
7月はブルーベリー狩り (blueberry U-pick)の季節。
あの紺青色の丸いツブツブの形をした果物は、黒い真珠をちょっと連想させるようで、とびきりの魅力があると思いませんか? あの実を詰めたパックが店頭に並ぶと、私はいつも、買わずにはいられない。
ブルーベリーは北米原産。そして、ミシガンはその大産地。なんとミシガンのブルーベリー生産量は米国ナンバーワンなのだそうである。
ブルーベリーには高木性(ハイブッシュ: highbush blueberry) と低木性(ローブッシュ:lowbush blueberry)があって、私たちが生で食べるのは ハイブッシュの方。ローブッシュは食品加工に用いられる。ハイブッシュは寒冷地向き。言うまでもなく、ミシガンはハイブッシュの大産地である。
そしてその大部分はミシガン州南西部で栽培されている。夏、州南西部のサウスヘイブン (South Haven) 近辺をドライブしてごらんなさい。U-Pickブルーベリー農園がこの地域に集中しており、ブルーベリーが茂っているのが時々道路から見えたりする。秋には赤く紅葉しているのが見えることもある(ブルーベリーの葉が紅葉するなんて私は最近初めて知ったのだが)。
州南西部のミシガン湖沿岸地域は、その昔氷河地帯であったため地下水位が高く、また砂地の酸性土壌であるため、酸性土壌と多量の水を要するブルーベリーの栽培にとても適しているのだそうだ。
ブルーベリーの歴史は古く、北米大陸に登場したのはなんと1万3千年前のことらしい。北米インデイアンは、ブルーベリーを陽に干して、スープやシチュー、肉料理に混ぜたり、葉っぱや根っこを薬用にするなど、色々な使い方をしていた。
清教徒が北米大陸にやって来た時、インデイアンはブルーベリーを清教徒達に分け与えてあげ、その優れた栄養価は、清教徒が北米での最初の厳しい冬を乗り切る助けになったそうである。
北米インデイアンの間で先祖代々語り継がれて来た伝説に、飢饉の時、子供達の空腹が少しでも癒されるよう、Great Spirit(インデイアンが崇めた主神)が「お星様の実(starberries)]を与えてくださったのだという話があるそうだ。
なぜ 「スターベリー(star berries)」 とインデイアンが呼んだかというと、ブルーベリーのひとつひとつの実の下端をよく見てごらんなさい。そこには五角形の萼(がく)があって、まるで、キラキラお星様のような形をしていることに気が付かれるだろう。なんともかわいい呼び名ではありませんか。
ビタミンC、抗酸化剤、食物繊維、マンガンなどの栄養に富み、その上低脂肪で低カロリーなので、スーパーフード(superfood)と呼ばれている。スナックにも打ってつけである。
近年、日本で 「目の健康に良い」 としてブルーベリーの人気が高まっているそうだが、米国でも人気は急上昇。消費はうなぎ上りで、この15年間ほどで全米の消費量が3倍近くに増えたそうだ。
ブルーベリー狩りは7月〜8月初旬だが、8月にもなると、低い所はすでに取り尽くされて、木のテッペンの方にしか実が残っていないかもしれないので、貴方が木のテッペンに手が届くほどの長身でなければ(ブルーベリーの木はかなり大きく育つ)、7月のうちに、早めに行かれることをおすすめしたい。
毎年8月中旬には、Blueberry Festivalがサウスヘイブンで開かれる。天の恵みのブルーベリーに今年も感謝・祝福を!
ブルーベリーについてさらに読みたい方は、拙ブログ「ミシガン再発見の旅」(www.ayamay.com) までどうぞ。
ブルーベリーU-pickのできる果樹園を検索できるサイト
www.nabcblues.org/upick.htm
www.pickyourown.org/miae.htm
www.upickmichigan.com
7月はブルーベリー狩り (blueberry U-pick)の季節。
あの紺青色の丸いツブツブの形をした果物は、黒い真珠をちょっと連想させるようで、とびきりの魅力があると思いませんか? あの実を詰めたパックが店頭に並ぶと、私はいつも、買わずにはいられない。
ブルーベリーは北米原産。そして、ミシガンはその大産地。なんとミシガンのブルーベリー生産量は米国ナンバーワンなのだそうである。
ブルーベリーには高木性(ハイブッシュ: highbush blueberry) と低木性(ローブッシュ:lowbush blueberry)があって、私たちが生で食べるのは ハイブッシュの方。ローブッシュは食品加工に用いられる。ハイブッシュは寒冷地向き。言うまでもなく、ミシガンはハイブッシュの大産地である。
そしてその大部分はミシガン州南西部で栽培されている。夏、州南西部のサウスヘイブン (South Haven) 近辺をドライブしてごらんなさい。U-Pickブルーベリー農園がこの地域に集中しており、ブルーベリーが茂っているのが時々道路から見えたりする。秋には赤く紅葉しているのが見えることもある(ブルーベリーの葉が紅葉するなんて私は最近初めて知ったのだが)。
州南西部のミシガン湖沿岸地域は、その昔氷河地帯であったため地下水位が高く、また砂地の酸性土壌であるため、酸性土壌と多量の水を要するブルーベリーの栽培にとても適しているのだそうだ。
ブルーベリーの歴史は古く、北米大陸に登場したのはなんと1万3千年前のことらしい。北米インデイアンは、ブルーベリーを陽に干して、スープやシチュー、肉料理に混ぜたり、葉っぱや根っこを薬用にするなど、色々な使い方をしていた。
清教徒が北米大陸にやって来た時、インデイアンはブルーベリーを清教徒達に分け与えてあげ、その優れた栄養価は、清教徒が北米での最初の厳しい冬を乗り切る助けになったそうである。
北米インデイアンの間で先祖代々語り継がれて来た伝説に、飢饉の時、子供達の空腹が少しでも癒されるよう、Great Spirit(インデイアンが崇めた主神)が「お星様の実(starberries)]を与えてくださったのだという話があるそうだ。
なぜ 「スターベリー(star berries)」 とインデイアンが呼んだかというと、ブルーベリーのひとつひとつの実の下端をよく見てごらんなさい。そこには五角形の萼(がく)があって、まるで、キラキラお星様のような形をしていることに気が付かれるだろう。なんともかわいい呼び名ではありませんか。
ビタミンC、抗酸化剤、食物繊維、マンガンなどの栄養に富み、その上低脂肪で低カロリーなので、スーパーフード(superfood)と呼ばれている。スナックにも打ってつけである。
近年、日本で 「目の健康に良い」 としてブルーベリーの人気が高まっているそうだが、米国でも人気は急上昇。消費はうなぎ上りで、この15年間ほどで全米の消費量が3倍近くに増えたそうだ。
ブルーベリー狩りは7月〜8月初旬だが、8月にもなると、低い所はすでに取り尽くされて、木のテッペンの方にしか実が残っていないかもしれないので、貴方が木のテッペンに手が届くほどの長身でなければ(ブルーベリーの木はかなり大きく育つ)、7月のうちに、早めに行かれることをおすすめしたい。
毎年8月中旬には、Blueberry Festivalがサウスヘイブンで開かれる。天の恵みのブルーベリーに今年も感謝・祝福を!
ブルーベリーについてさらに読みたい方は、拙ブログ「ミシガン再発見の旅」(www.ayamay.com) までどうぞ。
ブルーベリーU-pickのできる果樹園を検索できるサイト
www.nabcblues.org/upick.htm
www.pickyourown.org/miae.htm
www.upickmichigan.com