8月に入りもうすぐお盆ですね。一足早く学校が長い夏休みに入っているので、子供達は毎日元気一杯楽しんでいる一方でお母さん方は色々面倒見が大変なこととお察し致します。しかしながら、大切なお子さん達がこの時期にしか出来ない事、体験出来ない事を通して心身ともに成長する貴重な時間ですので、夏休みが終わるまで残りひと月ほどご辛抱願います。お父さん方も多忙な仕事にかまけず奥様の強力サポートとお子さんとの接触・共有時間を日頃より少しでも多く持てるように公私とも最適な時間管理をお願いします。9月になって学校の新年度が始まったら、是非奥様に遅がけの夏休みもお忘れなく。

ところで、今月号の原稿を書き始めてはっと気が付いたのですが、何と先月号で私が本欄に寄稿し始めてからまる7年が経過していました。前任者から引継いだのが2006年7月号。途中一度だけ休稿した以外は毎月連載して来ましたが、もうそんなになったかという感じです。その間数少ない(?)ご愛読者の方から「毎回読んでますよ」、「いつも楽しみにしています」、はたまた「心のオアシスです」などと涙がこぼれるようなありがたいお言葉を頂き、それを励みとしてなんとか続いております。ありがとうございます。砂漠のオアシスならいいですが、蜃気楼にならないようにこれからも頑張ります。

さて、今回はそれにも関連して『継続は力なり』というテーマでお話を進めたいと思います。

多少なりともビジネスに携わった経験のある方ならこの言葉を一度ならず耳にしたり、ご自分でも会話の中で使ったりしたことがおありと思いますが、今では一般のビジネスだけでなくスポーツや芸術・芸能、各種イベント、趣味・習い事にまで幅広く使われているようです。

何か一つの事を始めたら、すぐに飽きて止めてしまったり、難しいからと簡単に諦めたりせず、長く続ける事が大事。続ける事によってその分野の理解と知識が深まり、工夫や改善・改良を重ねることによって技量や能力も向上して、より良い結果・成果が出て自信がつき、自分自身だけでなく周囲を巻き込んだ大きな力を生み出すのですね。

「千里の道も一歩から。」最初は途方もなく遠い彼方(かなた)に見える(あるいは見えない)ゴールやとてつもなく難しく思えるレベルの技、芸でも辛抱強く毎日コツコツ地道に努力を続け一歩、一歩前に進み続けると何年か後には思っても見なかった場所や高みに到達出来たり、それまで出来なかった事がある日突然出来るようになるのです。

プロ野球で言えば、ホームラン世界記録の王さん、シーズン最多安打記録(しかもMLBで)のイチロー選手、日本と米国それぞれの連続試合出場記録保持者の衣笠さん、カール・リプケンさんなどがすぐに浮かびます。芸能・エンタメでは『放浪記』舞台公演2017回の『日本のおかあさん』こと故森光子さん。他にも各種スポーツや公演、イベントでの数々の輝かしい記録、テレビやラジオの長寿番組など驚くようなものがまだまだ沢山あります。

祖先や先達の英知や歴史を静かに語り継ぐ世界遺産、文化遺産なども何百年、何千年とそれこそ途方もない時間を超えておびただしい無数の人々に守られ支えられながら今の時代に息づいています。各地のお祭りや文化・慣習、日本の伝統工芸、巧みの技なども何代も何代も受け継がれて生き続けています。

ここ20年余り訪れる機会がないですが、京都、奈良など日本の古(いにしえ)の文化を伝える文化都市の由緒あるお寺で仏殿、門、塔、仏像、庭園を拝んだり眺めたりしていると何百年、何千年も前の人達も同じ場所で同じ様に拝んだり眺めたり、回廊や石畳、砂利道を踏みしめて歩いていたのだなと不思議な気持ちがしたものです。タイムマシンでワープした訳ではありませんが、気分が落ち着き、まるで昔の人達と同じ空気を吸いそこに一緒に居るような感じがして時間の経つのも忘れて出来ればずっとそこに居たいと思ったものでした。

わずか7年ばかりでは私の本欄への寄稿など全く比較になりませんが、本当に改めて日本にしかない唯一無二のこれらの有形・無形の世界遺産、文化遺産の存在価値を再認識し、感謝し、大切に守って次の世代に引き継がねばならないと思います。

更に大きな目で見れば、それら全てを抱擁し、見守り続けて来てくれた確かな礎である奇跡の青い惑星=『宇宙船 地球号』を私達一人ひとりが大切にして守り続けて行かなければなりませんね。「継続は力なり。」今日も明日もEarth Day!環境保護を続けましょう!!

執筆者紹介:小久保陽三

Premia Partners, LLC (プレミア・パートナーズ・エルエルシー) パートナー。主に北米進出の日系企業向け経営・人事関連コンサルタント業務に従事。慶応義塾大学経済学部卒。愛知県の自動車関連部品・工業用品メーカーに入社後、化成品営業、社長室、総合開発室、米国ニューヨークの子会社、経営企画室、製品開発部、海外事業室、デトロイトの北米事業統括会社、中西部の合弁会社、WIN Advisory Group, Inc.勤務を経て現在に至る。外国企業との合弁契約、技術導入・援助契約、海外現地法人設立・立ち上げ・運営、人事問題取扱い経験豊富。06年7月より本紙に寄稿中。JBSD個人会員。