大変厳しい冬がようやく去り、春の兆しが見える今日この頃となりました。気温が暖かくなると、気分も軽くなり、春の陽気に誘われてどこかへ出かけたくなります。「さて、今年のバケーションはどこへ行こうかな?」と家族で旅行計画の話に花が咲くのではないでしょうか。

息子さんが「グランドキャニオンに行こう!」と提案を出します。その横で娘さんが「ディズニーランドがいいよ!」と他のアイデアを出します。横で話を聞いているあなたは、国立公園もいいけど、ディズニーパークも楽しそうだな~と思います。息子さんがインターネットで飛行機の予約スケジュールを調べ始めます。あなたは、〝飛行機″と聞いた途端、顔から血の気が引いていきます。心拍数が上がっていくのを感じます。

〝飛行機″と聞くだけでぞっとするのはあなただけではありません。飛行恐怖症というのはとても多くの人が抱えている問題です。日本国内であれば、バス、電車などの公共交通機関を利用して旅行に行くこともできるのですが、アメリカでは、長距離旅行となるとやはり飛行機が最も短時間で移動できる手段となってしまうため、飛行恐怖症の方は、折角のお友達からの旅行の誘いを断ることになったり、親友の結婚式への出席をあきらめることになったりすることも多いのではないでしょうか。

今回は多くの方がお悩みの飛行恐怖症についてお話しましょう。不安障害のひとつにあたる飛行恐怖症とは、飛行というものに対し、過度の不安を感じ、行動障害等が生じることをいいます。飛行恐怖症の方は、飛行というものがまるで差し迫った脅威があるように身体が察知します。ゆえに、その緊急事態に対処するため、闘争・逃走反応という自律神経系の働きが自動的に起こり、その結果、呼吸が浅くなったり、心拍数が早くなったり、筋肉の硬直などということが生じます。

飛行恐怖症の症状は各個人様々ですが、一般に飛行機に乗ると想像しただけで、様々な思いが頭の中を駆け巡り、気分が悪くなったりなどの身体症状が表れます。その症状は、飛行の時間が近づくにつれ、過剰し、息ができなくなるように感じたり、手足が震え出したり、吐き気を催したりと、まるで気がおかしくなってしまうのではないかと感じられほどの不安を心に覚えます。

飛行機恐怖症になる理由を追及することは、飛行恐怖症を克服することに必ずしも必要なことではありませんが、その理由としては様々な事が考えらます。例えば、ご両親、ご家族の方が皆、飛行恐怖症だという場合、遺伝かもしれないということが考慮できます。しかし、それだけが原因と特定することはできないでしょう。もしかすると、あなたの幼少期の環境(虐待的な家庭環境、過保護的家庭環境など)が所以しているのかもしれません。または、あなたが過去になんらかのトラウマ、または、精神的にとてもストレスの多い出来事の体験が影響しているのかもしれません。

それともあなたが飛行機というものが安全でないという信念をお持ちのためであるとも考えられます。今現在、マレーシア航空の消息調査が行われていますが、このようにニュースで飛行機事故・ハイジャックなどが大きく放映されると誰もが恐怖を覚えるものです。しかし、各個人によりその受け止め方は様々でこの飛行機事件のニュースがトラウマとなり、飛行恐怖症を引き起こす原因となってしまうという方もいらっしゃいます。

原因は何であれ、では、どのようにして飛行恐怖症に取り組んでいけばいいのでしょう? まず、自分を自己非難から解放してあげましょう。多くの飛行恐怖症の方が飛行に恐怖を感じることに罪悪感を感じられている傾向にあります。飛行恐怖症になったのは、自分が悪い、自分が弱いからだなどという誤解をお持ちです。これは、飛行恐怖症を解消するにあたり、逆効果になります。自己非難することにより、自分の自尊心を傷つけてしまい、飛行恐怖症に立ち向かう力を下げてしまいます。

次に、あなたの飛行恐怖症に対し、正しい診断を受けることが大切です。あなたが飛行の何に対して恐怖を感じているのかということを的確に判断する必要があります。実際、あなたは本当に飛行恐怖症なのでしょうか? もしかすると他の精神的疾患に苦しんでおられるのかもしれません。

例えば、飛行恐怖症を治したいとカウンセリングにいらっしゃる方で、よくよく話を聞いてみると、飛行恐怖症ではなく、高所、人混み、暗闇、または、閉鎖的な空間などに対する恐怖症をお持ちだということがあります。または、飛行中にパニック発作が起こるため、飛行恐怖症と思われていたけれど、実はパニック障害に苦しまれているという方などがあります。飛行恐怖症がどうがんばっても解消されないという場合、正しい診断がされているか確認してみることは大切です。

