
【はじめに…】
こんにちは! ケニーです。 気候が良くなって、週末はゴルフ三昧のパパさん! 家族に後ろめたさを感じたら(笑)、ぜひこの講座を読んで、子供たちの元気な姿も撮ってあげてね。 さて、先回は構図について勉強したけど、“三分割法” 活用してくれてるかな〜? ママさんも、そろそろ、あなたの写真を見たママ友から、「写真上手いね〜」 なんて言われてるんじゃないかな?
【今回のお題】
今回で五回目となるこの講座。 今まで、背景ボケ、写真の明るさや構図なんかを勉強してきたよね。 雑誌や街中で、「あっ、これ素敵!」 なんて思った写真って、それらが活かされているんだけど、もうひとつ大事な要素があるんだよね。 それは… “色”。
今回は、その写真の色を考えてみよう。
【ちょっと質問…】
ところで、「部屋の中で子供を写したら、顔が黄色くなっちゃった…」 なんて経験ないかな〜? 「写真の色って言われたって、パシャって撮ったら、変えられないよ〜」 なんて思っている人が意外に多いんじゃないかな? そんな、あなた! 今回の講座を読めば、子供の顔を、奇麗なままの肌の色に出来ちゃいます。 それでは、「子供のツルツルお肌が羨ましい」と言っているママさんも、いざスタート!
【ホワイトバランス…】
例えば、こんな写真…
復活祭の日に、娘がイースターエッグ柄で一生懸命ネイルをしていたところをパシャ! 暗闇の中で爪に光があたり、指の色も自然でしょ。 実はこれ、“ホワイトバランス” という、写真の色を変えられる魔法の設定を、撮影前に調整しているんだよね。
そこのあなた!「ホワイトバランスって何?」って、今、言いました? いい質問ですね〜。
ホワイトバランスとは、その名の通り、白色のバランスをとること。 つまり、白いものを、白いままの色で写真に写してあげることなんです。 「それって、当たり前だわ〜」なんて言った奥様! 次の写真を見てみて。 これは、そのホワイトバランスを “オート” で撮影したものなんです。
どう? 写真が黄色っぽいでしょ。 普通、カメラの設定を何も触らなければ、ホワイトバランスはオート (AWB)になっていると思うんだけど、賢いカメラも万能じゃないから、場合によっては、こんな色になっちゃうこともあるんだよね。 そんな時は、自分で設定を変えてあげればいいんだけど、その前に少しだけ光について勉強してみよう!
【光の質…】
覚えてるかな〜(笑) むか〜し、むかし、理科の時間で、光には温度があるって習ったこと。 例えば、アメリカの室内って、白熱電球が多いでしょ… 光を見ると黄色っぽいよね。 子供の顔に電球の光が当たっていたら、顔も黄色くなるよね。 ちなみに、色温度は3,200 K(ケルビン)ぐらい。 その一方で、日本は蛍光灯が多いから、電球に比べたら白っぽい光だよね。 色温度は4,000 K。 晴れた日に外に出たら、光源は太陽だから、もっと青い光だよね。 5,200 K。 そう、光源によって光の質が違うんだ。 そこで、その光を受けている物や肌を、本来の色に補正してくれるのが、ホワイトバランスの機能なんだ。 すごいでしょ!
