<!--:en-->2013 New Years<!--:--><!--:ja-->西暦2013年 平成25年を迎えて<!--:--> 1

新年のご挨拶

在デトロイト日本国総領事館 松田邦紀総領事

 あけまして、おめでとうございます。

 皆様におかれましては、2013年の新春をご健勝にてお迎えのこととお慶び申し上げます。在デトロイト日本国総領事館は、ミシガン州の皆様のご支援を受け、今年で開設20周年を迎えました。これまで以上に皆様のお役に立てるよう館員一同、努力して参りますので、引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 昨年は、米国の大統領選挙を始め、中国の政権交代、韓国の大統領選挙、そして我が国における総選挙等、政治的に大きな動きの多い年でした。また、欧州債務危機や中国の景気減速による世界的な景気低迷、福島原発事故を背景とした原発の安全性に係る世界的な議論や米国におけるシェールガス開発の活発化によるエネルギー情勢の変化等、経済的にも非常に大きな動きのあった年であったと思います。このような政治・経済状況の下で、我が国としては、同盟国である米国との更なる関係強化に努めるとともに、全世界において、高いレベルの経済連携の推進、インフラ輸出のグローバルな展開、資源・エネルギー・食料の安定供給の確保など経済外交を引き続き積極的に推進していく必要があると考えています。

 ミシガン州においては、主産業である自動車産業の復権、住宅市場の改善等、明るい兆しが見えてきたところですが、依然として高い失業率等、厳しい経済状況は続いています。当館としては、自動車産業に加え、素材産業やエネルギー産業、医療産業等、多様な分野における日米企業間の連携・協力を応援するとともに、デトロイト市とカナダ・ウィンザー市を結ぶ第二橋建設の実現等を通じて、ミシガン州経済が益々発展していくことを期待し、皆様と密接に協力して、当地での日系企業の経済活動を盛り上げていきたいと思います。

 一方、日米関係の益々の発展に向けて、日本語教育支援や文化交流、また、姉妹都市交流を含む人的交流の支援を様々な関係団体と協力して積極的に行っていきます。ミシガン州では、中学、高校、大学の全課程において、69校が日本語講座を開設し、約6,200名の学生が日本語を学んでいます。この日本語教育を支援すべく、当館は、国費留学生の募集や外国語指導助手として日本へ派遣するJETプログラムの実施、日本語学習者の就職支援、その他、日本語教育に必要な施策を講じていきます。また、日本語クイズボウルや日本語弁論大会、日本文化の紹介行事の実施等に加え、州内各地の美術館等での日本美術展の支援を通じ、文化交流を促進していきます。姉妹都市交流においても、人的・経済交流、姉妹学校や姉妹図書館の提携等、様々な広がりが見られる中、各姉妹都市の支援に力を入れていきたいと思います。

 皆様が必要とされる、当館の各種領事サービスについては、これまで皆様から頂いたご意見をもとに右サービスの向上に努めて参りました。各日本人関係団体のご協力を得て実施しております領事出張サービス、在外選挙登録、旅券業務や戸籍・国籍等の各種証明関係など多岐にわたる領事サービスの充実・向上に引き続き努めて参ります。何かお気づきの点などございましたら、ご遠慮なく当館までご連絡下さい。

 皆様の安全面における支援については、タイムリーな安全情報の発信や、自然災害発生時における緊急連絡体制の構築など、安全対策の拡充を図って参ります。当地の警察や治安機関との連絡・協力体制を密にしつつ、支援活動を続けて参ります。

 末筆となりましたが、皆様の一年のご多幸をお祈りいたします。

新年のご挨拶

デトロイトりんご会補習授業校 君島憲治校長先生

  あけましておめでとうございます。

 昨年は皆様より温かいご支援・ご協力を賜り、心よりお礼を申し上げます。

 2012年の授業や学校行事が大過なく終了し、新しい年を迎えることができました。これは保護者の皆様のご協力、ノバイ市の関係者、デトロイト総領事館、文部科学省、本校の理事・運営委員、父母会等の学校関係者のご尽力のたまものと感謝しています。

 昨年は本校創立40周年の節目の年でした。6月には「40周年記念大運動会」と銘打ち記念式典、子ども達と関係者の集合写真撮影等が行われ、40周年にふさわしい運動会になりました。また、幼稚園の年中クラスが本校に初めて開設され、現在は在籍数は800名を超える北米有数の大規模校になっています。一昨年発足した生徒会は「挨拶委員会」「生活委員会」「美化委員会」「広報委員会」の4つの組織に分かれて生徒の自主的な活動はますます充実した年でした。この事は子ども達の望ましい人間関係を形成し,集団の一員としてよりよい学校生活づくりに参画し,協力して諸問題を解決しようとする,実践的な態度と「生きる力」を育む教育の大切な機会となっています。

 校舎が2011年7月にノバイ市に移転し、1校体制になって早くも1年余が経過しました。園児から小・中高校生までの11学年の異年齢集団が同じ校舎で一斉に学習する機会は補習授業校ならではの機会です。このことは子ども達に貴重な経験をもたらします。

