
【はじめに…】
こんにちは! ケニーです。 今年の冬は寒かったね〜。 でも、これからの季節は外出する機会が増えるから、シャッターチャンスを逃さないでね! そんな時は、過去二回の講座の知識をフル活用するんだよ(笑)
【今回のお題】
さて、三回目は 「いつもと違う感じの写真を撮ってみよう!」 ということで、“写真の明るさ”(≒露出)について勉強してみよう。
【ちょっと質問…】
ところで、あなたが写真を撮る時って、何を考えてるかな〜? 「なんにも〜」 なんて回答が返ってきそうだけど…、 「おっ、子供が可愛い仕草をした…パチッ!」っていう人がほとんどじゃない? 実は、その“直感”って、とっても大事! オレも最初の数枚はそんな感じで撮っちゃう。 だって、いろいろ考えてたらシャッターチャンスを逃しちゃうもんね(笑)。 だから、少し冷静になったところで “いつもと違う感じの写真を撮ってみよう” って訳。
例えば、こんな写真…
暖かい日差しがリビングに差し込み、アンティーク好きの定番Ballジャーに飾ったチューリップが、うれしそうに輝いていたところをパチリ! オレはこの写真で、ほんわかした雰囲気を伝えたかったんだよね。 そこで工夫した点に気付いて欲しいんだけど、写真が明るいと思わない? そう、これは意図的に明るく(ハイキーに)しているんだ。
露出について、カンクンで撮った次の写真を比べてみて。
適正露出って、本来は 「写している物や景色が、そもそも持つ色や明るさ」 なんだけど、自分がイメージとして残っている色や明るさって人それぞれだよね。 オレは比較的明るい写真が好きなんだけど、我が写真部には、ローキー好きな仲間がいて “ダーク○○” というニックネームまでついてるんだよね(笑) つまり、自分で気持ちがいい明るさが、“あなたの”最適露出でいいと思うんだ。
傾向として、ハイキーにすると、冒頭のチューリップの写真のように、やさしい感じや、さわやかで淡い印象に仕上げることができるんだね。 逆に、ローキーにすると、落ち着いてクールに見えるし、光が強調されるんだ。
さぁ、「どうやって写真の明るさを変えるのか?」 について説明していこうかな…
撮影モードは、第一回で勉強した [絞り優先モード(Canon:Av、Nikon:A)] にして、背景ボケを決めるF値は自分で決めてあげてね。 このセッティングで撮影したら、カメラが決める“適正露出”で写真が撮れるはず。 ここで、下の写真のように液晶画面やファインダーの中の露出補正の値を見て欲しい。 “0” が露出補正なし。プラス側(例:+1)にすれば、写真が明るくなって、逆にマイナス側(例:−1)に設定して撮影すれば暗くなるんです。 撮影した後に液晶画面で写真を見て、自分のイメージに合う明るさに調整すればOK。 どう? 簡単でしょ! 露出補正値の変え方はカメラによっても違うから、ここは頑張って説明書を読んでね。
【基礎知識…】
ここからはメカ好きな方への情報。 「じゃぁ、カメラは何で露出がわかるの?」って、思わない? 実は、カメラは賢いことに、露出計を内蔵してるんです。 「じゃぁ、じゃぁ、その露出計は最適露出をどうやって決めてるの?」って、どんんどん質問が出てきそうだな〜(笑)
その回答です。 色って、光が当たるとそれぞれ反射する割合が違う、ってこと知ってるでしょ。 黒って光を吸収するし、白は逆に反射するよね。 カメラの露出計はこの反射率を利用して、常に人間の肌の色に近い “18%の反射率(グレー)” を基準として露出を決めているんです。 だから、おもしろいことに同じ明るさの条件下で、白・黒・グレーの物を [絞り優先モード(Canon:Av、Nikon:A)] で撮影すると、センサーに取り込む光の量がシャッタースピードとISO感度で自動調整されて、すべて同じグレーに写るんです。 そぅ、だから内蔵の露出計は万能じゃないんです。 そこで、必要に応じて露出をマニュアルで補正してあげる必要が出てくるんだね。
【おさらい】
さて、第三回 “いつもと違う感じの写真を撮ってみよう!(露出編)” のおさらいです。
<写真の明るさ(≒露出)の変え方>
- 撮影モードを“ 絞り優先モード(Canon:Av、Nikon:A)”へ
- まずは、露出補正なしで撮影して、液晶画面で写真の明るさや色を確認
→ 白が白、黒がちゃんと黒く写っているか確認してね - 写真を明るくしたかったら露出補正をプラス側に、逆に暗くしたかったらマイナス 側へ
カメラ女子の皆さんは、ハイキー好きが多いから、できるだけF値を小さくして(背景ボケ大に)、露出をプラス補正(明るい写真に)して、もし操作がわかればカメラ内の設定でコントラストを下げて(やさしい感じに)あげると、ふんわりとしたやさしい感じの写真に仕上がるよ。
【おわりに…】
三回目の講座はどうだった? 写真の明るさを自分でコントロールすると、写真の表現に幅が広がるから、ぜひ試してみてね。 さて、次回は「いつもと違う感じの写真を撮ってみよう!(構図編)」です。 お楽しみに!
