
日本発祥で全世界に普及している「レイキ」を御存じだろうか。レイキとはセラピスト(施術者)が両手で軽く触れるヒーリングの技法。セラピストの両手から自然界に存在する生体エネルギーが伝播されることで、受けた人は、身体のエネルギーが調整されてエネルギーの流れやバランスが良くなり、深いリラクゼーションが経験できるという。
去る5月5日(日)、ノーズビル市のホテル(Holiday Inn Express Hotel)を会場にしてレイキセミナーが催された。主催者はイリノイ州シカゴ近郊でプロフェッショナルなエナジーヒーラーとして活躍している加藤優氏。前半、加藤氏よりレイキについて1時間ほど説明があり、続いて、参加者全員(25人程)に対して、ミシガン在住のレイキセラピストである湯浅保美さん他2名と加藤氏が、実際に10分ほどずつのレイキセッションを無料で提供した。レイキの概要を理解し、気軽に体験する機会となった。
セミナーでは加藤氏の簡単な自己紹介の後、「誰でもヒーリングができる」との言葉で解説が始まり、受講者の間に感心とも懐疑ともつかない声が上がった。聴講者の懐疑に応じるかのように、Foxチャンネルの健康番組でホストを勤めるDr.OZ(コロンビア大学心臓外科教授)のレイキについてのコメント、その映像が映し出された。Dr.OZはレイキが心身のバランスを整えるために効果的なエナジーメディスンであると提唱している。西洋医学の旗手ともいえるDr.OZがレイキを推奨しているという事実は、それだけ医学が代替医療を認めて吸収しつつあるという時代を象徴しているのかも知れない。
加藤氏によれば、レイキとは、人間が持っている生体エネルギー(中国医学の「気」に相当)を調節することで、心身状態を健やかにする療法である。個人の存在の根幹に働きかける、言い換えれば、「いのち」の力を輝かせることで、自然でバランスのとれた状態に保つ方法であるとのこと。加藤氏は、精神のバランスこそが健康の鍵としており、肉体の状態のみに関心を寄せている一般的な健康観に対して、警鐘を鳴らした。彼は、その根拠として、次のような論文や例をあげた。
まず、「腰痛は心が原因」との説(サーノ博士のTMS理論)。腰痛を経験している年代層は30~40代をピークにして高齢になると患者が減少するデータがある。身体の構造が腰痛の原因であるのなら高齢者層に患者が増えるはずである。このデータは、身体の構造上の不具合が腰痛の原因であるとは限らないということを示している。
また、健常者(=痛みや不具合の無い人)98人に対して腰部脊柱をMRIで検査したところ、過半数が脊柱の湾曲を患っており、椎間板に深刻な損傷を負った人もいたとの研究論文がある。
加藤氏はこれらのことから、‘構造上の欠陥=痛み’ではなく、痛みを除くためには構造を変えるだけでは不十分と強調した。さらに、心理面での治療により生き方の質を変えることで、癌の治療効果を高めたという研究成果(Dr. Simonton)や、瞑想で血圧を低下させることが出来たという研究を列挙。それらに続けて、加藤氏はどんな病気も不安や恐怖といった心の問題に根本原因があると結論付けた。エネルギーの状態を改善することで、心に安穏を得れば、免疫システムも活性化されて病は治ると語った。
レイキを含めた、エナジー・ヒーリング(生体エネルギーをコントローすることによる癒し)の臨床研究として、リラクゼーションのため鎮痛剤などの投薬量が減ったり、末期がん患者が穏やかで有意義な死を迎えるなど、次々にその効果が報告されているとの話。即、痛みや症状が消えるものではないとの言葉が付け加えられた後、自身の話として、奥様が甲状腺障害のために排卵が無く妊娠は不可能と医師に断言されたが、加藤氏のセラピーが効を奏して子宝に恵まれたことを語った。
加藤氏はイリノイ州に居を構えているが、レイキを習得するためのクラスをノバイ地区で9月に開催することを予定している。また、加藤氏よりトレーニングを受け、今回のアシスタントを務めた湯浅保美さんによるレイキセッションの体験も可能とのこと。湯浅さんはシカゴ在住時、慣れない海外生活で心身共に不安定であった時に加藤氏のヒーリングを受け、バランスを取り戻す経験をしたのをきっかけにヒーリングの勉強を始めた。湯浅さんも、レイキの習得により誰でも自分や家族へのヒーリングを行うことができるようになると言う。加藤氏によれば潜在能力は皆同等に有しているとのこと。個人の奥底にある巨大な潜在能力に怯えるがゆえに抵抗すれば、ヒーリングを提供出来ない。その抵抗の度合いに個人差がある。自分自身のエネルギーを調整することで、その抵抗を和らげれば、誰でも最終的には、ヒーリングの能力が開花するらしい。
