<!--:en-->男声合唱団ホワイトパイン・グリークラブスプリング・ファミリーコンサートを終えて<!--:--><!--:ja-->男声合唱団ホワイトパイン・グリークラブスプリング・ファミリーコンサートを終えて<!--:--> 3

6月1日(日)、ホワイトパイン・グリークラブ(以下WPGC)の第16回“スプリング・ファミリー・コンサート”(SFC)が、昨年に引き続きFaith Covenant Churchで催されました。デトロイト地区で活動するWPGCは主に日本人ビジネスマンで構成される男声合唱団で昨年創立15年をむかえ毎週金曜日の夜に練習を行い、歌を通して文化紹介や日米交流も行なっております。

コンサートの始めに歌った初披露の「ホワイトパイングリークラブ讃歌」は、斉藤秀美会長が冒頭あいさつの中でも触れましたが、日本に帰任されたOBの方がミシガンでのWPGC活動を詩にしたものに作曲家がすばらしい曲をつけてくださり昨年完成したものです。WPGCのメンバーは駐在員が多いため毎年日本に帰任するメンバーがいて日本のOBの数は増え続けており、関東、中部、関西、広島の4ヶ所にある日本支部で帰国後も歌い続けております。この讃歌は日米で歌い続けられることと思います。

今回のコンサートに参加したWPGCメンバーは22名で、5年間にわたり指導してきた指揮者の柳田揚啓さんに加え今年から副指揮者に就任された河田征士さんが今回のイベントマネージャー(EM)も務めました。ピアニストにも新しいメンバーが加わってくださいました。今年はスライド担当は動画を作成し大好評でした。

WPGCによる第一ステージは、子供達にも楽しんでもらえる曲が選ばれ、スタジオ・ジブリの「となりのトトロ」より「散歩」と「天空の城ラピュタ」より「君をのせて」とディズニーの「星に願いを」と「小さな世界」が歌われました。WPGCのおじさんたちも童心に帰って楽しく歌うことができました。

第二ステージは、女声合唱団トリリアムでした。トリリアムの練習の送り迎えをしていた旦那たちが一緒に歌いだしのがWPGCの起源といわれておりますからWPGCの母なるグループと言えるかも知れません。今回歌ってくださった5曲は、宝塚歌劇団を象徴する歌「すみれの花咲く頃」、NHKドラマ“坂の上の雲”の主題歌「Stand Alone」、

ドイツ歌曲からヘンデル「ああ感謝せん」とシューマン「献呈」、アイルランド民謡「Danny Boy」。指揮者とピアニストは共にSFC初舞台でしたが、20名のメンバーと共にすばらしい演奏を披露してくださいました。

第3ステージはNoviにある五大湖太鼓センターの有志のグループの朱音/Akaneによる5曲「燕返し」「それ竹節」「夢見月」「田舎道」「虫送り」でした。迫力のある日本太鼓の音色に圧倒されました。

第四ステージはWPGCが伝統的な男声合唱を披露しました。“川”にちなんだ3曲は、19世紀始め頃から歌われるアメリカ民謡「シェナンドー河」、日本の唱歌「浜辺の歌」、美空ひばりの代表曲で人生を例えた「川の流れのように」。そして「タダタケ」の愛称で親しまれ多くの男声合唱を作曲している多田武彦の組曲「富士山」より作品第4と第21で富士山をとりまく日本人の心を歌いました。

そして最後のステージは、混声合唱でした。まず有志による「鷗(かもめ)」。作詩家の三好達治が戦後まもなく鷗を旧制高校の夏の真っ白な制服に疑似し「・・ついに自由は彼らのものだ・・」と学徒出陣した学生らへの鎮魂歌として作られたものといわれてます。そしてWPGCとトリリアムの出演者全員による「大地讃頌」「上を向いて歩こう」でSFCの幕を下ろしました。

約150名の皆さんがSFCを聞きにきてくださいました。ほんとに団員一同感謝にたえません。

日ごろ忙しいビジネスマンによる手作りコンサートですから準備の裏話にはことかきません。EMとある役員の方は、直前まで米国内とメキシコに出張で飛び回っていて夜中や移動の飛行機や車の中からいろいろな手配をメールや電話で行い無理がたたったのか実は二人とも風邪をひいたりお腹をこわしたりコンサート直前まで瀕死の状態でした。当日は持ち前の回復力ですっかり元気になり美声と笑顔を披露することができました。団員は家庭と仕事を優先することがWPGCのモットーですから団員は皆多かれ少なかれ涙ぐましい努力でなんとか“大好きなWPGC”のための時間を工面しSFCにこぎつけることができました。もちろんそれも温かく見守り時には手助けをしてくださった家族や同僚のおかげなのですが。

WPGCの名前は、我々がこよなく愛するミシガンの地に敬意を表し州木であるホワイトパインからいただきました。歌を愛し、力強く美しいハーモニーを創造したい男性であれば、どなたでも参加頂けます。合唱経験の有無は問いません。現在のメンバーも未経験者の方が多いくらいです。全ての会員が年齢も職業も全く関係なく、同じ目線でのお付き合いが出来ること、会員同士が家族も含めお付き合い出来ることが特徴です。合唱以外にも、ゴルフ、男の食采、食べ歩き、旅行、小グループに分かれての音楽活動等いろいろな活動に明け暮れミシガン生活の楽しみを2倍にも3倍にも膨らませています。

私自身ミシガンでの7年間のうち5年間をメンバーとして過ごしてまいりましたが、WPGC抜きには、私達家族のミシガン生活は語れません。日本に帰ってもWPGC日本支部で歌い続けミシガンで培った貴重な歌とその仲間との出会いを大切にしてゆきたいと思います。