 昨年12月に中高生が初の「ミニ文化祭」を企画しました。舞台での発表、クイズ大会、ゲーム大会、お化け屋敷など多彩な発表がありました。この行事が大成功を収めたのは準備や練習の過程を通して集団生活への関心や仲間との協調性を図ることができたのが要因です。さらに園児や小学生に門戸を開いた結果、中高等部の上学年の生徒がごく自然に園児や小学生に温かい思いやりの言動で接し、異学年の交流が促進され、文化的行事を通して学校全体に一体感が育まれたことも大きな収穫でした。まさに在外教育施設の特徴を生かした特色ある教育活動になったと思っています。

 さて昨年4月から中学校では新しい学習指導要領に基づいた学習が開始されて各教科の学習内容が増加、教科書のページ数も増えています。具体的な指導については前年度の小学校に続き、日本人学校や補習授業校などの在外教育施設等で一斉に実施されています。学習内容は子ども達の教科書を見れば一目瞭然ですが、「総則」には今回の改訂の方針、教科等内容の取り扱い、授業の時数配慮事項が記載されています。特に補習授業校と関わりの深い項目を引用すると「海外から帰国した生徒や外国人の生徒は,日本の生徒が経験していない外国での貴重な生活経験をもっている。外国での生活や外国の文化に触れた体験を,本人の各教科等の学習に生かすようにするとともに,他の生徒の学習にも生かすようにすることが大切である。さらに,外国で身に付けたものの見方や考え方,感情や情緒,外国語の能力などの特性を生かすよう配慮することも大切である。」と掲げられています。また、いじめ問題に絡んでネット掲示板上での誹謗中傷や情報モラルを確実に身に付けさせることが必要であることも明記されています。

 補習授業校の設置目的は文部科学省が示すように「現地校に通学する児童生徒が日本国内の学校に編入した際に円滑に適応できるよう、国語、算数等の基幹教科の基礎・基本的知識・技能および日本の学校文化を、日本語によって学習する教育施設」となっています。週一度の補習校では指導要領の全ての目標や配慮事項の内容を達成するのは難しいことは事実です。各在外教育施設においてどのように学習指導要領に織り込まれた考え方や改訂の方針を具現化していくかが検討課題になっていくことでしょう。

 2013年も補習授業校が日本につながる地域の拠点として、より多くの皆様との関わりが期待されています。安全と安心を軸に、子ども達が誇れる学校、地域の皆様に親しまれる開かれた学校を目指し、一層の教育活動の充実を図っていきたいと考えています。今年も皆様方のご支援・ご理解をお願い申し上げます。

新年のご挨拶

在デトロイト日本国総領事館 松田邦紀総領事

 あけまして、おめでとうございます。

 皆様におかれましては、2013年の新春をご健勝にてお迎えのこととお慶び申し上げます。在デトロイト日本国総領事館は、ミシガン州の皆様のご支援を受け、今年で開設20周年を迎えました。これまで以上に皆様のお役に立てるよう館員一同、努力して参りますので、引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 昨年は、米国の大統領選挙を始め、中国の政権交代、韓国の大統領選挙、そして我が国における総選挙等、政治的に大きな動きの多い年でした。また、欧州債務危機や中国の景気減速による世界的な景気低迷、福島原発事故を背景とした原発の安全性に係る世界的な議論や米国におけるシェールガス開発の活発化によるエネルギー情勢の変化等、経済的にも非常に大きな動きのあった年であったと思います。このような政治・経済状況の下で、我が国としては、同盟国である米国との更なる関係強化に努めるとともに、全世界において、高いレベルの経済連携の推進、インフラ輸出のグローバルな展開、資源・エネルギー・食料の安定供給の確保など経済外交を引き続き積極的に推進していく必要があると考えています。

 ミシガン州においては、主産業である自動車産業の復権、住宅市場の改善等、明るい兆しが見えてきたところですが、依然として高い失業率等、厳しい経済状況は続いています。当館としては、自動車産業に加え、素材産業やエネルギー産業、医療産業等、多様な分野における日米企業間の連携・協力を応援するとともに、デトロイト市とカナダ・ウィンザー市を結ぶ第二橋建設の実現等を通じて、ミシガン州経済が益々発展していくことを期待し、皆様と密接に協力して、当地での日系企業の経済活動を盛り上げていきたいと思います。

 一方、日米関係の益々の発展に向けて、日本語教育支援や文化交流、また、姉妹都市交流を含む人的交流の支援を様々な関係団体と協力して積極的に行っていきます。ミシガン州では、中学、高校、大学の全課程において、69校が日本語講座を開設し、約6,200名の学生が日本語を学んでいます。この日本語教育を支援すべく、当館は、国費留学生の募集や外国語指導助手として日本へ派遣するJETプログラムの実施、日本語学習者の就職支援、その他、日本語教育に必要な施策を講じていきます。また、日本語クイズボウルや日本語弁論大会、日本文化の紹介行事の実施等に加え、州内各地の美術館等での日本美術展の支援を通じ、文化交流を促進していきます。姉妹都市交流においても、人的・経済交流、姉妹学校や姉妹図書館の提携等、様々な広がりが見られる中、各姉妹都市の支援に力を入れていきたいと思います。

