<!--:en-->Japanese School of Detroit Board Director<!--:--><!--:ja-->~デトロイトりんご会補習授業校 小島理事長~<!--:-->

「日本と国際社会の未来のリーダーとしての子どもたち」

 デトロイトりんご会補習授業校では2013年度より設置目的が改定された。同校理事長である小島敬士氏にこれからの補習校と生徒たちへの期待を伺った。

2013-2012年度の活動を振り返りながら、りんご会2013年度の抱負をお聞かせください。

 この4月から始まる2013年度は、補習校を「より魅力的に変えていく」スタートの年と位置付けます。なぜなら昨年度一年間の理事長の仕事を通じて、この補習校の持つ「ポテンシャルの高さ」をとても強く感じたからです。
 その高いポテンシャルとは、まず何よりもここに通う児童・生徒。平日は現地の学校に通って、アメリカの教育や文化、ものの考え方などを学び、土曜日は補習校に来て日本の教育や文化を学ぶ。忙しい1週間の中で時間をやりくりしながら、どちらも両立させて頑張っている。苦労しながらも成長していく児童・生徒たちを一年見てきて、すごく「たくましく」思ったんです。
 この子供たちが将来世の中に出たとき、いったいどれだけの可能性を秘めているのか。日本の勉強、文化だけを学んで育ってきた日本の子供たちと比べて、どちらが世界で活躍できるポテンシャルを持っているのか。言うまでもないですね。デトロイト補習校に通うこのような子供たちを、将来日本と世界を引っ張っていけるような人財にしっかりと育てていきたい。
 一方で、教える側、運営する側に目を向けてみると、ここも同じように非常に高いポテンシャルを感じています。講師も平日は企業などで働き、土曜日教鞭を取る、という方も数多くおられます。実社会を知ったうえで子供たちに勉強を教える。将来、今教えている勉強がどのように役に立つのか、というのをわかった上で授業ができる。また、日本から派遣されている校長先生、教頭先生が日本の教育要領をしっかりと講師の方々に指導している。日本の学習指導要領に基づきながら、実社会で役に立つエッセンスが入るという、非常に「生きた」教育が与えられるのではないでしょうか。
 さらに保護者の方々の学校への参加。これが非常に大きいですね。とくにこのデトロイト地区は自動車産業が活発です。日系自動車関連企業から駐在に来られている方々も非常に多い。そういった方々が「生きた教育」を与える機会、例えば「キャリア講演会」を通じて、自動車の技術というのはどういうものなのか、エンジニアとはどういう仕事なのか、体験、経験に触れさせることができる。また小学校高学年で自動車産業を習いますが、そこで、「未来の自動車はどんなふうになっていくんだろう?」など授業で習うだけでなく、実際にどうなっていくのか?まで授業が発展させられる。それは我々デトロイト補習校の地の利を生かした魅力のある教育が与えられるということだ、と。
 当然他にもいろんな職業の方々がおられます。弁護士、医者、看護士、銀行員・・・。また外交で頑張って下さっている在デトロイト日本国総領事館の外交官の方々、ミシガンで弁護士をされてる方々、などのキャリアを紹介して将来の子供たちの可能性がどういうところにあるのか、視野を広げてあげるチャンスがある。例えば昨年は「元宇宙飛行士候補」の方にまで講演してもらいました。
 そこで、従来のデトロイト補習校の設置目的「日本の学習指導要領に基づいた教育を与える」を、4月から少し変えていきたいと思ってます。
「日本の教育を与える」だけでなく、「将来の日本と国際社会をリードできる人財を育てていく」と、設置目的を改訂しました。これは私が申し上げている「この学校が秘めている可能性の高さ」からきています。
 設置目的を変えただけでは、実態は変わっていきません。そこで、本年度から3か年かけて取り掛かる「補習校の中期計画」を理事・運営委員、講師の方々と立案。『これからの日本と国際社会をリードできる子供たちを育てる』『すべての関係者(生徒、保護者、教職員、地域)にとって魅力的な、持続性のある補習校の実現』を掲げ、それぞれの目標と行動予定、これらが実行できる役割分担を決め、取り組んでいく仕組みを作りました。
 我々理事運営委員会も1年やってきましたが、民間企業から派遣された方々、一般公募で「運営をやってみたい」と参加された方々、こういった情熱を持っている方々と、また同じく情熱を持った講師、職員、日本から来ていただいている教員の方々、一丸となってこのデトロイト補習校で将来の日本と国際社会を引っ張っていく人財を育てていきたいと思っております。

-そのあたりを紹介されるのが、5月18日に開催される「りんご会総会」ということでしょうか?

 そのとおりです。ぜひ興味を持っていただいて足を運んでいただければと思います。きっとワクワクする話がたくさんできますよ!

