
プリンスエドワード島へのミシガンからのアクセス
観光名所については島(=州)の公式サイトなどで豊富な詳細情報を得ることができるので、弊紙では陸路でのアクセスを中心に紹介したい。
デトロイトからは2100km程の陸路で、マイアミまでより100㎞以上近い。飛行機であれば(直行便は無く、トロント経由などになるが)飛行時間計3時間半弱で小説の舞台に降り立つことができる。とはいえ、航空運賃は(特に観光シーズンには)お高く、マイアミ行の倍以上のケースが多い。車だと(渋滞が無ければ)21時間。ほぼ半分の距離にあたるモントリオールや、ケベックを観光しながら島に向かい、帰路はメイン州の海岸線を辿ってボストンに寄れば、多くの観光地を巡る充実したコースになる。
鉄道利用では、モントリオールからVIA鉄道の夜行でモンクトン(ニュー・ブランズウィック州)またはハリファックス(ノバ・スコシア州)で下車し、そこからレンタカーかバスで海を渡ることになる。技術の粋を集めた全長13kmにおよぶコンフェデレーション・ブリッジで、絶景を眺めながら島にアクセス。行きは橋をわたり、帰りはフェリー利用(逆もOK)という手段もある。どちらのルートでも橋とフェリーの利用料金(橋の通行料$45、フェリー$69~ :2014年現在)は離島の時だけ!! ハリファックスからは多数の業者がバンタイプのシャトルサービスを運行している。
モントリオールやケベックはフランス語圏で、道路標識もフランス語が主だが、プリンスエドワード島の公用語は英語! 「赤毛のアン」の大ファンであれば物語の舞台や作者モンゴメリーゆかりの地を巡るツアーで秘話など詳細を聴く方が有意義かと思うが、英語圏での気楽なドライブになるので、気に入ったスポットで気ままに過ごすためには車移動がお勧め。飛行機を利用したとしても、現地でレンタカーを手配すれば美食の地としても名高い島の味覚を提供するレストランへも自由に足を延ばすことができる。
抑えたい名所は、観光の拠点でギフト店やレストランや洒落た宿泊施設も多いシャーロットタウンの街、「赤毛のアン」の主舞台アボンリーのモデルとなった町でグリーンゲーブルスハウスがあるキャベンディッシュ、島の西側のノースケープ・コスタルドライブエリアなど。途中の小さな町や漁港、灯台などの観光名所も魅力ある。
ちなみに、「緑あふれる田園と青い海の風景」を島の魅力の一つに掲げているが、内陸の素朴な農家・果樹園風景はミシガンに似通っており、観光スポットになっている灯台と岬の眺めもミシガンとて引けを取らない景観。ミシガンの景色と大きく異なるのは島の特徴となっている土の赤さ、そしてシャーロットタウンなど古い街のヨーロッパ風な建物や、漁港に点在するカラフルな小屋など。観光業を妨害する気はないが、アンのファンでない方が期待を寄せてミシガンから遠路訪ねて「がっかり」という声を少なからず耳にしてきたことを記しておきたい。もちろん、ミュージアムや歴史遺産(カナダ独立の際、カナダ建国会議が開かれた地)の見学、民芸品の買い物など、見所や魅力は尽きない。筆者と同行した姉は「島の景色や豊かな時間を思い出すと幸せになる」と述懐するほど。筆者が訪れたのは10月初旬で、夏場のみ上演される『赤毛のアン』のミュージカルや一部のミュージアムは閉じてしまっていたが、観光客の喧騒が去り、街にも穏やかな雰囲気が漂っていた。日没の美しい砂丘や、趣のある灯台の岬も独占状態であった。この島は気候が穏やかなために紅葉はさほどではないが、モントリオール方面や道中の紅葉を味わいながら足を延ばすのも一案と言える。
プリンス・エドワード島州政府観光局のオフィシャル日本語サイト
http://www.tourismpei.com/jp
