
昨年2012年は日米桜寄贈100周年を迎え、桜を介した交流を首都ワシントンのみならず全米に広げたいという趣旨のもとにスタートした事業によって、全米各地で植樹やその関連の友好イベントが実施された。そして桜植樹は100周年の年でピリオドを打つことなく、日米友好関係の一層の発展を願い続けられている。
4月26日(月)、ミシガン州の州都ランシング市にて桜の植樹式が行われた。ランシング市の観光やビジネス、教育関係者並びに在デトロイト日本国総領事館、日系企業、日米協会、ミシガン滋賀姉妹州県委員会の代表者など多くが参列した。今年は4月中旬を過ぎても霜が降りるほどの寒さが続き、天候が心配されたが、この日は打って変わって暖かな日となり、若い桜の木に眩い日差しが降り注いだ。4月26日はArbor Day:アーバーデイと称される植樹の日であり、それに合わせた式典であったが、桜の花がタイミング良く咲き、祝賀のムードに文字通り華を添えていた。
植樹式に先立ってシティーホールにて親睦の時間が設けられ、ランシング市のVirg Bernero市長より、訪日した折には篤い歓迎を受け、日本は大好きな国であるとの談話を交え、日米の交流が植樹を機に一層深まることを期する言葉が伝えられた。松田総領事からも桜が更に強い絆を結ぶ役割を果たすことへの祈願が述べられた後、日米桜寄贈100周年にあたり日本で発行された記念切手を収めた額が同市に寄贈された。
3本の桜の苗木は、ランシング市の中心を流れる川沿いの公園(Adado Riverfront Park)に植えられた。同市のハイスクールで日本語を習得中の生徒も駆けつけ、日米の友好を願う多くの人々により植樹が行われた。ランシング市の副市長はアーバーデイに日本との友好の新たな歴史がスタートすることを祝う言葉を述べ、また、姉妹都市である大津市のみならず日米交流が活発良好に続いてゆくことを願った。
松田総領事は、日本語を履修している生徒達に日本語を選んでくれたことに対する喜びと激励を伝えた後、日米桜寄贈の歴史をかいつまんで説明した。「今後はここで家族や友人と共に花見を楽しんで欲しい」との希望を述べた。続いて同市のレクリエーション関係の担当者より更なる説明が加えられた。この公園は市民の憩いの場であり、多くのイベントが開催される場所だという。日米交流のシンボルである桜が、多くの人の目を楽しませ、心を癒してゆくことであろう。
日米交流のシンボルである桜の木がしっかりと根付いて、厳しい寒さに見舞われてもなお、枝を伸ばし美しい花を咲かせ続けることを祈り、参列者が順々に若木を守るマルチ(ウッドチップ)を加えていった。
同日の午後には、ランシング地区商工会議所を会場にビジネス・ランチョンが催され、様々な分野の代表によるプレゼンテーションが行われた。まず市長が、ランシング市は近年著しいビジネス発展を遂げていると強調、自動車産業の新展開やグローバルな企業の増加などの点を指摘し、今後も成長が期待されると述べた。
松田総領事は、日本のミシガンにおける投資の多くは自動車産業に向けられているといった現状を挙げ、何が新しい機会となりうるかを提起した後、ランシング地区におけるビジネスチャンスについて、日系企業が理解を深めることを促した。
ランシング地区商工会の会長は、保険会社が多いこの地区はポートランシングとして多数のカルゴが入ってきており、海外貿易の拠点として向いているといった特色を提示。
観光局長は、州都であるランシングには州議事堂の他にミシガン歴史博物館や交通博物館、ミシガン州立大学の美術館や植物園といった公開施設やフェスティバルやスポーツイベントも多く、観光要素が充実しており、コンベンションの開催にも向いているとアピール。
企業(Lansing Economic Area Partnership)の代表は、ミシガン州立大学の研究を一例とし、当地域の人的あるいは技術的な資源の豊かさを強調して「米国内で6番目に成長を遂げている市であるランシングの変化をぜひ実際に見て欲しい」と訴えた。
芸術関連のPRでは、芸術系のイベントやフェスティバルに携わっているNPO‘Michigan Institute for Contemporary Art(MICA)’代表より、ランシングは実に多様なイベントの開催地であることが紹介された他、教育関係者からは、当学区ではいくつかの言語を取り入れているが中でも日本語に力を入れているとの報告が、更にミシガン州立大学のアジア研究センター代表から、同学では日本と提携して日本語並びに日本文学、地理など充実したカリキュラムがあることが伝えられた。
再び市長が挨拶に立ち、両国の友好と交流がより構築されることを願ってやまないと締めくくった。