「日本と国際社会の未来のリーダーとしての子どもたち」

 デトロイトりんご会補習授業校では2013年度より設置目的が改定された。同校理事長である小島敬士氏にこれからの補習校と生徒たちへの期待を伺った。

2013-2012年度の活動を振り返りながら、りんご会2013年度の抱負をお聞かせください。

 この4月から始まる2013年度は、補習校を「より魅力的に変えていく」スタートの年と位置付けます。なぜなら昨年度一年間の理事長の仕事を通じて、この補習校の持つ「ポテンシャルの高さ」をとても強く感じたからです。
 その高いポテンシャルとは、まず何よりもここに通う児童・生徒。平日は現地の学校に通って、アメリカの教育や文化、ものの考え方などを学び、土曜日は補習校に来て日本の教育や文化を学ぶ。忙しい1週間の中で時間をやりくりしながら、どちらも両立させて頑張っている。苦労しながらも成長していく児童・生徒たちを一年見てきて、すごく「たくましく」思ったんです。
 この子供たちが将来世の中に出たとき、いったいどれだけの可能性を秘めているのか。日本の勉強、文化だけを学んで育ってきた日本の子供たちと比べて、どちらが世界で活躍できるポテンシャルを持っているのか。言うまでもないですね。デトロイト補習校に通うこのような子供たちを、将来日本と世界を引っ張っていけるような人財にしっかりと育てていきたい。
 一方で、教える側、運営する側に目を向けてみると、ここも同じように非常に高いポテンシャルを感じています。講師も平日は企業などで働き、土曜日教鞭を取る、という方も数多くおられます。実社会を知ったうえで子供たちに勉強を教える。将来、今教えている勉強がどのように役に立つのか、というのをわかった上で授業ができる。また、日本から派遣されている校長先生、教頭先生が日本の教育要領をしっかりと講師の方々に指導している。日本の学習指導要領に基づきながら、実社会で役に立つエッセンスが入るという、非常に「生きた」教育が与えられるのではないでしょうか。
 さらに保護者の方々の学校への参加。これが非常に大きいですね。とくにこのデトロイト地区は自動車産業が活発です。日系自動車関連企業から駐在に来られている方々も非常に多い。そういった方々が「生きた教育」を与える機会、例えば「キャリア講演会」を通じて、自動車の技術というのはどういうものなのか、エンジニアとはどういう仕事なのか、体験、経験に触れさせることができる。また小学校高学年で自動車産業を習いますが、そこで、「未来の自動車はどんなふうになっていくんだろう?」など授業で習うだけでなく、実際にどうなっていくのか?まで授業が発展させられる。それは我々デトロイト補習校の地の利を生かした魅力のある教育が与えられるということだ、と。
 当然他にもいろんな職業の方々がおられます。弁護士、医者、看護士、銀行員・・・。また外交で頑張って下さっている在デトロイト日本国総領事館の外交官の方々、ミシガンで弁護士をされてる方々、などのキャリアを紹介して将来の子供たちの可能性がどういうところにあるのか、視野を広げてあげるチャンスがある。例えば昨年は「元宇宙飛行士候補」の方にまで講演してもらいました。
 そこで、従来のデトロイト補習校の設置目的「日本の学習指導要領に基づいた教育を与える」を、4月から少し変えていきたいと思ってます。
「日本の教育を与える」だけでなく、「将来の日本と国際社会をリードできる人財を育てていく」と、設置目的を改訂しました。これは私が申し上げている「この学校が秘めている可能性の高さ」からきています。
 設置目的を変えただけでは、実態は変わっていきません。そこで、本年度から3か年かけて取り掛かる「補習校の中期計画」を理事・運営委員、講師の方々と立案。『これからの日本と国際社会をリードできる子供たちを育てる』『すべての関係者(生徒、保護者、教職員、地域)にとって魅力的な、持続性のある補習校の実現』を掲げ、それぞれの目標と行動予定、これらが実行できる役割分担を決め、取り組んでいく仕組みを作りました。
 我々理事運営委員会も1年やってきましたが、民間企業から派遣された方々、一般公募で「運営をやってみたい」と参加された方々、こういった情熱を持っている方々と、また同じく情熱を持った講師、職員、日本から来ていただいている教員の方々、一丸となってこのデトロイト補習校で将来の日本と国際社会を引っ張っていく人財を育てていきたいと思っております。

-そのあたりを紹介されるのが、5月18日に開催される「りんご会総会」ということでしょうか?

 そのとおりです。ぜひ興味を持っていただいて足を運んでいただければと思います。きっとワクワクする話がたくさんできますよ!

返事を書く

コメントを記入してください
お名前を記入してください