さて、セミナーの後、実際の個別セッション体験に移った。通常1時間から1時間半のところ、この日は体験コースということで10分ほど。受けた人の多くが「触られたところがポカポカ」との感想を漏らした。その感覚がセッション後も持続している人、(自分の)手がビリビリしている人、「頭の中がポワンとしている」という人もいた。感じ方の違いは個人差があり、それはセラピストとの繋がり方や相性にもよる。また実感が無かったとしても、精神の深いレベルでは変化が起きているのであって、効果が無かったと考える必要はないそうだ。
終了予定時刻を超えてもセッション提供は続き、一通り終わった後には質問に丁寧に答える加藤氏の姿があった。セミナー中に加藤氏が語った「本当の自分を知らないために生じる不安や恐怖」に関しての質問が寄せられ、「本当の自分を知るためには、(長い話を短くすると)うその自分を捨てること」と応答し、解説を加えた。自我(思考の中枢)は潜在意識を封印しようとしており、それに伴い、自我は潜在意識の奥にある魂をも封印している。その結果、魂が放つ人間の生命力が身体に届かなくなり、健康を害するということを説いた。
レイキは人間の中にある力を引き出すことによる癒しなので、薬品などによる副作用の心配がない。心身に不調を抱えている方、癒し体験をしたい方、そして自身のヒーラー能力をつけたい方、「レイキ」の扉を叩いてみてはいかが?
本イベントの主催者:加藤優氏
Atman Well-being主宰
http://www.atmanwellbeing.com
Energy Healer/Spiritual Healer
Alternative Psychotherapist
イリノイ州パラタイン市にてプロフェッショナルなエナジーヒーラーとして活動。10年の臨床経験をもつ。電話を通じてのヒーリング受診も可能。
ミシガン在住セラピスト湯浅保美氏
E-mail:shastayasumi [at] gmail.com
日本発祥で全世界に普及している「レイキ」を御存じだろうか。レイキとはセラピスト(施術者)が両手で軽く触れるヒーリングの技法。セラピストの両手から自然界に存在する生体エネルギーが伝播されることで、受けた人は、身体のエネルギーが調整されてエネルギーの流れやバランスが良くなり、深いリラクゼーションが経験できるという。
去る5月5日(日)、ノーズビル市のホテル(Holiday Inn Express Hotel)を会場にしてレイキセミナーが催された。主催者はイリノイ州シカゴ近郊でプロフェッショナルなエナジーヒーラーとして活躍している加藤優氏。前半、加藤氏よりレイキについて1時間ほど説明があり、続いて、参加者全員(25人程)に対して、ミシガン在住のレイキセラピストである湯浅保美さん他2名と加藤氏が、実際に10分ほどずつのレイキセッションを無料で提供した。レイキの概要を理解し、気軽に体験する機会となった。
セミナーでは加藤氏の簡単な自己紹介の後、「誰でもヒーリングができる」との言葉で解説が始まり、受講者の間に感心とも懐疑ともつかない声が上がった。聴講者の懐疑に応じるかのように、Foxチャンネルの健康番組でホストを勤めるDr.OZ(コロンビア大学心臓外科教授)のレイキについてのコメント、その映像が映し出された。Dr.OZはレイキが心身のバランスを整えるために効果的なエナジーメディスンであると提唱している。西洋医学の旗手ともいえるDr.OZがレイキを推奨しているという事実は、それだけ医学が代替医療を認めて吸収しつつあるという時代を象徴しているのかも知れない。
加藤氏によれば、レイキとは、人間が持っている生体エネルギー(中国医学の「気」に相当)を調節することで、心身状態を健やかにする療法である。個人の存在の根幹に働きかける、言い換えれば、「いのち」の力を輝かせることで、自然でバランスのとれた状態に保つ方法であるとのこと。加藤氏は、精神のバランスこそが健康の鍵としており、肉体の状態のみに関心を寄せている一般的な健康観に対して、警鐘を鳴らした。彼は、その根拠として、次のような論文や例をあげた。
