
去る11月15日(木)、女声コーラス Trillium(トリリアム)によるミニコンサートがウォルドレイク市にある教会(St. Matthew Lutheran Church)で催された。初冬の明るい日が差し込む中、琴と合唱、そしてコカリナという笛やフルートの演奏、また、同教会のクワイヤーによるコーラスもあり、多彩なプログラムが届けられた。平日の昼間とあって、観客は子供連れのお母さんを含む女性が大半。教会に併設する現地の学校の児童生徒や近くののシニアコミュニティの人々も訪れ、大勢の観客が優雅な音楽のひと時に身をゆだねた。
トリリアムは、昨年20周年を迎えたJSDウィメンズクラブ発足とほぼ同時に、コーラスで親睦を図ろうと立ちあげたコーラス同好会。親睦のみならず、日本の歌を紹介したり、音楽を通して現地の人と交流するなど、「親睦と地域交流」というJSDウィメンズクラブの主旨そのものの活動を継続している。男声コーラス(White Pine Glee Club)と共に、ほぼ毎年2回のコンサートを行なっている他、童謡コンサートの開催や訪問演奏をしている。この20年間以上に120回余りもの演奏をこなしてきたそうだ。
レパートリーは、日本の合唱曲、永く歌い継がれている童謡や愛唱歌、アニメ主題歌、最近のヒット曲などに加えて、他言語の賛美歌、クリスマスソングなどなど。広いジャンルから曲を選んで歌っている。
今回のミニコンサートのプログラムは親しまれている曲を中心に、バラエティーに富んだ構成。
メンバーが感想として「日本語で歌った『三つの汽車のうた』や『村祭り』などのノリのいい歌を、言葉がわからないはずのアメリカ人の聴衆の方々がとても喜んでくださったのが印象的」と語っているように、言葉の壁を越え楽しむ姿がみられた。
沖縄の子守歌『童神~ヤマトグチ』の合唱には琴の演奏が加わり、一層の情感が増した。今回のコカリナ演奏は、アニメ映画『となりのトトロ』と『千と千尋の神隠し』の主題歌から2曲。木製の笛が生み出す素朴な音色が会場の空気を優しく震わせた。
フルートとピアノの共演では、クラシックと軽快な曲、そして日本人に馴染みの深い『赤とんぼ』を披露。童謡もフルート独特の澄んだ音色で奏でると華麗で気品にあふれた曲に変身。
いずれも、それぞれの楽器がもつ個性が表れ、聞き慣れた曲の異なった表情で堪能できる機会にもなった。
後半には同教会のクワイヤーによるコーラスがステージにあがり、少人数ながらもボリュームのある歌声を届けた。さらにトリリアムとの合同合唱では、伸びやかさも増し、人種の違いを超えた〝歌好き”の情熱とパワーに満ちた声が会場に響き渡った。
最後はトリリアムが日本人の心のメロディ『ふるさと』をしっとりと歌い上げ、美しい音色とハーモニーで綴られたコンサートは温かい余韻を残して幕を引いた。
トリリアムは常時、音楽好きの仲間を募集。「経験不問、オーディションなし。お気軽に問い合わせください」とのこと。メンバーは「音楽好きな人なら誰でも大丈夫。声に自信がなくても指導していただけるし、皆とハーモニーをつくるのがコーラスの素晴らしさ」と魅力を語った。
去る11月15日(木)、女声コーラス Trillium(トリリアム)によるミニコンサートがウォルドレイク市にある教会(St. Matthew Lutheran Church)で催された。初冬の明るい日が差し込む中、琴と合唱、そしてコカリナという笛やフルートの演奏、また、同教会のクワイヤーによるコーラスもあり、多彩なプログラムが届けられた。平日の昼間とあって、観客は子供連れのお母さんを含む女性が大半。教会に併設する現地の学校の児童生徒や近くののシニアコミュニティの人々も訪れ、大勢の観客が優雅な音楽のひと時に身をゆだねた。
トリリアムは、昨年20周年を迎えたJSDウィメンズクラブ発足とほぼ同時に、コーラスで親睦を図ろうと立ちあげたコーラス同好会。親睦のみならず、日本の歌を紹介したり、音楽を通して現地の人と交流するなど、「親睦と地域交流」というJSDウィメンズクラブの主旨そのものの活動を継続している。男声コーラス(White Pine Glee Club)と共に、ほぼ毎年2回のコンサートを行なっている他、童謡コンサートの開催や訪問演奏をしている。この20年間以上に120回余りもの演奏をこなしてきたそうだ。
レパートリーは、日本の合唱曲、永く歌い継がれている童謡や愛唱歌、アニメ主題歌、最近のヒット曲などに加えて、他言語の賛美歌、クリスマスソングなどなど。広いジャンルから曲を選んで歌っている。
今回のミニコンサートのプログラムは親しまれている曲を中心に、バラエティーに富んだ構成。
メンバーが感想として「日本語で歌った『三つの汽車のうた』や『村祭り』などのノリのいい歌を、言葉がわからないはずのアメリカ人の聴衆の方々がとても喜んでくださったのが印象的」と語っているように、言葉の壁を越え楽しむ姿がみられた。
沖縄の子守歌『童神~ヤマトグチ』の合唱には琴の演奏が加わり、一層の情感が増した。今回のコカリナ演奏は、アニメ映画『となりのトトロ』と『千と千尋の神隠し』の主題歌から2曲。木製の笛が生み出す素朴な音色が会場の空気を優しく震わせた。
フルートとピアノの共演では、クラシックと軽快な曲、そして日本人に馴染みの深い『赤とんぼ』を披露。童謡もフルート独特の澄んだ音色で奏でると華麗で気品にあふれた曲に変身。
いずれも、それぞれの楽器がもつ個性が表れ、聞き慣れた曲の異なった表情で堪能できる機会にもなった。
後半には同教会のクワイヤーによるコーラスがステージにあがり、少人数ながらもボリュームのある歌声を届けた。さらにトリリアムとの合同合唱では、伸びやかさも増し、人種の違いを超えた〝歌好き”の情熱とパワーに満ちた声が会場に響き渡った。
最後はトリリアムが日本人の心のメロディ『ふるさと』をしっとりと歌い上げ、美しい音色とハーモニーで綴られたコンサートは温かい余韻を残して幕を引いた。
トリリアムは常時、音楽好きの仲間を募集。「経験不問、オーディションなし。お気軽に問い合わせください」とのこと。メンバーは「音楽好きな人なら誰でも大丈夫。声に自信がなくても指導していただけるし、皆とハーモニーをつくるのがコーラスの素晴らしさ」と魅力を語った。