WPGC連絡先:www.wpgc-mi.org

By 三品 英俊(グリークラブメンバー)

写真提供:WPGC

6月1日(日)、ホワイトパイン・グリークラブ(以下WPGC)の第16回“スプリング・ファミリー・コンサート”(SFC)が、昨年に引き続きFaith Covenant Churchで催されました。デトロイト地区で活動するWPGCは主に日本人ビジネスマンで構成される男声合唱団で昨年創立15年をむかえ毎週金曜日の夜に練習を行い、歌を通して文化紹介や日米交流も行なっております。

コンサートの始めに歌った初披露の「ホワイトパイングリークラブ讃歌」は、斉藤秀美会長が冒頭あいさつの中でも触れましたが、日本に帰任されたOBの方がミシガンでのWPGC活動を詩にしたものに作曲家がすばらしい曲をつけてくださり昨年完成したものです。WPGCのメンバーは駐在員が多いため毎年日本に帰任するメンバーがいて日本のOBの数は増え続けており、関東、中部、関西、広島の4ヶ所にある日本支部で帰国後も歌い続けております。この讃歌は日米で歌い続けられることと思います。

今回のコンサートに参加したWPGCメンバーは22名で、5年間にわたり指導してきた指揮者の柳田揚啓さんに加え今年から副指揮者に就任された河田征士さんが今回のイベントマネージャー(EM)も務めました。ピアニストにも新しいメンバーが加わってくださいました。今年はスライド担当は動画を作成し大好評でした。

WPGCによる第一ステージは、子供達にも楽しんでもらえる曲が選ばれ、スタジオ・ジブリの「となりのトトロ」より「散歩」と「天空の城ラピュタ」より「君をのせて」とディズニーの「星に願いを」と「小さな世界」が歌われました。WPGCのおじさんたちも童心に帰って楽しく歌うことができました。

第二ステージは、女声合唱団トリリアムでした。トリリアムの練習の送り迎えをしていた旦那たちが一緒に歌いだしのがWPGCの起源といわれておりますからWPGCの母なるグループと言えるかも知れません。今回歌ってくださった5曲は、宝塚歌劇団を象徴する歌「すみれの花咲く頃」、NHKドラマ“坂の上の雲”の主題歌「Stand Alone」、

ドイツ歌曲からヘンデル「ああ感謝せん」とシューマン「献呈」、アイルランド民謡「Danny Boy」。指揮者とピアニストは共にSFC初舞台でしたが、20名のメンバーと共にすばらしい演奏を披露してくださいました。

第3ステージはNoviにある五大湖太鼓センターの有志のグループの朱音/Akaneによる5曲「燕返し」「それ竹節」「夢見月」「田舎道」「虫送り」でした。迫力のある日本太鼓の音色に圧倒されました。

第四ステージはWPGCが伝統的な男声合唱を披露しました。“川”にちなんだ3曲は、19世紀始め頃から歌われるアメリカ民謡「シェナンドー河」、日本の唱歌「浜辺の歌」、美空ひばりの代表曲で人生を例えた「川の流れのように」。そして「タダタケ」の愛称で親しまれ多くの男声合唱を作曲している多田武彦の組曲「富士山」より作品第4と第21で富士山をとりまく日本人の心を歌いました。

そして最後のステージは、混声合唱でした。まず有志による「鷗(かもめ)」。作詩家の三好達治が戦後まもなく鷗を旧制高校の夏の真っ白な制服に疑似し「・・ついに自由は彼らのものだ・・」と学徒出陣した学生らへの鎮魂歌として作られたものといわれてます。そしてWPGCとトリリアムの出演者全員による「大地讃頌」「上を向いて歩こう」でSFCの幕を下ろしました。

約150名の皆さんがSFCを聞きにきてくださいました。ほんとに団員一同感謝にたえません。

日ごろ忙しいビジネスマンによる手作りコンサートですから準備の裏話にはことかきません。EMとある役員の方は、直前まで米国内とメキシコに出張で飛び回っていて夜中や移動の飛行機や車の中からいろいろな手配をメールや電話で行い無理がたたったのか実は二人とも風邪をひいたりお腹をこわしたりコンサート直前まで瀕死の状態でした。当日は持ち前の回復力ですっかり元気になり美声と笑顔を披露することができました。団員は家庭と仕事を優先することがWPGCのモットーですから団員は皆多かれ少なかれ涙ぐましい努力でなんとか“大好きなWPGC”のための時間を工面しSFCにこぎつけることができました。もちろんそれも温かく見守り時には手助けをしてくださった家族や同僚のおかげなのですが。

WPGCの名前は、我々がこよなく愛するミシガンの地に敬意を表し州木であるホワイトパインからいただきました。歌を愛し、力強く美しいハーモニーを創造したい男性であれば、どなたでも参加頂けます。合唱経験の有無は問いません。現在のメンバーも未経験者の方が多いくらいです。全ての会員が年齢も職業も全く関係なく、同じ目線でのお付き合いが出来ること、会員同士が家族も含めお付き合い出来ることが特徴です。合唱以外にも、ゴルフ、男の食采、食べ歩き、旅行、小グループに分かれての音楽活動等いろいろな活動に明け暮れミシガン生活の楽しみを2倍にも3倍にも膨らませています。

私自身ミシガンでの7年間のうち5年間をメンバーとして過ごしてまいりましたが、WPGC抜きには、私達家族のミシガン生活は語れません。日本に帰ってもWPGC日本支部で歌い続けミシガンで培った貴重な歌とその仲間との出会いを大切にしてゆきたいと思います。

WPGC連絡先:www.wpgc-mi.org

By 三品 英俊(グリークラブメンバー)

写真提供:WPGC

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