それでは『素敵なカメラらいふを!』 ケニーでした。
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
【ケニー】
写真好きが高じ、ついには“写真部”を立ち上げ、現在Noviで男女、職業、レベルも様々な20数名の仲間たちと、毎月のテーマに沿った写真を持ち寄る”月例会”を開催中(写真部の問い合わせは kennyphotograph@gmail.com まで)。 最近の悩みは、メンバーのレベルが上がり月例会でトップが取れないこと…(笑)
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
【はじめに…】
こんにちは! ケニーです。 今年の冬は寒かったね〜。 でも、これからの季節は外出する機会が増えるから、シャッターチャンスを逃さないでね! そんな時は、過去二回の講座の知識をフル活用するんだよ(笑)
【今回のお題】
さて、三回目は 「いつもと違う感じの写真を撮ってみよう!」 ということで、“写真の明るさ”(≒露出)について勉強してみよう。
【ちょっと質問…】
ところで、あなたが写真を撮る時って、何を考えてるかな〜? 「なんにも〜」 なんて回答が返ってきそうだけど…、 「おっ、子供が可愛い仕草をした…パチッ!」っていう人がほとんどじゃない? 実は、その“直感”って、とっても大事! オレも最初の数枚はそんな感じで撮っちゃう。 だって、いろいろ考えてたらシャッターチャンスを逃しちゃうもんね(笑)。 だから、少し冷静になったところで “いつもと違う感じの写真を撮ってみよう” って訳。
例えば、こんな写真…
暖かい日差しがリビングに差し込み、アンティーク好きの定番Ballジャーに飾ったチューリップが、うれしそうに輝いていたところをパチリ! オレはこの写真で、ほんわかした雰囲気を伝えたかったんだよね。 そこで工夫した点に気付いて欲しいんだけど、写真が明るいと思わない? そう、これは意図的に明るく(ハイキーに)しているんだ。
露出について、カンクンで撮った次の写真を比べてみて。
適正露出って、本来は 「写している物や景色が、そもそも持つ色や明るさ」 なんだけど、自分がイメージとして残っている色や明るさって人それぞれだよね。 オレは比較的明るい写真が好きなんだけど、我が写真部には、ローキー好きな仲間がいて “ダーク○○” というニックネームまでついてるんだよね(笑) つまり、自分で気持ちがいい明るさが、“あなたの”最適露出でいいと思うんだ。
傾向として、ハイキーにすると、冒頭のチューリップの写真のように、やさしい感じや、さわやかで淡い印象に仕上げることができるんだね。 逆に、ローキーにすると、落ち着いてクールに見えるし、光が強調されるんだ。
さぁ、「どうやって写真の明るさを変えるのか?」 について説明していこうかな…
撮影モードは、第一回で勉強した [絞り優先モード(Canon:Av、Nikon:A)] にして、背景ボケを決めるF値は自分で決めてあげてね。 このセッティングで撮影したら、カメラが決める“適正露出”で写真が撮れるはず。 ここで、下の写真のように液晶画面やファインダーの中の露出補正の値を見て欲しい。 “0” が露出補正なし。プラス側(例:+1)にすれば、写真が明るくなって、逆にマイナス側(例:−1)に設定して撮影すれば暗くなるんです。 撮影した後に液晶画面で写真を見て、自分のイメージに合う明るさに調整すればOK。 どう? 簡単でしょ! 露出補正値の変え方はカメラによっても違うから、ここは頑張って説明書を読んでね。
【基礎知識…】
ここからはメカ好きな方への情報。 「じゃぁ、カメラは何で露出がわかるの?」って、思わない? 実は、カメラは賢いことに、露出計を内蔵してるんです。 「じゃぁ、じゃぁ、その露出計は最適露出をどうやって決めてるの?」って、どんんどん質問が出てきそうだな〜(笑)
その回答です。 色って、光が当たるとそれぞれ反射する割合が違う、ってこと知ってるでしょ。 黒って光を吸収するし、白は逆に反射するよね。 カメラの露出計はこの反射率を利用して、常に人間の肌の色に近い “18%の反射率(グレー)” を基準として露出を決めているんです。 だから、おもしろいことに同じ明るさの条件下で、白・黒・グレーの物を [絞り優先モード(Canon:Av、Nikon:A)] で撮影すると、センサーに取り込む光の量がシャッタースピードとISO感度で自動調整されて、すべて同じグレーに写るんです。 そぅ、だから内蔵の露出計は万能じゃないんです。 そこで、必要に応じて露出をマニュアルで補正してあげる必要が出てくるんだね。
【おさらい】
さて、第三回 “いつもと違う感じの写真を撮ってみよう!(露出編)” のおさらいです。
<写真の明るさ(≒露出)の変え方>
- 撮影モードを“ 絞り優先モード(Canon:Av、Nikon:A)”へ
- まずは、露出補正なしで撮影して、液晶画面で写真の明るさや色を確認
→ 白が白、黒がちゃんと黒く写っているか確認してね - 写真を明るくしたかったら露出補正をプラス側に、逆に暗くしたかったらマイナス 側へ
カメラ女子の皆さんは、ハイキー好きが多いから、できるだけF値を小さくして(背景ボケ大に)、露出をプラス補正(明るい写真に)して、もし操作がわかればカメラ内の設定でコントラストを下げて(やさしい感じに)あげると、ふんわりとしたやさしい感じの写真に仕上がるよ。
【おわりに…】
三回目の講座はどうだった? 写真の明るさを自分でコントロールすると、写真の表現に幅が広がるから、ぜひ試してみてね。 さて、次回は「いつもと違う感じの写真を撮ってみよう!(構図編)」です。 お楽しみに!
それでは『素敵なカメラらいふを!』 ケニーでした。
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
【ケニー】
写真好きが高じ、ついには“写真部”を立ち上げ、現在Noviで男女、職業、レベルも様々な20数名の仲間たちと、毎月のテーマに沿った写真を持ち寄る”月例会”を開催中(写真部の問い合わせは kennyphotograph@gmail.com まで)。 最近の悩みは、メンバーのレベルが上がり月例会でトップが取れないこと…(笑)
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////