<!--:en-->ミシガン大学 日本学生会主催の日本文化祭<!--:--><!--:ja-->ミシガン大学 日本学生会主催の日本文化祭<!--:--> 7

日本人女性によるバザー&ベークセールも加わり大盛況

 ミシガン大学のJSA(Japan Student Association:日本学生会)主催による日本文化祭が3月29日(土)に開催された。当イベントはキャンパス内で行なわれているが、無料で、学生に限らず一般公開している。デトロイト日本商工会、ミシガン大学の日本研究センターがスポンサーになっており、内容を変えながら恒例で行われている。

今年は、学生による手作りの焼きそばやカレーライスなどポピュラーな日本食のブースと、折り紙や書道などの日本文化体験コーナーの他、当地在住の日本人女性が中心となっているNPO“雫の会”が初めて同イベントに加わり、東北震災支援を目的としたバザーとベークセールを実施し、活気と賑わいをみせた。

 パフォーマンススペースでは、4つのミュージックグループが演奏を繰り広げた。トップはミシガン大学の音楽科教授Ericさんとその奥様である透子さんがメンバーになっている“October Babies”の演奏。日本語の歌詞の曲もありながら、アメリカ人ファンが多い異色のグループである。今回は大光さんによる琴とのコラボで、Ericさんが作曲した協奏曲の演奏もあり、さらに魅力を広げた。続いて大学生によるゴスペル系シンガーグルーブ“Kopitonez”の演奏。人種を超えて寄り添い、心と声を合わせて、癒しを与えるハーモニーを届けた。後半は当地の日系ユースで構成されているミュージックパフォーマンスグループ“Dream Singers”による元気はつらつとした『お祭りマンボ』と『南中ソーラン節』が会場を盛り上げた。同イベントへの出演は初めてだが、様々なイベントや施設で日本の歌を紹介してくれている。最後はミシガン育ちの日本人を中心とするラップ系バンド「LOCUS」が登場。クールでミステリアスな容姿とは裏腹な温かいエネルギー溢れる雰囲気が、会場を訪れていた老若男女、幅広い層に受けていた。

 雫の会によるバザーとベークセールは、会のメンバーが中心になって、大勢の人がバザー品を寄付したり、多種多様なスイーツやパンを焼いて協力した。当日の売り上げはほぼ2000ドルに達したとのこと。(*次ページに雫の会よりの挨拶を掲載。) 日本人女性のパワーと才覚を再認識させられた。

 JSAは日本人会ではなく、日本語や日本に関心のある学生の同好会で、人種や文化背景の多様な学生が交流や学習のために集まっている。この日本文化祭は彼らの活動の中で、一年を締めくくる集大成ともいえるイベントである。数ヶ月にわたってアイデアを出し合い、準備を進めてきた。当日JSAのメンバーは運営と食べ物づくりなど提供役に徹して奮闘していた。学生同士が内輪で楽しみがちで、それでも十分な学生イベントだが、年齢の壁を越えて多くの人に日本文化を紹介し、楽しい時を提供しようとする意識が伝わってくる日本祭であった。人々とと触れ合い助け合う姿勢に拍手を送りたい。とりわけ、留学生を含む学生など若者たちに日本文化を紹介してくれたことがありがたい。

日本人女性によるバザー&ベークセールも加わり大盛況

 ミシガン大学のJSA(Japan Student Association:日本学生会)主催による日本文化祭が3月29日(土)に開催された。当イベントはキャンパス内で行なわれているが、無料で、学生に限らず一般公開している。デトロイト日本商工会、ミシガン大学の日本研究センターがスポンサーになっており、内容を変えながら恒例で行われている。

今年は、学生による手作りの焼きそばやカレーライスなどポピュラーな日本食のブースと、折り紙や書道などの日本文化体験コーナーの他、当地在住の日本人女性が中心となっているNPO“雫の会”が初めて同イベントに加わり、東北震災支援を目的としたバザーとベークセールを実施し、活気と賑わいをみせた。

 パフォーマンススペースでは、4つのミュージックグループが演奏を繰り広げた。トップはミシガン大学の音楽科教授Ericさんとその奥様である透子さんがメンバーになっている“October Babies”の演奏。日本語の歌詞の曲もありながら、アメリカ人ファンが多い異色のグループである。今回は大光さんによる琴とのコラボで、Ericさんが作曲した協奏曲の演奏もあり、さらに魅力を広げた。続いて大学生によるゴスペル系シンガーグルーブ“Kopitonez”の演奏。人種を超えて寄り添い、心と声を合わせて、癒しを与えるハーモニーを届けた。後半は当地の日系ユースで構成されているミュージックパフォーマンスグループ“Dream Singers”による元気はつらつとした『お祭りマンボ』と『南中ソーラン節』が会場を盛り上げた。同イベントへの出演は初めてだが、様々なイベントや施設で日本の歌を紹介してくれている。最後はミシガン育ちの日本人を中心とするラップ系バンド「LOCUS」が登場。クールでミステリアスな容姿とは裏腹な温かいエネルギー溢れる雰囲気が、会場を訪れていた老若男女、幅広い層に受けていた。

 雫の会によるバザーとベークセールは、会のメンバーが中心になって、大勢の人がバザー品を寄付したり、多種多様なスイーツやパンを焼いて協力した。当日の売り上げはほぼ2000ドルに達したとのこと。(*次ページに雫の会よりの挨拶を掲載。) 日本人女性のパワーと才覚を再認識させられた。

 JSAは日本人会ではなく、日本語や日本に関心のある学生の同好会で、人種や文化背景の多様な学生が交流や学習のために集まっている。この日本文化祭は彼らの活動の中で、一年を締めくくる集大成ともいえるイベントである。数ヶ月にわたってアイデアを出し合い、準備を進めてきた。当日JSAのメンバーは運営と食べ物づくりなど提供役に徹して奮闘していた。学生同士が内輪で楽しみがちで、それでも十分な学生イベントだが、年齢の壁を越えて多くの人に日本文化を紹介し、楽しい時を提供しようとする意識が伝わってくる日本祭であった。人々とと触れ合い助け合う姿勢に拍手を送りたい。とりわけ、留学生を含む学生など若者たちに日本文化を紹介してくれたことがありがたい。

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