また、飛行に関する正しい知識を得ることも大切です。例えば、飛行機は車より安全ということをご存知ですか? 私達は、実際、車の事故に遭遇する可能性の方がはるかに高いというのが現実です。もしあなたの飛行恐怖症が誤報によるものだとしたら、正確な情報を得ることによるだけでも飛行恐怖症が和らぐかもしれません。

その他、飛行時に抗不安薬を使用するというのもひとつの方法でしょう。しかし、抗不安薬は一時的に不安定な心の状態を鎮める効果がありますが、飛行恐怖症を克服してくれることはありません。あなたの抗不安薬の種類・頻度によりますが、抗不安薬に依存するのは薬物中毒など問題が生じる可能性があります。抗不安薬を使用する場合、カウンセリングなど心のケアを併用されることをお勧めします。

飛行恐怖症への取り組み方法は様々ありますが、一番良い方法として考えられるのは、やはり、真っ向から自分の持つ恐怖症に立ち向かうことではないでしょうか。何かに直面するというのは簡単なことではありません。相当な勇気と覚悟が必要となるでしょう。しかし、恐怖症のために、人生を100%楽しめないのはとても残念なことです。もちろん、あなたの多大な努力が必要になりますが、正しい診断を受け、的確な治療を施すことはあなたのこれからの人生にとり大切なことではないでしょうか。

私達、皆、飛行以外にも注射、蛇やクモなどに対して恐怖を感じる、または、人前で話す、食べるなど様々な状況に対して不安・恐怖を感じるものがあるものです。何かに対し、ちょっとした不安・恐怖を感じることは普通ですが、もしその恐怖のために、何かができなくなったり、自分の生活や行動に障害がでるようになった場合は、専門家に相談してみましょう。

こあきバイヤーズドルフ

Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

Lifescape Counseling LLC
(Tel) 734-237-3589
108 N. Center Suite 204, Northville, MI 48167

大変厳しい冬がようやく去り、春の兆しが見える今日この頃となりました。気温が暖かくなると、気分も軽くなり、春の陽気に誘われてどこかへ出かけたくなります。「さて、今年のバケーションはどこへ行こうかな?」と家族で旅行計画の話に花が咲くのではないでしょうか。

息子さんが「グランドキャニオンに行こう!」と提案を出します。その横で娘さんが「ディズニーランドがいいよ!」と他のアイデアを出します。横で話を聞いているあなたは、国立公園もいいけど、ディズニーパークも楽しそうだな~と思います。息子さんがインターネットで飛行機の予約スケジュールを調べ始めます。あなたは、〝飛行機″と聞いた途端、顔から血の気が引いていきます。心拍数が上がっていくのを感じます。

〝飛行機″と聞くだけでぞっとするのはあなただけではありません。飛行恐怖症というのはとても多くの人が抱えている問題です。日本国内であれば、バス、電車などの公共交通機関を利用して旅行に行くこともできるのですが、アメリカでは、長距離旅行となるとやはり飛行機が最も短時間で移動できる手段となってしまうため、飛行恐怖症の方は、折角のお友達からの旅行の誘いを断ることになったり、親友の結婚式への出席をあきらめることになったりすることも多いのではないでしょうか。

今回は多くの方がお悩みの飛行恐怖症についてお話しましょう。不安障害のひとつにあたる飛行恐怖症とは、飛行というものに対し、過度の不安を感じ、行動障害等が生じることをいいます。飛行恐怖症の方は、飛行というものがまるで差し迫った脅威があるように身体が察知します。ゆえに、その緊急事態に対処するため、闘争・逃走反応という自律神経系の働きが自動的に起こり、その結果、呼吸が浅くなったり、心拍数が早くなったり、筋肉の硬直などということが生じます。

飛行恐怖症の症状は各個人様々ですが、一般に飛行機に乗ると想像しただけで、様々な思いが頭の中を駆け巡り、気分が悪くなったりなどの身体症状が表れます。その症状は、飛行の時間が近づくにつれ、過剰し、息ができなくなるように感じたり、手足が震え出したり、吐き気を催したりと、まるで気がおかしくなってしまうのではないかと感じられほどの不安を心に覚えます。

