<!--:en-->Japanese School of Detroit Sports Tournament 2013<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会補習授業校 2013年度 大運動会<!--:--> 10

 6月15日(土)、デトロイトりんご会補習授業校の恒例行事である運動会が開催された。中学生はクラス対抗の球技大会を午前中に行い、午後から運動会に合流。高校生は競技の手伝いや放送を担当しながら競技に出場するなど、学年によって参加形式の違いはあるものの、年齢差を越えた一大学校行事であり、また多数の企業で構成されている運動会実行委員が会場設営や当日の用具準備などを担当して行われる当地日本人コミュニティーぐるみの重要イベントでもある。今年は高校生の運営によって例年設けられる模擬店と水ヨーヨー釣りに加えて射的コーナーも生まれ、楽しみと賑わいを増していた。

 当日は曇り空の下での開会となったが、体力の消耗は少ない好条件の日和となり、力いっぱいの演技や競技が繰り広げられた。

 開会宣言に続く日米両国の国旗掲揚そして同校校歌斉唱の後、村井校長より挨拶があり、父母会・運営委員・各企業の尽力に触れ、児童生徒に感謝の気持ちを喚起した。日本では梅雨にも関わらず暑い中で運動会を行う学校がある例を比較として挙げ、爽やかな風が吹く中で、素晴らしい演技や記録が出ることを期待していると伝えた。

 同校が所在しているノバイ市の教育関係者としてノバイ学校区教育長とノバイ教育委員会委員長、ノバイコミュティーエデュケーションのディレクターが開会式に列席。同補習校との絆を大切にしていることが窺えた。デトロイト総領事館より松田総領事並びに河西領事、植田JBSD事務局長、菅間JSDウィメンズクラブ会長も来賓として駆けつけ、児童生徒の奮闘を温かく見守った。

 生徒会長が挨拶の中で「運動会を楽しみにしていた人、手を上げて~!」と呼びかけたところ、大半の児童生徒が挙手し、心待ちにしていることが示された。続いて小学部6年生と中学生代表による力強い選手宣誓が行われた。中学生の宣誓の言葉には、当地で色々な経験をしていることや、補習校で出会ったことなどが織り込められ、この運動会が単にスポーツイベントとしてだけではなく、集団学習活動が少ない当地において学友と力を合わせる貴重な機会であることが伝わった。

 演技は「ラジオ体操」でスタート。保護者や教職員、そして来賓の方々も加わって日本の定番曲に合わせて体を解した。徒競走や「山あり谷あり」と名付けられた障害物競走などの個人競技が行われた後、日本の伝統的な種目である「綱引き」「玉入れ」「騎馬戦」などの団体競技が続いた。

 幼稚園児と保護者による微笑ましい親子ダンスは毎年演目を替えているが、今年は「勇気100%」が選ばれた。20年程前に放映が開始されたアニメ『忍たま乱太郎』の主題歌で、世代を超えて親しまれている曲である。「・・がんばるしかないさ」「ぼくたちが持てる輝き 忘れないでね」という歌詞が付いている。歌詞通りの輝くばかりの演技が繰り広げられ、和やかなムードが会場一杯に溢れた。

 同校の運動会は紅白対抗戦で行われるため、団体種目の判定が発表されるごとに大歓声が上がった。小学部高学年の騎馬戦では、昨年の40周年記念スペシャルとして追加された男女混合戦が今年も行われ、男女の区別の無い果敢な熱戦ぶりに、会場は大いに沸いていた。

 最後の団体戦である騎馬戦が終わった時点では40点程の差で紅組が優勢。中学部・高等部の各クラス全員でチャレンジする「学級対抗大縄跳び」で結束力と若者の跳躍力とが披露された後、勝負の行方を決める代表選手による紅白対抗リレーに移った。選手達の颯爽とした走りに感嘆の声が上がり、会場の盛り上がりは最高潮に達した。

 最終結果は閉会式で発表され、60点以上の差をつけた赤組の勝利となった。今年度より赴任し、今回初めて同校の運動会を目にした村井校長は、各学齢に合わせた好評に続けて、「自分の力の限りを出し、力を合わせることの大切さを知ったことでしょう。本当に素晴らしい運動会でした。」と感想を述べ、関係者への謝意と今後の協力を依頼する言葉で締めくくった。