【ホワイトバランスの種類…】
ここで、カメラで設定できる、代表的なホワイトバランスの種類について見てみよう。
これは、 Canonの名称だけど、Nikonや他のメーカーも、だいたい同じだよ。
- オート(AWB)
- 太陽光(5,200K)
- 日陰(7,000K)
- くもり(6,000K)
- 白熱電球(3,200K)
- 白色蛍光灯(4,000K)
- ストロボ
ホワイトバランスについて、何となくわかったかな〜? それじゃぁ、実際に設定を変えてみよう! 設定は、写真のようにスクリーンの中でも、シャッター近くのボタンでも変えられると思うから、確認してね。
今回は、練習のために、あえてオートは使わないようにしてみて! でも、種類がいっぱいあるよね。 悩んじゃう人は、まず3つだけ使ってみよう。 それは、 “白色蛍光灯”、 “太陽光” と “くもり”。 オレの基本設定は太陽光。 そこで一枚撮ってみて、「もっと青っぽくしたいな〜」と思ったら“白色蛍光灯”に…。 「もう少し赤くしたいな〜」と思ったら、“くもり”にするんだ。 これで、室内でも子供の肌の色がきれいに写せるからね。
【ホワイトバランスで遊んでみよう…】
さて、実はホワイトバランスを使うと、もっと楽しいことができるんだ! 同じシーンで、ホワイトバランスをそれぞれ変えた写真を見比べてみて! 次ページ上、左から白色蛍光灯、太陽光、最後がくもり。 微妙に色が変わっているのがわかるかな〜? ちょっと現実離れしている色もあるけど、時には、自分のイメージの中の色を表現してもいいと思うんだ… 白色蛍光灯の青色は、クールな感じで都会的なイメージで、悪くないよね。
↓白色蛍光灯![]() |
↓太陽光![]() |
↓ くもり![]() |
【おさらい】
さて、第五回 “写真の色を考えてみよう!” のおさらいです。
<色を自分のイメージにする方法>
- ひとまず、ホワイトバランスをオート(AWB)で一枚撮ってみよう。
- もし、気に入らない色だったら、光源の種類を確認しよう(太陽光、電球、蛍光灯…)
- ホワイトバランスの設定を変えてみよう。
- 気に入った色が出たかな?
↓こんなシーンも、ホワイトバランスでイメージがガラッと変わるよ!
【おわりに…】
五回目の講座はどうだった? ホワイトバランスを自分で変えてあげることで、そのもの本来の色を再現することができるし、自分のイメージの色で遊ぶこともできるんだね。 最近のカメラは色々なフィルター機能も内蔵されているから、あわせて楽しんでみてね! さて、いよいよ次は最終回、「光を感じてみよう!」です。 お楽しみに!
それでは『素敵なカメラらいふを!』 ケニーでした。
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【ケニー】 写真好きが高じ、ついには“写真部”を立ち上げ、現在Noviで男女、職業、レベルも様々な20数名の仲間たちと、毎月のテーマに沿った写真を持ち寄る”月例会”を開催中(写真部の問い合わせは kennyphotograph@gmail.com まで)。 最近の悩みは、メンバーのレベルが上がり月例会でトップが取れないこと…(笑)
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【はじめに…】
こんにちは! ケニーです。 気候が良くなって、週末はゴルフ三昧のパパさん! 家族に後ろめたさを感じたら(笑)、ぜひこの講座を読んで、子供たちの元気な姿も撮ってあげてね。 さて、先回は構図について勉強したけど、“三分割法” 活用してくれてるかな〜? ママさんも、そろそろ、あなたの写真を見たママ友から、「写真上手いね〜」 なんて言われてるんじゃないかな?
【今回のお題】
今回で五回目となるこの講座。 今まで、背景ボケ、写真の明るさや構図なんかを勉強してきたよね。 雑誌や街中で、「あっ、これ素敵!」 なんて思った写真って、それらが活かされているんだけど、もうひとつ大事な要素があるんだよね。 それは… “色”。
今回は、その写真の色を考えてみよう。
【ちょっと質問…】
ところで、「部屋の中で子供を写したら、顔が黄色くなっちゃった…」 なんて経験ないかな〜? 「写真の色って言われたって、パシャって撮ったら、変えられないよ〜」 なんて思っている人が意外に多いんじゃないかな? そんな、あなた! 今回の講座を読めば、子供の顔を、奇麗なままの肌の色に出来ちゃいます。 それでは、「子供のツルツルお肌が羨ましい」と言っているママさんも、いざスタート!
【ホワイトバランス…】
例えば、こんな写真…
復活祭の日に、娘がイースターエッグ柄で一生懸命ネイルをしていたところをパシャ! 暗闇の中で爪に光があたり、指の色も自然でしょ。 実はこれ、“ホワイトバランス” という、写真の色を変えられる魔法の設定を、撮影前に調整しているんだよね。
そこのあなた!「ホワイトバランスって何?」って、今、言いました? いい質問ですね〜。
ホワイトバランスとは、その名の通り、白色のバランスをとること。 つまり、白いものを、白いままの色で写真に写してあげることなんです。 「それって、当たり前だわ〜」なんて言った奥様! 次の写真を見てみて。 これは、そのホワイトバランスを “オート” で撮影したものなんです。
どう? 写真が黄色っぽいでしょ。 普通、カメラの設定を何も触らなければ、ホワイトバランスはオート (AWB)になっていると思うんだけど、賢いカメラも万能じゃないから、場合によっては、こんな色になっちゃうこともあるんだよね。 そんな時は、自分で設定を変えてあげればいいんだけど、その前に少しだけ光について勉強してみよう!
