~補習校の先輩が語る、帰国子女の苦悩と成功のカギ~

9月7日(土)、デトロイトりんご会補習授業校(以下、補習校)にてキャリア教育講演会 を開催。今年は名古屋大学留学生センターの岩城准教授と名古屋大学大学院教育発 達科学研究科の高井教授をお招きし、帰国子女教育や日本の大学への進学ガイダン ス、個別進学相談会などを行った。

<第1部:キャリア教育講演会(保護者対象)>

参加者が100人を超える中、岩城准教授が登壇され、約7年のアメリカ生活での 良かったこと、辛かったこと、そしてそれらがどのように結びついて今があるかを 実体験に基づいた説得力のある講演を行っていただいた。

「現地校に通いながら、補習校では日本語で授業をこなすことは大変。しかし補 習校での友人は精神面で救いになっていた。その友人は今でも付き合いがあり、 かけがえのない存在。」と現地校と補習校での苦悩と努力の日々を振り返りつ つ、帰国子女として強い面、弱い面をハッキリと示された。「帰国子女は留学経験 者よりもはるかに高い可能性を持っている。」という持論をお持ちだが、「今の日 本では留学経験者を重宝がる傾向にある。帰国子女は少し英語が得意だろうが、 継続的な努力(=英語維持、向上)が絶対に必要。」と強く語られた。「アメリカに いる間は日本に向くよりも、しっかりとアメリカと向き合って生活するべきで、“今日 の苦労は、明日の喜び”だ。」と語り、保護者として目から鱗が落ちる内容だった。

<第2部:キャリア教育講演会(中高生とその保護者対象)>

第2部では岩城准教授より中高生本人たちに直接訴えるメッセージとして第1部 の内容をより具体的に講演いただいた。

「好んでアメリカに来たわけではないが、今は親にアメリカに連れて来てくれたこと を本当に感謝している。現地校ではディベートや演劇など、嫌なこともあったが、 マーチングバンドに参加していたことが励みになり、自ら頑張ろうと思った。」と勉 強以外のスポーツやアクティビティにも積極的に取り組むことを勧められた。 帰国後は「日本式の英語の勉強(=文法学習中心)と漢字で苦労した。更に“帰国 子女ってかっこいいね”と憧れの人になるので、英語については努力を怠り、スキ ルはどんどん落ちていった。」と帰国子女が陥りやすい弱い面を指摘され、「正し い発音も大事だが、年齢にあった英語、中身のある英語を磨かないといけない。 英語維持にはいくつか方法はあるが積極的に映画、洋楽の視聴や、交換留学の 利用も有効だ。姉弟間の会話を今でも英語で行っていることも維持に役立っているとアドバイスされた 。

そして「それよりもアメリカでどれくらい英語に対して努力したかがカギだと思う。 今は支えとなるアメリカの友達を作ってアメリカの生活を存分に楽しんでほしい。」 と励ましの言葉を送った。

<第3部:日本の大学への進路ガイダンス(一般参加希望者対象)>

最後の講演では高井教授による「日本の大学への進路ガイダンス」を、とても興 味深い内容を独自の経験と切り口で講演いただいた。

・大学では何をするのか?
・海外の大学/日本の大学どちらが有利か?
・文系/理系、国立大/私立大どちらが有利か? など

「高度かつ様々な知識、技能を大学で身につけて、社会で活用してほしい。さら に、帰国子女はその国際資質を日本に還元することを期待されている。」とし、 日本の大学への進学を勧める。

「急ピッチで進める日本の国際化への一手として、日本の13大学が推進してい る“G30”がある」 英語による授業を実施してもっと海外の留学生を誘致しようとしている日本の状況を紹介していただき、その中でも「名古屋大学は一般大学生 と留学生の橋渡しを帰国子女に期待している」と述べ、帰国子女への門戸が広い ことをアピールされた。

そして村井校長は今日一日の締めくくりとして「これから自分は何がやりたいの か、進路を決定しなければならない。でも人生はやり直しができるから、自信を持 って、強い精神力を持って臨んで欲しい。」と子供たちを激励した。

≪りんご会理事・運営委員会からのコメント≫

今年度から、将来の日本の国際社会を担うリーダーを育てようという活動に取り組んで います。この企画もその一つで、子どものやりたいこと、進路、キャリアプランを親子で 話すきっかけにして欲しいと思っています。今後のデトロイトりんご会補習授業校の活動 に是非ご協力をお願い致します。

講師紹介:

岩城奈巳 准教授は小学5年生の時に渡米、ミシガンで約3年半、ケンタッキーで 約4年を過ごされた。またデトロイトりんご会補習授業校へ通われていた先輩 である。その後、帰国子女として大学に入学され、「英語」の研究をされている。

高井次郎 教授は4歳から大学までをカナダで過ごし、当時デトロイトで起こった ジャパンバッシングを機に帰国子女として日本の大学に編入。その後、アメリカの 大学などにも籍を置くなどして「社会心理」の研究をされている。

