校生を海外にホームステイ留学させるものである。このプログラムは、1951年にドイツの高校生をミシガンに留学させるプログラムとして発足したが、1957年にはミシガンー日本間での高校生交換留学プログラムが立ち上がった。
留学体験を通じて日本の理解者となる若者を1人でも多く日本に派遣するために、JBSD基金では、会員からの寄付や、毎年8月に開催しているFund Raise Golf Outingの収益金の中から、奨学金を拠出している。
昨年の参加者も駆けつけたこの日は歓談の後、加藤JBSD基金理事長より挨拶がなされ、自身の若い時の渡航を顧みて「若いときに得て真の友情は人生の宝である」とのメッセージが伝えられたほか、受賞者に対して「日本の文化を知って欲しい」との願いを添え、祝福の言葉が送られた。
続いて、在デトロイト日本国総領事館の野田首席領事より祝福の言葉とともに、ミシガン州と姉妹研修である滋賀県との交流、ならびに、世界のニュースとして、韓国の米国からのカムリ車輸入の話題、PTTやパナマ運河についてなど広い世の中に目を向けるような話題を提供し、壮行の贐が言葉が届けられた。
歓談を交えた昼食後、受賞者全員からのスピーチの時間が設けられ、各自、喜びや抱負を語った。
「日本行は小さい頃からの念願」「人生を大きく変える機会になるだろう」と、一番手でスピーチを飾った高校生が述べた。秋からの進学が決まっている大学(ミシガン州立大学)でも日本語を学び続けるつもりだと語り、決して物見遊山の旅行として考えてはいないことが伝わってきた。経験者のアドバイスとして、高校生活や余暇に楽しんだカラオケの話が紹介され、「異文化にできるだけ触れて欲しい」との先輩らしいエールに対し、明るい表情で頷く受賞者や家族らの姿があった。
今回参加の受賞大学生4名のうち2人が日本人の祖母や日本育ちの祖母を持つ学生で、日本の文化を知り今後のキャリアに生かしたいという高い意欲を表明した。大学の留学経験者は、関心のあるビデオミュージック制作分野の日本のユニークさや最先端のレベルに感銘し、また各地を旅行して収穫を得たことを話した後、「したことのない経験を通して強くなる」「ステレオタイプにとらわないように」と具体的な助言を与えた。、
JCMU(ミシガン州立大学連合日本センター)の担当責任者は、「留学は本人だけではなく、家族そして国交も変容する」と意義を指摘。また、帰還者は日本と強いコネクションを持ち続けていることにも言及した。
今年の参加者も日本の文化や人々に対して良い印象を得て帰還し、その後の人生に生かしていくことを期待したい。