【光の質…】
覚えてるかな〜(笑) むか〜し、むかし、理科の時間で、光には温度があるって習ったこと。 例えば、アメリカの室内って、白熱電球が多いでしょ… 光を見ると黄色っぽいよね。 子供の顔に電球の光が当たっていたら、顔も黄色くなるよね。 ちなみに、色温度は3,200 K(ケルビン)ぐらい。 その一方で、日本は蛍光灯が多いから、電球に比べたら白っぽい光だよね。 色温度は4,000 K。 晴れた日に外に出たら、光源は太陽だから、もっと青い光だよね。 5,200 K。 そう、光源によって光の質が違うんだ。 そこで、その光を受けている物や肌を、本来の色に補正してくれるのが、ホワイトバランスの機能なんだ。 すごいでしょ!
【ホワイトバランスの種類…】
ここで、カメラで設定できる、代表的なホワイトバランスの種類について見てみよう。
これは、 Canonの名称だけど、Nikonや他のメーカーも、だいたい同じだよ。
- オート(AWB)
- 太陽光(5,200K)
- 日陰(7,000K)
- くもり(6,000K)
- 白熱電球(3,200K)
- 白色蛍光灯(4,000K)
- ストロボ
ホワイトバランスについて、何となくわかったかな〜? それじゃぁ、実際に設定を変えてみよう! 設定は、写真のようにスクリーンの中でも、シャッター近くのボタンでも変えられると思うから、確認してね。
今回は、練習のために、あえてオートは使わないようにしてみて! でも、種類がいっぱいあるよね。 悩んじゃう人は、まず3つだけ使ってみよう。 それは、 “白色蛍光灯”、 “太陽光” と “くもり”。 オレの基本設定は太陽光。 そこで一枚撮ってみて、「もっと青っぽくしたいな〜」と思ったら“白色蛍光灯”に…。 「もう少し赤くしたいな〜」と思ったら、“くもり”にするんだ。 これで、室内でも子供の肌の色がきれいに写せるからね。
【ホワイトバランスで遊んでみよう…】
さて、実はホワイトバランスを使うと、もっと楽しいことができるんだ! 同じシーンで、ホワイトバランスをそれぞれ変えた写真を見比べてみて! 次ページ上、左から白色蛍光灯、太陽光、最後がくもり。 微妙に色が変わっているのがわかるかな〜? ちょっと現実離れしている色もあるけど、時には、自分のイメージの中の色を表現してもいいと思うんだ… 白色蛍光灯の青色は、クールな感じで都会的なイメージで、悪くないよね。
↓白色蛍光灯![]() |
↓太陽光![]() |
↓ くもり![]() |
【おさらい】
さて、第五回 “写真の色を考えてみよう!” のおさらいです。
<色を自分のイメージにする方法>
- ひとまず、ホワイトバランスをオート(AWB)で一枚撮ってみよう。
- もし、気に入らない色だったら、光源の種類を確認しよう(太陽光、電球、蛍光灯…)
- ホワイトバランスの設定を変えてみよう。
- 気に入った色が出たかな?
↓こんなシーンも、ホワイトバランスでイメージがガラッと変わるよ!
【おわりに…】
五回目の講座はどうだった? ホワイトバランスを自分で変えてあげることで、そのもの本来の色を再現することができるし、自分のイメージの色で遊ぶこともできるんだね。 最近のカメラは色々なフィルター機能も内蔵されているから、あわせて楽しんでみてね! さて、いよいよ次は最終回、「光を感じてみよう!」です。 お楽しみに!
それでは『素敵なカメラらいふを!』 ケニーでした。
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【ケニー】 写真好きが高じ、ついには“写真部”を立ち上げ、現在Noviで男女、職業、レベルも様々な20数名の仲間たちと、毎月のテーマに沿った写真を持ち寄る”月例会”を開催中(写真部の問い合わせは kennyphotograph@gmail.com まで)。 最近の悩みは、メンバーのレベルが上がり月例会でトップが取れないこと…(笑)
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