~補習校の先輩が語る、帰国子女の苦悩と成功のカギ~

9月7日(土)、デトロイトりんご会補習授業校(以下、補習校)にてキャリア教育講演会 を開催。今年は名古屋大学留学生センターの岩城准教授と名古屋大学大学院教育発 達科学研究科の高井教授をお招きし、帰国子女教育や日本の大学への進学ガイダン ス、個別進学相談会などを行った。

<第1部:キャリア教育講演会(保護者対象)>

参加者が100人を超える中、岩城准教授が登壇され、約7年のアメリカ生活での 良かったこと、辛かったこと、そしてそれらがどのように結びついて今があるかを 実体験に基づいた説得力のある講演を行っていただいた。

「現地校に通いながら、補習校では日本語で授業をこなすことは大変。しかし補 習校での友人は精神面で救いになっていた。その友人は今でも付き合いがあり、 かけがえのない存在。」と現地校と補習校での苦悩と努力の日々を振り返りつ つ、帰国子女として強い面、弱い面をハッキリと示された。「帰国子女は留学経験 者よりもはるかに高い可能性を持っている。」という持論をお持ちだが、「今の日 本では留学経験者を重宝がる傾向にある。帰国子女は少し英語が得意だろうが、 継続的な努力(=英語維持、向上)が絶対に必要。」と強く語られた。「アメリカに いる間は日本に向くよりも、しっかりとアメリカと向き合って生活するべきで、“今日 の苦労は、明日の喜び”だ。」と語り、保護者として目から鱗が落ちる内容だった。

<第2部:キャリア教育講演会(中高生とその保護者対象)>

第2部では岩城准教授より中高生本人たちに直接訴えるメッセージとして第1部 の内容をより具体的に講演いただいた。

「好んでアメリカに来たわけではないが、今は親にアメリカに連れて来てくれたこと を本当に感謝している。現地校ではディベートや演劇など、嫌なこともあったが、 マーチングバンドに参加していたことが励みになり、自ら頑張ろうと思った。」と勉 強以外のスポーツやアクティビティにも積極的に取り組むことを勧められた。 帰国後は「日本式の英語の勉強(=文法学習中心)と漢字で苦労した。更に“帰国 子女ってかっこいいね”と憧れの人になるので、英語については努力を怠り、スキ ルはどんどん落ちていった。」と帰国子女が陥りやすい弱い面を指摘され、「正し い発音も大事だが、年齢にあった英語、中身のある英語を磨かないといけない。 英語維持にはいくつか方法はあるが積極的に映画、洋楽の視聴や、交換留学の 利用も有効だ。姉弟間の会話を今でも英語で行っていることも維持に役立っているとアドバイスされた 。

そして「それよりもアメリカでどれくらい英語に対して努力したかがカギだと思う。 今は支えとなるアメリカの友達を作ってアメリカの生活を存分に楽しんでほしい。」 と励ましの言葉を送った。

<第3部:日本の大学への進路ガイダンス(一般参加希望者対象)>

最後の講演では高井教授による「日本の大学への進路ガイダンス」を、とても興 味深い内容を独自の経験と切り口で講演いただいた。

・大学では何をするのか?
・海外の大学/日本の大学どちらが有利か?
・文系/理系、国立大/私立大どちらが有利か? など

「高度かつ様々な知識、技能を大学で身につけて、社会で活用してほしい。さら に、帰国子女はその国際資質を日本に還元することを期待されている。」とし、 日本の大学への進学を勧める。

「急ピッチで進める日本の国際化への一手として、日本の13大学が推進してい る“G30”がある」 英語による授業を実施してもっと海外の留学生を誘致しようとしている日本の状況を紹介していただき、その中でも「名古屋大学は一般大学生 と留学生の橋渡しを帰国子女に期待している」と述べ、帰国子女への門戸が広い ことをアピールされた。

そして村井校長は今日一日の締めくくりとして「これから自分は何がやりたいの か、進路を決定しなければならない。でも人生はやり直しができるから、自信を持 って、強い精神力を持って臨んで欲しい。」と子供たちを激励した。

≪りんご会理事・運営委員会からのコメント≫

今年度から、将来の日本の国際社会を担うリーダーを育てようという活動に取り組んで います。この企画もその一つで、子どものやりたいこと、進路、キャリアプランを親子で 話すきっかけにして欲しいと思っています。今後のデトロイトりんご会補習授業校の活動 に是非ご協力をお願い致します。

講師紹介:

岩城奈巳 准教授は小学5年生の時に渡米、ミシガンで約3年半、ケンタッキーで 約4年を過ごされた。またデトロイトりんご会補習授業校へ通われていた先輩 である。その後、帰国子女として大学に入学され、「英語」の研究をされている。

高井次郎 教授は4歳から大学までをカナダで過ごし、当時デトロイトで起こった ジャパンバッシングを機に帰国子女として日本の大学に編入。その後、アメリカの 大学などにも籍を置くなどして「社会心理」の研究をされている。

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