<!--:en-->素敵なカメラらいふを!【第二回】子供をブレないように撮ろう!<!--:--><!--:ja-->素敵なカメラらいふを!【第二回】子供をブレないように撮ろう!<!--:--> 4

【はじめに…】

こんにちは! ケニーです。 第一回の「ちょっとプロっぽい写真を撮ってみよう!」はどうだった? “背景がボケた写真”が撮れたかな~? オレが部長を務める“写真部”でも、初心者には同じ説明をするんだけど、次の月例会では「写真が上手くなったみたい!」なんて声が聞かれます^^

【今回のお題】

さて、二回目は 「動く子供をブレないように撮ろう!」 でいきましょう。 実は、オレも経験があるんだけど、子供の写真って、とっても難しいよね。だって、子供って予想もしない動きをするからね。

あなたもこんな経験はない? …子供の運動会、早起きをして一番前の席を確保したけど、子供が自分の前を走り抜けるのは一瞬。 とりあえず、無我夢中でシャッターを切ったけど、家のPCで見たら走っている子供はボケボケ… 家族からは非難の声(笑) 今回は、そんなパパさん、ママさんをお助けします。

【一瞬を切り取ろう】

例えば、こんな写真…

夏の暑い日、スプリンクラーの水と戯れる娘をパチリ。 「キャー、つめた~ぃ!」って声が聞こえてきそうでしょ。 この写真のどこにその秘密が隠されているか?と言えば、オレがずぶ濡れになりながら撮ったから?… いやいや、水滴や髪の毛の動きが止まっていることに気付かない? 肉眼では見ることができない“一瞬を切り取る”ことで、躍動感が伝わるんだ。

【撮影モード…】

じゃぁ、どうやって撮るのか?  その前に、あなたは走り回る子供を撮る時に、どの撮影モードで写してる?…。 “走る人のマーク”の[スポーツモード] かな~? これは緑色の撮影モード [Auto] に比べたら正解。  でも、そうするとオレがこの講座を書いている意味がない(笑)、なので、もう少し自分の気持ちをカメラに伝えてあげることにしよう!

第一回では“背景をボカす”ために、ダイヤルを[絞り優先モード(Canon:Av、Nikon:A)] にしたよね。 これは、背景ボケに影響するF値を自分で決めるモードだったね。 今回は、もうひとつの重要なモード[シャッタースピード(SS)優先モード(Canon:Tv、Nikon:S)] を使ってみよう。 もう感のいい人なら、「シャッターが開いている時間を自分でコントロールするんだな…」って気付いたでしょ。

シャッタースピードをイメージで例えてみよう。 あなたは今、子供と公園にきてベンチに座っています。目を閉じた状態から、一瞬パッと目を開けて、すぐに閉じた時が速いシャッタースピード。一瞬しか見てないから、視線は自分の子供に集中するし、姿が止まって見える。逆に、遅いシャッタースピードは、ゆっくり眺めている状態だから、友達や背景なんかもじっくり観察できる。 でもね…カメラの場合は、目に入る情報をずっと同じ画面に記録しているから、子供が動き回ると、とんでもないことになっちゃう…これが被写体ブレなんだね。

話を手ブレに移すと、手持ち撮影で手ブレを起こさないシャッタースピードって、どのぐらいなんだろう? それは、“1/焦点距離(秒)” って言われてるんだ。 例えば、50mmの焦点距離だったら、1/50秒以上のシャッタースピードを確保した方がいい。 でも、手ぶれ補正機能がついてるレンズは、もう少し遅くても大丈夫。

…でも、この時点で、ドン引きしてしまった “メカ音痴” のあなた!(笑) ちょっと待ってて。 ここからは、またまた理論派技術系パパさん向けにカメラの基礎知識を書くけど、感覚派芸術系ママさんには後で具体的な撮影方法を教えるので、おいしいお茶とお菓子でも食べて待ってて…^^

【基礎知識…】

まず、ブレについて勉強してみようか…。 ブレとボケって似てるよね。ボケって、先回勉強した背景をわざとぼかした“カッコいい”ボケもあるし、オレが一番聞きたくない言葉、「この写真ボケてる?」なんていう、ピントが外れちゃったボケもあるよね。 その一方で、ブレは、次のふたつが考えられるんだ。

◎ 手ブレ   ← シャッター押す時に緊張しちゃった!
◎ 被写体ブレ   ← 子供が動いた!

