<!--:en-->To Perform Music ~Brillante Performance~<!--:--><!--:ja-->音楽♪を演奏すること ― 「ブリランテ春の演奏会」をおえて ―<!--:--> 3

 音楽は生活に潤いをもたらし、われわれに歓び、希望をもたらしてくれます。音楽はまた、勝敗をつけるものではなく、人と争うものでもありません。

 音楽は他の芸術や演劇、文学、スポーツ、科学などと同じように、人間がこれまで長い間かかって作り出し、進化させてきました。音楽は人間社会と同様、日々進化し続けています・・・

 今回のコンサートのメインテーマは、『歌』。歌手でオーボエ奏者の改田氏とは数年前からコラボコンサートを行いたいと思っていましたが、なかなか実現しませんでした。今回同氏から、今回の演目のメインのひとつであるファリャの歌曲集『7つのスペイン民謡』をブリランテのコンサートで歌いたいという、申出があった際、二つ返事でOKしました。私も、実は、以前からぜひこの曲をフルートで演奏したいと考えていたのです。

 学生時代にメゾソプラノのテレサベルガンザとギタリストのナルシス・イエペソの同曲集のLPを興味本位で買ったのですが、その素晴らしさに心を打たれ、当時、もちろんいまでも、何度何度も聴きかえした、心に響いた名曲だったのです。(ちなみに、改田氏はホセ・カレラスの録音を聴き、歌手に転向するきっかけとなったいわくつきの曲でもあります。)

 メインテーマが決まると、ごく自然に後のプログラムの構想は出来上がりました。 
第1部は「歌曲の王」とも呼ばれるフランツ・シューベルトの叙情あふれる名曲『アルペジオーネ・ソナタ』と歌曲集『白鳥の歌』から有名な『セレナーデ』を軸にしました。余談ですが、このセレナーデは韓流ドラマ「夏の香り」のメインテーマ曲でもあります。

 新たな試みとして、アルペジオーネソナタでは、第2楽章の代わりに、改田氏の3つのカンツーネを配し、音楽構成に変化をつけてみました。

 第2部では、趣向を少し変えて、異なったエスニックの『歌』の紹介を試みました。フルートとピアノによるピアソラのアルゼンチンタンゴ2曲、バリトンのファリャの歌曲集『7つのスペイン民謡』、ピッコロとピアノでのアメリカの『ヤンキー・ドゥードゥル』、フルート、オーボエ、ピアノ3重奏による、

 日本の唱歌とJPOPのメドレーとフランスの作曲家イベールによるスペイン風の間奏曲、 アンコールでは私のリコーダー演奏によるイントロを取り入れた映画『タイタニック』のテーマ曲で、会場を沸かせました。
今回は演奏者も大いに楽しむことのできたコンサートでもありました。聴衆の多くの方々からも、演奏後声をかけていただき、変化にとんだプログラム構成、異なった音色の組み合わせに対する評価をいただけたと思います。

 20世紀に急激に発達した放送、レコード、CDといった音楽メディアそして最近のインターネットの爆発的な発展は、演奏会以外にも聴衆が音楽的情報を得る回路を飛躍的に増やしました。演奏家や主催者というフィルターを通すことなく、聴衆は広大な音楽文化遺産に自ら向かい合うことができるようになった今日、これまでのような専門知識の投げ売り的な一方通行の演奏会形式から、脱皮することが必要です。今後も演奏、演奏会のあり方を演奏者の皆さんと一丸となって、模索していきたいと思います。

小西孝和プロフィール

アナーバー・コンサート・バンドおよびデトロイト・メトロポリタン・フルートオーケストラ団員。学生時代より音楽演奏活動を行う。元神戸高校オーケストラ、元京大室内楽団員。現在全米フルートアソシエイション会員。 Peter Lucas Graf, Paula Robinson等多数のマスタークラスに参加。
Ervin Monroe, Jeffery Zook, Angie Ro, Amy Porter各氏に師事。

 音楽は生活に潤いをもたらし、われわれに歓び、希望をもたらしてくれます。音楽はまた、勝敗をつけるものではなく、人と争うものでもありません。

 音楽は他の芸術や演劇、文学、スポーツ、科学などと同じように、人間がこれまで長い間かかって作り出し、進化させてきました。音楽は人間社会と同様、日々進化し続けています・・・

 今回のコンサートのメインテーマは、『歌』。歌手でオーボエ奏者の改田氏とは数年前からコラボコンサートを行いたいと思っていましたが、なかなか実現しませんでした。今回同氏から、今回の演目のメインのひとつであるファリャの歌曲集『7つのスペイン民謡』をブリランテのコンサートで歌いたいという、申出があった際、二つ返事でOKしました。私も、実は、以前からぜひこの曲をフルートで演奏したいと考えていたのです。

 学生時代にメゾソプラノのテレサベルガンザとギタリストのナルシス・イエペソの同曲集のLPを興味本位で買ったのですが、その素晴らしさに心を打たれ、当時、もちろんいまでも、何度何度も聴きかえした、心に響いた名曲だったのです。(ちなみに、改田氏はホセ・カレラスの録音を聴き、歌手に転向するきっかけとなったいわくつきの曲でもあります。)

 メインテーマが決まると、ごく自然に後のプログラムの構想は出来上がりました。 
第1部は「歌曲の王」とも呼ばれるフランツ・シューベルトの叙情あふれる名曲『アルペジオーネ・ソナタ』と歌曲集『白鳥の歌』から有名な『セレナーデ』を軸にしました。余談ですが、このセレナーデは韓流ドラマ「夏の香り」のメインテーマ曲でもあります。

 新たな試みとして、アルペジオーネソナタでは、第2楽章の代わりに、改田氏の3つのカンツーネを配し、音楽構成に変化をつけてみました。

 第2部では、趣向を少し変えて、異なったエスニックの『歌』の紹介を試みました。フルートとピアノによるピアソラのアルゼンチンタンゴ2曲、バリトンのファリャの歌曲集『7つのスペイン民謡』、ピッコロとピアノでのアメリカの『ヤンキー・ドゥードゥル』、フルート、オーボエ、ピアノ3重奏による、

 日本の唱歌とJPOPのメドレーとフランスの作曲家イベールによるスペイン風の間奏曲、 アンコールでは私のリコーダー演奏によるイントロを取り入れた映画『タイタニック』のテーマ曲で、会場を沸かせました。
今回は演奏者も大いに楽しむことのできたコンサートでもありました。聴衆の多くの方々からも、演奏後声をかけていただき、変化にとんだプログラム構成、異なった音色の組み合わせに対する評価をいただけたと思います。

 20世紀に急激に発達した放送、レコード、CDといった音楽メディアそして最近のインターネットの爆発的な発展は、演奏会以外にも聴衆が音楽的情報を得る回路を飛躍的に増やしました。演奏家や主催者というフィルターを通すことなく、聴衆は広大な音楽文化遺産に自ら向かい合うことができるようになった今日、これまでのような専門知識の投げ売り的な一方通行の演奏会形式から、脱皮することが必要です。今後も演奏、演奏会のあり方を演奏者の皆さんと一丸となって、模索していきたいと思います。

小西孝和プロフィール

アナーバー・コンサート・バンドおよびデトロイト・メトロポリタン・フルートオーケストラ団員。学生時代より音楽演奏活動を行う。元神戸高校オーケストラ、元京大室内楽団員。現在全米フルートアソシエイション会員。 Peter Lucas Graf, Paula Robinson等多数のマスタークラスに参加。
Ervin Monroe, Jeffery Zook, Angie Ro, Amy Porter各氏に師事。

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