プリンスエドワード島へのミシガンからのアクセス
観光名所については島(=州)の公式サイトなどで豊富な詳細情報を得ることができるので、弊紙では陸路でのアクセスを中心に紹介したい。
デトロイトからは2100km程の陸路で、マイアミまでより100㎞以上近い。飛行機であれば(直行便は無く、トロント経由などになるが)飛行時間計3時間半弱で小説の舞台に降り立つことができる。とはいえ、航空運賃は(特に観光シーズンには)お高く、マイアミ行の倍以上のケースが多い。車だと(渋滞が無ければ)21時間。ほぼ半分の距離にあたるモントリオールや、ケベックを観光しながら島に向かい、帰路はメイン州の海岸線を辿ってボストンに寄れば、多くの観光地を巡る充実したコースになる。
鉄道利用では、モントリオールからVIA鉄道の夜行でモンクトン(ニュー・ブランズウィック州)またはハリファックス(ノバ・スコシア州)で下車し、そこからレンタカーかバスで海を渡ることになる。技術の粋を集めた全長13kmにおよぶコンフェデレーション・ブリッジで、絶景を眺めながら島にアクセス。行きは橋をわたり、帰りはフェリー利用(逆もOK)という手段もある。どちらのルートでも橋とフェリーの利用料金(橋の通行料$45、フェリー$69~ :2014年現在)は離島の時だけ!! ハリファックスからは多数の業者がバンタイプのシャトルサービスを運行している。
モントリオールやケベックはフランス語圏で、道路標識もフランス語が主だが、プリンスエドワード島の公用語は英語! 「赤毛のアン」の大ファンであれば物語の舞台や作者モンゴメリーゆかりの地を巡るツアーで秘話など詳細を聴く方が有意義かと思うが、英語圏での気楽なドライブになるので、気に入ったスポットで気ままに過ごすためには車移動がお勧め。飛行機を利用したとしても、現地でレンタカーを手配すれば美食の地としても名高い島の味覚を提供するレストランへも自由に足を延ばすことができる。
抑えたい名所は、観光の拠点でギフト店やレストランや洒落た宿泊施設も多いシャーロットタウンの街、「赤毛のアン」の主舞台アボンリーのモデルとなった町でグリーンゲーブルスハウスがあるキャベンディッシュ、島の西側のノースケープ・コスタルドライブエリアなど。途中の小さな町や漁港、灯台などの観光名所も魅力ある。
ちなみに、「緑あふれる田園と青い海の風景」を島の魅力の一つに掲げているが、内陸の素朴な農家・果樹園風景はミシガンに似通っており、観光スポットになっている灯台と岬の眺めもミシガンとて引けを取らない景観。ミシガンの景色と大きく異なるのは島の特徴となっている土の赤さ、そしてシャーロットタウンなど古い街のヨーロッパ風な建物や、漁港に点在するカラフルな小屋など。観光業を妨害する気はないが、アンのファンでない方が期待を寄せてミシガンから遠路訪ねて「がっかり」という声を少なからず耳にしてきたことを記しておきたい。もちろん、ミュージアムや歴史遺産(カナダ独立の際、カナダ建国会議が開かれた地)の見学、民芸品の買い物など、見所や魅力は尽きない。筆者と同行した姉は「島の景色や豊かな時間を思い出すと幸せになる」と述懐するほど。筆者が訪れたのは10月初旬で、夏場のみ上演される『赤毛のアン』のミュージカルや一部のミュージアムは閉じてしまっていたが、観光客の喧騒が去り、街にも穏やかな雰囲気が漂っていた。日没の美しい砂丘や、趣のある灯台の岬も独占状態であった。この島は気候が穏やかなために紅葉はさほどではないが、モントリオール方面や道中の紅葉を味わいながら足を延ばすのも一案と言える。
プリンス・エドワード島州政府観光局のオフィシャル日本語サイト
http://www.tourismpei.com/jp