じゃぁ、このブレを防ぐためにはどうしたらいいのか? まずは、“リラックス”、そして

“子供が動かないように、しっかり躾ける!” …んっ!?、答えになってない?(笑)

じゃぁ、真面目に…、その答えは、「シャッタースピードを速くする」 ことなんだね。

簡単に言えば、「手ブレや被写体ブレをする前に、パッと写しちゃえ!」 ってことなんだ。 こんな経験ないかな~?…室内や暗いところで子供を写そうと思ったら、シャッター音が「パッシャ~~」って、と~っても長い感じ…、もちろん写真はブレブレ。 逆に、晴れた日の外で撮った時には「パシャ!」っていう、心地良いシャッター音。そんな時はクリアな写真が現れるでしょ。

ここで、先回も説明した露出(≒写真の明るさ)を決める三要素を思い出してみよう。

◎ F値(レンズの絞り値)  ← レンズが通す光の量(背景のボケに影響する)
◎ シャッタースピード   ← センサーが光を受ける時間
◎ ISO感度    ← センサーが光を受ける感度

じゃぁ、今回の主役 [SS優先モード]にしたら、この三要素はどうなるのか?

<SS優先モード(Canon:Tv, Nikon:S)>

◎ F値(レンズの絞り値)   ← Auto: カメラが勝手に決めてくれる
◎ シャッタースピード   ← Manual: 撮影者が自分で決める
◎ ISO感度    ← Auto: ISO Autoに設定すればカメラ任せ

そう、[SS優先モード]では、シャッタースピード以外はAuto設定が可能なんだね。

「それだったら、常にシャッタースピードを早く設定しておいたらいいじゃん…」 と思うあなた!、それは安易すぎるな~。 F値、ISO感度ともに限界があるし、F値が変わると背景のボケ方も変わるよね。 それに、ISO感度が高くなればなるほど、写真の粒子が粗くなっちゃう。 どの設定を選ぶのか?…ここが写真の難しいところなんだ。

【撮り方…】

さて、“メカ音痴”のみなさん(ゴメン…)、そろそろ、お菓子を食べる手を休めて!

…“動く子供の撮り方”の説明ですよ~。

まず、撮影モードのダイヤルを[シャッタースピード(SS)優先モード(Canon:Tv、

Nikon:S)]にしましょう。 ISO感度の初期設定はAutoだと思うけど、念のためにAutoになっていることを確認してね。 ひとまずシャッタースピードを1/250秒ぐらいに設定しましょう。 子供に「走れ~!」と言ったあとは、シャッター半押しでピントを子供に合わせてすばやく全押しで撮影してね。Auto FocusのモードをCanon:AI Servo、

Nikon:AF-Cにすると、子供が動いてもピントの微調整をしてくれるから、更にGood。

ぜひ試してみて。

シャッタースピードの変え方は、カメラによっても違うけど、Canon、Nikonともにシャッター付近のダイヤルを回したら変わると思うから、液晶画面やファインダー内の表示で値を確認してね。

(右)<遊んでる子供> 高速シャッターで子供の動きを止めてみる: SS=1/500秒

実は、シャッタースピードは速くするだけがいいって訳じゃないんだ。 例えば、遅くすると、こんな写真も撮れるんだよ。

<時間の流れを感じる写真> 中速シャッターで人の動きをぶらしてみる: SS=1/20秒

<湖面を神秘的に> 超低速シャッター(長時間露光)で静寂が生まれる: SS=8秒、三脚使用

【おさらい】

さて、第二回 “子供をブレないように撮ろう!” のおさらいです。

<動く子供の撮り方>

1.撮影モードを“シャッタースピード優先モード(Canon:Tv、Nikon:S)”へ
2.ISO感度はAutoに
3.Auto Focusモードを Canon:AI Servo、Nikon:AF-C にする
4.シャッタースピードは1/250秒程度に設定
(もし、それでもブレる場合には、もっと早いシャッタースピードに変更)
5.シャッター半押しでピントを合わせたら、全押しで撮影

(連写設定にしてもいい)

自分で決めるのは“シャッタースピードだけ”、簡単でしょ! 体育館などの暗い場所では、シャッタースピードを速くすると、暗い写真しか撮れない場合があるけど、ISO感度を高く設定できるカメラや、F値を小さくできる明るいレンズ(第一回の講座参照)の購入も検討してみて! オレも新しいカメラが欲しいな~「ねっ、“かわいい”奥様!」

【おわりに…】

二回目の講座も理解できたかな~? シャッタースピードを自分でコントロールできると、一瞬を切り取れるだけでなく、長時間露光や流し撮りなんかも楽しめるから、ぜひ試してみてね。 さて、次回は「いつもと違う感じの写真を撮ってみよう!」でいきましょう。

それでは『素敵なカメラらいふを!』 ケニーでした。

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【ケニー】

写真好きが高じ、ついには“写真部”を立ち上げ、現在Noviで男女、職業、レベルも様々な20数名の仲間たちと、毎月のテーマに沿った写真を持ち寄る”月例会”を開催中(写真部の問い合わせは kennyphotograph@gmail.com まで)。 最近の悩みは、メンバーのレベルが上がり月例会でトップが取れないこと…(笑)

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