まず、「腰痛は心が原因」との説(サーノ博士のTMS理論)。腰痛を経験している年代層は30~40代をピークにして高齢になると患者が減少するデータがある。身体の構造が腰痛の原因であるのなら高齢者層に患者が増えるはずである。このデータは、身体の構造上の不具合が腰痛の原因であるとは限らないということを示している。
また、健常者(=痛みや不具合の無い人)98人に対して腰部脊柱をMRIで検査したところ、過半数が脊柱の湾曲を患っており、椎間板に深刻な損傷を負った人もいたとの研究論文がある。
加藤氏はこれらのことから、‘構造上の欠陥=痛み’ではなく、痛みを除くためには構造を変えるだけでは不十分と強調した。さらに、心理面での治療により生き方の質を変えることで、癌の治療効果を高めたという研究成果(Dr. Simonton)や、瞑想で血圧を低下させることが出来たという研究を列挙。それらに続けて、加藤氏はどんな病気も不安や恐怖といった心の問題に根本原因があると結論付けた。エネルギーの状態を改善することで、心に安穏を得れば、免疫システムも活性化されて病は治ると語った。
レイキを含めた、エナジー・ヒーリング(生体エネルギーをコントローすることによる癒し)の臨床研究として、リラクゼーションのため鎮痛剤などの投薬量が減ったり、末期がん患者が穏やかで有意義な死を迎えるなど、次々にその効果が報告されているとの話。即、痛みや症状が消えるものではないとの言葉が付け加えられた後、自身の話として、奥様が甲状腺障害のために排卵が無く妊娠は不可能と医師に断言されたが、加藤氏のセラピーが効を奏して子宝に恵まれたことを語った。
加藤氏はイリノイ州に居を構えているが、レイキを習得するためのクラスをノバイ地区で9月に開催することを予定している。また、加藤氏よりトレーニングを受け、今回のアシスタントを務めた湯浅保美さんによるレイキセッションの体験も可能とのこと。湯浅さんはシカゴ在住時、慣れない海外生活で心身共に不安定であった時に加藤氏のヒーリングを受け、バランスを取り戻す経験をしたのをきっかけにヒーリングの勉強を始めた。湯浅さんも、レイキの習得により誰でも自分や家族へのヒーリングを行うことができるようになると言う。加藤氏によれば潜在能力は皆同等に有しているとのこと。個人の奥底にある巨大な潜在能力に怯えるがゆえに抵抗すれば、ヒーリングを提供出来ない。その抵抗の度合いに個人差がある。自分自身のエネルギーを調整することで、その抵抗を和らげれば、誰でも最終的には、ヒーリングの能力が開花するらしい。
さて、セミナーの後、実際の個別セッション体験に移った。通常1時間から1時間半のところ、この日は体験コースということで10分ほど。受けた人の多くが「触られたところがポカポカ」との感想を漏らした。その感覚がセッション後も持続している人、(自分の)手がビリビリしている人、「頭の中がポワンとしている」という人もいた。感じ方の違いは個人差があり、それはセラピストとの繋がり方や相性にもよる。また実感が無かったとしても、精神の深いレベルでは変化が起きているのであって、効果が無かったと考える必要はないそうだ。
終了予定時刻を超えてもセッション提供は続き、一通り終わった後には質問に丁寧に答える加藤氏の姿があった。セミナー中に加藤氏が語った「本当の自分を知らないために生じる不安や恐怖」に関しての質問が寄せられ、「本当の自分を知るためには、(長い話を短くすると)うその自分を捨てること」と応答し、解説を加えた。自我(思考の中枢)は潜在意識を封印しようとしており、それに伴い、自我は潜在意識の奥にある魂をも封印している。その結果、魂が放つ人間の生命力が身体に届かなくなり、健康を害するということを説いた。
レイキは人間の中にある力を引き出すことによる癒しなので、薬品などによる副作用の心配がない。心身に不調を抱えている方、癒し体験をしたい方、そして自身のヒーラー能力をつけたい方、「レイキ」の扉を叩いてみてはいかが?
本イベントの主催者:加藤優氏
Atman Well-being主宰
http://www.atmanwellbeing.com
Energy Healer/Spiritual Healer
Alternative Psychotherapist
イリノイ州パラタイン市にてプロフェッショナルなエナジーヒーラーとして活動。10年の臨床経験をもつ。電話を通じてのヒーリング受診も可能。
ミシガン在住セラピスト湯浅保美氏
E-mail:shastayasumi [at] gmail.com