
6月14日(土)、デトロイトりんご会補習授業校の運動会が開催された。中学生はクラス対抗の球技大会を午前中に行い午後から運動会に合流、高校生は運動会の競技の手伝いや模擬店、ゲームコーナーを担当しながら競技に出場するなど、学年によって参加形式の違いはあるものの、年齢差を越えた一大行事である。また多数の企業で構成されている運動会実行委員が会場設営や当日の用具準備などを担当して行われる当地日本人コミュニティーぐるみの重要イベントでもある。
今年の運動会は爽やかな快晴に恵まれ、溌剌とした演技や競技が繰り広げられた。
開会宣言に続く日米両国の国旗掲揚そして同校校歌斉唱の後、村井学校長の開会の挨拶に続き、在デトロイト日本国総領事館の片山総領事より「練習の成果を出し、競争、協力して良い思い出を作ってください」「皆さんが大きくなる頃には日本でオリンピックとパラリンピックが行なわれます。体と精神を鍛えて欲しい」と励ましの言葉が伝えられた。河西領事、植田JBSD事務局長、菅間JSDウィメンズクラブ会長も来賓として出席し児童生徒の奮闘を温かく見守った。同校が所在しているノバイ学校区の教育委員会委員長オコナー氏も開会式に列席した。
力強い選手宣誓の後、演技は「ラジオ体操」でスタート。保護者や来賓の方々も加わって日本の定番曲に合わせて体を解した。カリキュラムに体育の時間は組まれていない補習授業校のこと、年に一度のラジオ体操となる子供も多く、台上の模範演技を注視しながら行っている子供も多数みられた。
徒競走などの個人競技が行われた後、日本の伝統的な種目である「綱引き」「玉入れ」「騎馬戦」などの団体競技が続き、紅白対抗とあって他学年の応援も白熱していた。会場には「日本人がこれ程大勢いるのを初めてみた」という観戦者がいたほど多数の実行委員と保護者も温かい声援を送り、大いに盛り上がりをみせた。日本では「怪我が多く、“戦い色”のある騎馬戦は行わない」など、競技を制限する学校もあるというが、その「騎馬戦」も活発なゲーム展開を見せた。転倒や棒取り合戦で引き摺られている姿が見られたが、芝生が広がるグランドでは大きな怪我をした児童生徒が出ることなく、パワー溢れる競技が繰り広げられた。
幼稚園児と保護者による親子ダンスは毎年演目を替えているが、今年は「恋するフォーチュンクッキー」が選ばれた。この曲はアイドルグループAKB48の持ち歌であるが、仲間や社員で踊った動画が多数アップロードされ話題を呼んでいる。当地でも、JSDウィメンズ・クラブ名誉会長を務める片山領事夫人の発案で、「元気なデトロイトの発信を目的として有志で『恋するフォーチュンクッキー』を踊り、それをビデオに撮りYouTubeに載せよう」と企画が進行中。運動会の昼休みに、幼稚園児親子の有志による踊りの収録が行われた。
最終競技、勝負の行方を決める紅白対抗リレーに移った。選手達の颯爽とした走りに感嘆の声が上がり、会場の盛り上がりは最高潮に達した。全体最終結果は白組の勝利となり、万歳と祝福の拍手が沸き起こった。
今春からの派遣教員で、初めて同校の運動会を目にした工藤教頭が閉会の講評の中で「多くの協力なくしては成りたちません」「今後の学校生活に生かしてもらえればと思います」と伝え、一大行事を締めくくった。
写真提供:デトロイトりんご会
6月14日(土)、デトロイトりんご会補習授業校の運動会が開催された。中学生はクラス対抗の球技大会を午前中に行い午後から運動会に合流、高校生は運動会の競技の手伝いや模擬店、ゲームコーナーを担当しながら競技に出場するなど、学年によって参加形式の違いはあるものの、年齢差を越えた一大行事である。また多数の企業で構成されている運動会実行委員が会場設営や当日の用具準備などを担当して行われる当地日本人コミュニティーぐるみの重要イベントでもある。
今年の運動会は爽やかな快晴に恵まれ、溌剌とした演技や競技が繰り広げられた。
開会宣言に続く日米両国の国旗掲揚そして同校校歌斉唱の後、村井学校長の開会の挨拶に続き、在デトロイト日本国総領事館の片山総領事より「練習の成果を出し、競争、協力して良い思い出を作ってください」「皆さんが大きくなる頃には日本でオリンピックとパラリンピックが行なわれます。体と精神を鍛えて欲しい」と励ましの言葉が伝えられた。河西領事、植田JBSD事務局長、菅間JSDウィメンズクラブ会長も来賓として出席し児童生徒の奮闘を温かく見守った。同校が所在しているノバイ学校区の教育委員会委員長オコナー氏も開会式に列席した。
力強い選手宣誓の後、演技は「ラジオ体操」でスタート。保護者や来賓の方々も加わって日本の定番曲に合わせて体を解した。カリキュラムに体育の時間は組まれていない補習授業校のこと、年に一度のラジオ体操となる子供も多く、台上の模範演技を注視しながら行っている子供も多数みられた。
徒競走などの個人競技が行われた後、日本の伝統的な種目である「綱引き」「玉入れ」「騎馬戦」などの団体競技が続き、紅白対抗とあって他学年の応援も白熱していた。会場には「日本人がこれ程大勢いるのを初めてみた」という観戦者がいたほど多数の実行委員と保護者も温かい声援を送り、大いに盛り上がりをみせた。日本では「怪我が多く、“戦い色”のある騎馬戦は行わない」など、競技を制限する学校もあるというが、その「騎馬戦」も活発なゲーム展開を見せた。転倒や棒取り合戦で引き摺られている姿が見られたが、芝生が広がるグランドでは大きな怪我をした児童生徒が出ることなく、パワー溢れる競技が繰り広げられた。
幼稚園児と保護者による親子ダンスは毎年演目を替えているが、今年は「恋するフォーチュンクッキー」が選ばれた。この曲はアイドルグループAKB48の持ち歌であるが、仲間や社員で踊った動画が多数アップロードされ話題を呼んでいる。当地でも、JSDウィメンズ・クラブ名誉会長を務める片山領事夫人の発案で、「元気なデトロイトの発信を目的として有志で『恋するフォーチュンクッキー』を踊り、それをビデオに撮りYouTubeに載せよう」と企画が進行中。運動会の昼休みに、幼稚園児親子の有志による踊りの収録が行われた。
最終競技、勝負の行方を決める紅白対抗リレーに移った。選手達の颯爽とした走りに感嘆の声が上がり、会場の盛り上がりは最高潮に達した。全体最終結果は白組の勝利となり、万歳と祝福の拍手が沸き起こった。
今春からの派遣教員で、初めて同校の運動会を目にした工藤教頭が閉会の講評の中で「多くの協力なくしては成りたちません」「今後の学校生活に生かしてもらえればと思います」と伝え、一大行事を締めくくった。
写真提供:デトロイトりんご会