<!--:en-->From UP Keweenaw Peninsula (4)<!--:--><!--:ja-->UPミシガン キワナー半島便り④<!--:--> 1

こんにちは、8月になりましたが この夏 皆さんは毎日いかがお過ごしでしょうか?まだまだ暑い夏真っ最中ですが、ここキワナー半島の8月は夏から秋に移る時期となります。朝夕はひんやり、特に朝は長袖を着てしまいます。

今回は夏の終わりのイベント2つを紹介したいと思います。まずは家庭菜園でできた野菜の収穫とその野菜をビン詰め(CANNING)にする作業の話です。皆さんの住むあたりではどんな野菜を育て収穫しますでしょうか? キワナー半島に住む人々の家庭菜園の人気野菜はなんといってもインゲンです。インゲンはこのあたりの土壌に適しているのでしょうか。ローカルの人はインゲンが大好きです。ここで生まれ育ち、生活をしている知人のひとりはステーキ、ベイクドポテトにインゲンを毎日食べても飽きないと言います。ローカルの人はこのインゲンを収穫後ビン詰めにします。

私も、義父が収穫したインゲンを義母の手伝いでビン詰めしたことがあります。収穫したインゲンをきれいに洗って余分な土を除くことからはじめ、インゲンの端を切り落とした後、沸騰したお湯で硬めにゆで、熱湯消毒したビンに詰めふたをして、またまたビンを熱湯に入れ、密封。手がかかり大変でした。「お店で買ったほうが安いし、手間ひまがからない。それにキッチンの後かたずけをしなくて済むんだけど」と義母が私の耳元で小さい声で話したのを思い出します。

インゲンのほかにはきゅうり、トマト、にんじん、とうもろこし、赤カブ、ズッキーニ、スクワッシュなどが家庭菜園で栽培されてます。しかし野菜の収穫時期には野生の鹿が出没し、食べられてしまうこともあり、そのため畑のまわりに網の囲いをして野生の鹿から野菜を守ります。昔は物流が今日のように発達していませんでしたので、特に冬の長いこのあたりは夏にビン詰めした野菜を冬に食べる習慣がありました。この土地で育った義母は大きくなるまで芽キャベツやもやしなどの野菜を見たことも食べたこともなかったそうです。今は生活の為に野菜のビン詰めをするのではなく、趣味として夏野菜をビン詰めを楽しんでいる人が多くなりました。しかし義父は何でもたくさん野菜を栽培するので、収穫したトマトやきゅうりを袋いっぱい、3-4袋を朝早く我が家の前に置くのです。食べきれないので、隣近所に分けたこともありました。

ちなみに、義父は専業農家では無く、週末ファーマーです。5、6頭のバッファローを飼っていたこともありました。地元のインディアンから譲り受けたそうです。また時にはアンゴラゴート100頭をテキサスから持ってきたこともありました。林業も手掛けて自分の土地の木を建築用に出荷していました。多くの地元の人に親しまれた弁護士であり、ビジネスマン、そして典型的なローカル人といえる人です。

収穫の話題に戻しましょう。野菜のほかに、野生のベリーピッキングの時期でもあります。8月中ごろから、Thimblebery(シンブルベリー)、ブルーべりー、ブラックベリーを採ることができます。ジャムにして、クリスマスのプレゼントにする人もいます。特にシンブルベリーはこの辺り、北部でしか生息していないので珍しいベリーだそうです。採るとすぐ形が崩れてしまい、採った後すぐにジャムにするか冷凍にしなければなりません。これからの季節、野菜のビン詰めとベリーピッキングに話題が集中します。

もうひとつの夏の終わりのイベントはローカルの人々が楽しみにしているカウンティーフェアーです。8月末の週末に開かれます。移動式の遊園地、乗り物、ゲームやたくさんの店がならびます。カウンティークイーンの選出、ウサギやブタなど動物の品評もありますが、何と言っても乗馬大会に人気があります。美容師、学校の先生、事務所の秘書の人など、ごく普通の人が馬を所有して乗馬を楽しんでいます。馬を数頭持ち、乗馬を教えたり、仕事を終えた後馬好きな人とグループでトレイルで乗馬を楽しんだり、スペリオル湖沿いで水好きな馬だと乗馬で水に浸かってしまいます。子供はこの乗馬大会のために練習に気合が入ります。馬のジャンプは迫力があり、見ていても楽しいです。人々は乗馬を気軽に生活の中で楽しんでいるようです。このカウンティーフェアーが終わるとキワナー半島は夏から秋にむかいます。木々の葉の色が変わり始め短い夏も終わりです。そしてまた同じ頃、MTUの学生もキャンパスに戻り、再びホートンは活気にあふれた町となります。