 皆様が必要とされる、当館の各種領事サービスについては、これまで皆様から頂いたご意見をもとに右サービスの向上に努めて参りました。各日本人関係団体のご協力を得て実施しております領事出張サービス、在外選挙登録、旅券業務や戸籍・国籍等の各種証明関係など多岐にわたる領事サービスの充実・向上に引き続き努めて参ります。何かお気づきの点などございましたら、ご遠慮なく当館までご連絡下さい。

 皆様の安全面における支援については、タイムリーな安全情報の発信や、自然災害発生時における緊急連絡体制の構築など、安全対策の拡充を図って参ります。当地の警察や治安機関との連絡・協力体制を密にしつつ、支援活動を続けて参ります。

 末筆となりましたが、皆様の一年のご多幸をお祈りいたします。

新年のご挨拶

デトロイトりんご会補習授業校 君島憲治校長先生

  あけましておめでとうございます。

 昨年は皆様より温かいご支援・ご協力を賜り、心よりお礼を申し上げます。

 2012年の授業や学校行事が大過なく終了し、新しい年を迎えることができました。これは保護者の皆様のご協力、ノバイ市の関係者、デトロイト総領事館、文部科学省、本校の理事・運営委員、父母会等の学校関係者のご尽力のたまものと感謝しています。

 昨年は本校創立40周年の節目の年でした。6月には「40周年記念大運動会」と銘打ち記念式典、子ども達と関係者の集合写真撮影等が行われ、40周年にふさわしい運動会になりました。また、幼稚園の年中クラスが本校に初めて開設され、現在は在籍数は800名を超える北米有数の大規模校になっています。一昨年発足した生徒会は「挨拶委員会」「生活委員会」「美化委員会」「広報委員会」の4つの組織に分かれて生徒の自主的な活動はますます充実した年でした。この事は子ども達の望ましい人間関係を形成し,集団の一員としてよりよい学校生活づくりに参画し,協力して諸問題を解決しようとする,実践的な態度と「生きる力」を育む教育の大切な機会となっています。

 校舎が2011年7月にノバイ市に移転し、1校体制になって早くも1年余が経過しました。園児から小・中高校生までの11学年の異年齢集団が同じ校舎で一斉に学習する機会は補習授業校ならではの機会です。このことは子ども達に貴重な経験をもたらします。

 昨年12月に中高生が初の「ミニ文化祭」を企画しました。舞台での発表、クイズ大会、ゲーム大会、お化け屋敷など多彩な発表がありました。この行事が大成功を収めたのは準備や練習の過程を通して集団生活への関心や仲間との協調性を図ることができたのが要因です。さらに園児や小学生に門戸を開いた結果、中高等部の上学年の生徒がごく自然に園児や小学生に温かい思いやりの言動で接し、異学年の交流が促進され、文化的行事を通して学校全体に一体感が育まれたことも大きな収穫でした。まさに在外教育施設の特徴を生かした特色ある教育活動になったと思っています。

 さて昨年4月から中学校では新しい学習指導要領に基づいた学習が開始されて各教科の学習内容が増加、教科書のページ数も増えています。具体的な指導については前年度の小学校に続き、日本人学校や補習授業校などの在外教育施設等で一斉に実施されています。学習内容は子ども達の教科書を見れば一目瞭然ですが、「総則」には今回の改訂の方針、教科等内容の取り扱い、授業の時数配慮事項が記載されています。特に補習授業校と関わりの深い項目を引用すると「海外から帰国した生徒や外国人の生徒は,日本の生徒が経験していない外国での貴重な生活経験をもっている。外国での生活や外国の文化に触れた体験を,本人の各教科等の学習に生かすようにするとともに,他の生徒の学習にも生かすようにすることが大切である。さらに,外国で身に付けたものの見方や考え方,感情や情緒,外国語の能力などの特性を生かすよう配慮することも大切である。」と掲げられています。また、いじめ問題に絡んでネット掲示板上での誹謗中傷や情報モラルを確実に身に付けさせることが必要であることも明記されています。

 補習授業校の設置目的は文部科学省が示すように「現地校に通学する児童生徒が日本国内の学校に編入した際に円滑に適応できるよう、国語、算数等の基幹教科の基礎・基本的知識・技能および日本の学校文化を、日本語によって学習する教育施設」となっています。週一度の補習校では指導要領の全ての目標や配慮事項の内容を達成するのは難しいことは事実です。各在外教育施設においてどのように学習指導要領に織り込まれた考え方や改訂の方針を具現化していくかが検討課題になっていくことでしょう。

 2013年も補習授業校が日本につながる地域の拠点として、より多くの皆様との関わりが期待されています。安全と安心を軸に、子ども達が誇れる学校、地域の皆様に親しまれる開かれた学校を目指し、一層の教育活動の充実を図っていきたいと考えています。今年も皆様方のご支援・ご理解をお願い申し上げます。

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