<!--:en-->Drawing Contest at the DETROIT ZOO<!--:--><!--:ja-->写生大会 at the DETROIT ZOO<!--:--> 1

 去る5月5日(日)、JBSD(デトロイト日本商工会)主催による写生大会が、昨年と同じデトロイト動物園で開催された。今年は冬からなかなか抜け出せず、1週ほど前までは暖房が欠かせない寒い日が続き、天候とともに気温が心配されたが、当日はぽかぽか陽気になり関係者と参加者を喜ばせた。日本では子供の日に当たるこの日、530人程が写生に挑戦し、同伴者を合わせると参加者は800人近くを数え、春の恒例行事として定着していることが表れていた。

 思い思いの場所で描かれた作品は例年に変わらず質の高い力作が多く、当日、JBSDの担当者と共に受付や見回りにあたったデトロイトりんご会補習校講師による入賞作品の選定には十分時間がかけられ厳正に審査が行われた。特に、今年度より文部省派遣教員として当地に赴任となった村井学校長は美術が専門であり、穏かな表情ながらも厳しい目で作品を吟味していた。

 表彰式では、JBSD事務局長の植田氏より参加に対するお礼が伝えられた後、在デトロイト総領事館の野口首席領事より挨拶があった。この4月に当地へ着任する前はインドに赴任していた領事は「インドでは(気温が)40度を超すためにこのような写生大会はあり得ない」と切り出し、インドの動物に関する話題を提供した。神聖な生き物とみなされている牛の群れを道で見る話や、誕生日祝いに子象が登場する話に、参加者は静かに耳を傾けていた。

 表彰の前に村井校長から「短時間で立派な作品が集まりました」との審査講評と、審査方法並びに各部門ごとの審査基準が伝えられた。未就学・幼稚園の部では“色彩の美しさ・対象に大きく向かっていること”。小1-3では“色や形へのこだわり、例えばライオンの髭を一生懸命描いているとか、自分なりのこだわりがどこかに感じられること”。小4‐6では遠近感がついてくる学齢なので“デッサン力を加味”。中高では“表現材料を使いこなし思いを描いていること”。一般の作品ではリアリズムやイラストなど幅広い作風があったことに言及した上で“訴えるものが強いこと”。これらを選ぶ基準にした旨が明示され、来年もこのようになると加えた。数多くの見事な作品の中から、学年枠別に金賞、銀賞、銅賞及び努力賞が選ばれ、右参加者が賞を獲得した。

写生大会 入賞者(敬称略)

【未就学・幼稚園の部】
金賞  高木蒼空
銀賞  大河内優
銅賞  粟野夏灯
努力賞 尾崎賀穂
努力賞 武藤怜生

【小学校1-3年の部】
金賞  岩永莉奈
銀賞  岡野航大
銅賞  瀬戸翔太郎
努力賞 早原鈴華
努力賞 鈴木凜

【小学4-6年の部】
金賞  篠原杏奈
銀賞  鵜飼総司
銅賞  石田里奈
努力賞 シャーダン沙璃菜
努力賞 稲蔭美弥
努力賞 大河内駿

【中学生・高校生の部】
金賞  坂本とも葉
銀賞  小堀泰平
銅賞  水田アレックス
努力賞 田渕理子

【一般の部】
金賞  武藤育美
銀賞  坂本雅子
銅賞  モーゼスデニス
努力賞 五島淑
努力賞 乙部正幸

各部門の金賞作品


高木蒼空さんの作品


岩永莉奈さんの作品


篠原杏奈さんの作品


坂本とも葉さんの作品

武藤育美さんの作品