<!--:en-->Japanese School of Detroit Concert<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会補習授業校 音楽会<!--:--> 1

 10月6日、デトロイトりんご会補習授業校で、小学3年と4年生の音楽会が開催された。

 同校の音楽会は幼稚園~小学3年生と、小学4~6年生が隔年で交互に実施してきたが、昨年、新しい校舎(Novi Meadows)に移り、全学年1校舎体制なって初めての音楽会は幼・低学年の開催年度にあたっていたため、午前中は園児と小1、午後は小2~3年生の発表を行った。

 今年度は高学年(5,6年生)の音楽がなくなったこともあり、3,4年生が合同での初の組み合わせになった。両学年共に、土曜日だけの学校での限られた時間で内容の濃い練習を重ね、発表に臨んだ。

 児童たちは観客の入場前から体育館で待機し、3年生は壇上で姿勢を整えて開演を迎えた。昨年に引き続いての舞台のためか、落ち着いた様子。用意された観客席は保護者で埋まった。

 君島校長はオープニングで、「素晴らしい演奏になると期待している」と告げた後、音楽会に向けて家庭と担任が協力してここまで達成できたことが伝えられた。

 プログラムは、輪唱やリコーダーの演奏等バリエーションがあり、生き生きと、しっかりとしたパフォーマンスが繰り広げられた。広々とした体育館に元気いっぱいの合唱やリコーダー合奏の音が響き渡った。

 音楽担当の明石先生によれば、「単に発表のイベントではなく授業の延長」「3,4年生らしいものを目指しました」とのこと。両学年それぞれ、日本での学年相当の指導内容やリコーダーレベルを目指し、教科書に載っている学年該当の曲に取り組んだ他、オリジナル曲にも挑戦した。進行や曲の紹介も児童が担当。各クラスの希望者からなる音楽委員が昼休みを削って、話し合いをしたり、歌に添える台詞の特訓したりしてきたいう話だ。

 この日、4年生によって最後に披露された『未来へ』と題された曲は、東日本大震災の被災者の方への応援の思いを籠めた同校のオリジナル。昨年、3年生の時に皆で歌詞を考え、明石先生が作曲したものを今年さらに練り直したものだ。温かい思いの詰まった曲と、力強い歌声に、観客からは「感動した」「涙が溢れた」という感想が上がっていた。

 見事な演奏と態度を称えて盛大な拍手が沸きあがり、子ども達の達成感溢れる表情とともに音楽会は幕を閉じた。子ども達の一生懸命な姿と嬉しそうな顔は希望と幸せを与えてくれた。