昨年2012年は日米桜寄贈100周年を迎え、桜を介した交流を首都ワシントンのみならず全米に広げたいという趣旨のもとにスタートした事業によって、全米各地で植樹やその関連の友好イベントが実施された。そして桜植樹は100周年の年でピリオドを打つことなく、日米友好関係の一層の発展を願い続けられている。
4月26日(月)、ミシガン州の州都ランシング市にて桜の植樹式が行われた。ランシング市の観光やビジネス、教育関係者並びに在デトロイト日本国総領事館、日系企業、日米協会、ミシガン滋賀姉妹州県委員会の代表者など多くが参列した。今年は4月中旬を過ぎても霜が降りるほどの寒さが続き、天候が心配されたが、この日は打って変わって暖かな日となり、若い桜の木に眩い日差しが降り注いだ。4月26日はArbor Day:アーバーデイと称される植樹の日であり、それに合わせた式典であったが、桜の花がタイミング良く咲き、祝賀のムードに文字通り華を添えていた。
植樹式に先立ってシティーホールにて親睦の時間が設けられ、ランシング市のVirg Bernero市長より、訪日した折には篤い歓迎を受け、日本は大好きな国であるとの談話を交え、日米の交流が植樹を機に一層深まることを期する言葉が伝えられた。松田総領事からも桜が更に強い絆を結ぶ役割を果たすことへの祈願が述べられた後、日米桜寄贈100周年にあたり日本で発行された記念切手を収めた額が同市に寄贈された。
3本の桜の苗木は、ランシング市の中心を流れる川沿いの公園(Adado Riverfront Park)に植えられた。同市のハイスクールで日本語を習得中の生徒も駆けつけ、日米の友好を願う多くの人々により植樹が行われた。ランシング市の副市長はアーバーデイに日本との友好の新たな歴史がスタートすることを祝う言葉を述べ、また、姉妹都市である大津市のみならず日米交流が活発良好に続いてゆくことを願った。
松田総領事は、日本語を履修している生徒達に日本語を選んでくれたことに対する喜びと激励を伝えた後、日米桜寄贈の歴史をかいつまんで説明した。「今後はここで家族や友人と共に花見を楽しんで欲しい」との希望を述べた。続いて同市のレクリエーション関係の担当者より更なる説明が加えられた。この公園は市民の憩いの場であり、多くのイベントが開催される場所だという。日米交流のシンボルである桜が、多くの人の目を楽しませ、心を癒してゆくことであろう。
日米交流のシンボルである桜の木がしっかりと根付いて、厳しい寒さに見舞われてもなお、枝を伸ばし美しい花を咲かせ続けることを祈り、参列者が順々に若木を守るマルチ(ウッドチップ)を加えていった。
同日の午後には、ランシング地区商工会議所を会場にビジネス・ランチョンが催され、様々な分野の代表によるプレゼンテーションが行われた。まず市長が、ランシング市は近年著しいビジネス発展を遂げていると強調、自動車産業の新展開やグローバルな企業の増加などの点を指摘し、今後も成長が期待されると述べた。
松田総領事は、日本のミシガンにおける投資の多くは自動車産業に向けられているといった現状を挙げ、何が新しい機会となりうるかを提起した後、ランシング地区におけるビジネスチャンスについて、日系企業が理解を深めることを促した。
ランシング地区商工会の会長は、保険会社が多いこの地区はポートランシングとして多数のカルゴが入ってきており、海外貿易の拠点として向いているといった特色を提示。
観光局長は、州都であるランシングには州議事堂の他にミシガン歴史博物館や交通博物館、ミシガン州立大学の美術館や植物園といった公開施設やフェスティバルやスポーツイベントも多く、観光要素が充実しており、コンベンションの開催にも向いているとアピール。
企業(Lansing Economic Area Partnership)の代表は、ミシガン州立大学の研究を一例とし、当地域の人的あるいは技術的な資源の豊かさを強調して「米国内で6番目に成長を遂げている市であるランシングの変化をぜひ実際に見て欲しい」と訴えた。
芸術関連のPRでは、芸術系のイベントやフェスティバルに携わっているNPO‘Michigan Institute for Contemporary Art(MICA)’代表より、ランシングは実に多様なイベントの開催地であることが紹介された他、教育関係者からは、当学区ではいくつかの言語を取り入れているが中でも日本語に力を入れているとの報告が、更にミシガン州立大学のアジア研究センター代表から、同学では日本と提携して日本語並びに日本文学、地理など充実したカリキュラムがあることが伝えられた。
再び市長が挨拶に立ち、両国の友好と交流がより構築されることを願ってやまないと締めくくった。