飛行機恐怖症になる理由を追及することは、飛行恐怖症を克服することに必ずしも必要なことではありませんが、その理由としては様々な事が考えらます。例えば、ご両親、ご家族の方が皆、飛行恐怖症だという場合、遺伝かもしれないということが考慮できます。しかし、それだけが原因と特定することはできないでしょう。もしかすると、あなたの幼少期の環境(虐待的な家庭環境、過保護的家庭環境など)が所以しているのかもしれません。または、あなたが過去になんらかのトラウマ、または、精神的にとてもストレスの多い出来事の体験が影響しているのかもしれません。

それともあなたが飛行機というものが安全でないという信念をお持ちのためであるとも考えられます。今現在、マレーシア航空の消息調査が行われていますが、このようにニュースで飛行機事故・ハイジャックなどが大きく放映されると誰もが恐怖を覚えるものです。しかし、各個人によりその受け止め方は様々でこの飛行機事件のニュースがトラウマとなり、飛行恐怖症を引き起こす原因となってしまうという方もいらっしゃいます。

原因は何であれ、では、どのようにして飛行恐怖症に取り組んでいけばいいのでしょう? まず、自分を自己非難から解放してあげましょう。多くの飛行恐怖症の方が飛行に恐怖を感じることに罪悪感を感じられている傾向にあります。飛行恐怖症になったのは、自分が悪い、自分が弱いからだなどという誤解をお持ちです。これは、飛行恐怖症を解消するにあたり、逆効果になります。自己非難することにより、自分の自尊心を傷つけてしまい、飛行恐怖症に立ち向かう力を下げてしまいます。

次に、あなたの飛行恐怖症に対し、正しい診断を受けることが大切です。あなたが飛行の何に対して恐怖を感じているのかということを的確に判断する必要があります。実際、あなたは本当に飛行恐怖症なのでしょうか? もしかすると他の精神的疾患に苦しんでおられるのかもしれません。

例えば、飛行恐怖症を治したいとカウンセリングにいらっしゃる方で、よくよく話を聞いてみると、飛行恐怖症ではなく、高所、人混み、暗闇、または、閉鎖的な空間などに対する恐怖症をお持ちだということがあります。または、飛行中にパニック発作が起こるため、飛行恐怖症と思われていたけれど、実はパニック障害に苦しまれているという方などがあります。飛行恐怖症がどうがんばっても解消されないという場合、正しい診断がされているか確認してみることは大切です。

また、飛行に関する正しい知識を得ることも大切です。例えば、飛行機は車より安全ということをご存知ですか? 私達は、実際、車の事故に遭遇する可能性の方がはるかに高いというのが現実です。もしあなたの飛行恐怖症が誤報によるものだとしたら、正確な情報を得ることによるだけでも飛行恐怖症が和らぐかもしれません。

その他、飛行時に抗不安薬を使用するというのもひとつの方法でしょう。しかし、抗不安薬は一時的に不安定な心の状態を鎮める効果がありますが、飛行恐怖症を克服してくれることはありません。あなたの抗不安薬の種類・頻度によりますが、抗不安薬に依存するのは薬物中毒など問題が生じる可能性があります。抗不安薬を使用する場合、カウンセリングなど心のケアを併用されることをお勧めします。

飛行恐怖症への取り組み方法は様々ありますが、一番良い方法として考えられるのは、やはり、真っ向から自分の持つ恐怖症に立ち向かうことではないでしょうか。何かに直面するというのは簡単なことではありません。相当な勇気と覚悟が必要となるでしょう。しかし、恐怖症のために、人生を100%楽しめないのはとても残念なことです。もちろん、あなたの多大な努力が必要になりますが、正しい診断を受け、的確な治療を施すことはあなたのこれからの人生にとり大切なことではないでしょうか。

私達、皆、飛行以外にも注射、蛇やクモなどに対して恐怖を感じる、または、人前で話す、食べるなど様々な状況に対して不安・恐怖を感じるものがあるものです。何かに対し、ちょっとした不安・恐怖を感じることは普通ですが、もしその恐怖のために、何かができなくなったり、自分の生活や行動に障害がでるようになった場合は、専門家に相談してみましょう。

こあきバイヤーズドルフ

Lifescape Counseling LLC のオーナー、メンタルヘルスカウンセラー、クロスカルチャーコンサルタント。日本語にて様々な心のケアサービスを提供。

詳しくは、www.lifescapecounselingllc.comをご覧ください。また、Facebook、ブログの方も随時更新しておりますので、フォローください。(ウエブサイトにリンクあり)

Lifescape Counseling LLC
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108 N. Center Suite 204, Northville, MI 48167

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