<!--:en-->Detroit Ringo Kai Japanese School - 2012 40th Anniversary Sports Festival<!--:--><!--:ja-->デトロイトりんご会補習授業校 2012年度 40周年記念大運動会<!--:--> 8

 6月16日(土)、デトロイトりんご会補習授業校の運動会が開催された。今回の運動会は、ノバイメドウズ校へ移転後、初の運動会。また、デトロイト補習授業校発足40周年にあたる記念すべき運動会となった。種目は昨年とほぼ同様に行われたが、開会式では創立40周年の記念式典が催され、競技開始の前に、幼稚園から高等部まで全校約800名の子ども達と教職員等関係者の記念の集合写真撮影が行なわれた。

 中学生は午前中はクラス対抗の球技大会を行い、午後は運動会に合流。高校生は運動会の競技の手伝いや放送、模擬店を担当しながら競技に出場するなど、学年によって流れや動きの違いはあるものの、年齢差を越えた一大イベント。

 ノバイメドウズフィールドが会場となり変わった点は、ベンチ式の観客席が利用できることと、その最上部にある放送室が本大会の放送拠点となったこと。それに伴い、放送室の前に当たる中央寄りのエリアは、テントを張らずにカメラゾーンに設定された。かけっこなどはその目の前がゴールとなるため、保護者たちにとって最適な配置となり、ベストショットを収めようとする保護者で常時にぎわっていた。

 記念大運動会は晴れ渡った大空の下、開会宣言で幕開け。日米両国の国旗掲揚の後、君島学校長より「一生懸命走ったり応援したりして、皆さんの手で成功させてください」との激励のほか、多数の担当企業で構成されている実行委員による様々な準備について説明を加え、子供たちに感謝の気持ちをもつよう諭した。学校長の呼びかけに応じた児童生徒たちの「ありがとう」の声が響き渡った。

 来賓の松田総領事は、幼稚園児と小中学生には怪我をしないようにと言葉をかけ、運動会各種目のサポートを行なう高校生には「裏方に徹することが将来役に立つ」と応援した。ノバイ市副教育長も開会式に駆けつけ、「ベストを尽くせば必ず素晴らしいものになる」と英語でのエールを送った。本大会には吉村副領事、植田JBSD事務局長、中浜JSDウィメンズクラブ会長も来賓として列席し、子ども達のがんばりを温かく見守っていた。

 生徒会長による生徒会の活動内容の説明などを含めた挨拶の後、小学部6年生2名と中学生代表による力強い選手宣誓、そして校歌斉唱と続き、運動会のムードが高まった。

 例年、高校生によるデザインのTシャツを高校生や運営に当たる人たちが着るのが恒例になっている。今年のTシャツには背中に「闘志を一つに栄光に」の文字と「努力はダイヤモンドのように美しい!」を添えたダイヤモンドと「40th Anniversary」、そして胸には40周年にあたって公募した記念ロゴが光った。ロゴは定規などの図柄とりんご会のロゴを組み合わせたデザイン。鮮やかなブルー色のTシャツを着た高校生達は競技のサポートの他、模擬店の準備と運営も担当し、団体競技にも出場し、大活躍していた。

 徒競走などの個人競技が行われた後、日本の運動会の伝統的な種目である「綱引き」「玉入れ」「騎馬戦」などの団体競技が続いた。

 幼稚園児と保護者の親子ダンスは毎年演目を替えているが、今年は日本でブームを巻き起こした「マルモリダンス」。テレビドラマのエンディングソング「マル・マル・モリ・モリ!」の振り付けで、かなり難しい動きだが、今年度開設した‘年中’園児たちも見事な習得ぶりを披露した。微笑ましい姿に、観客席にも笑顔が広がった。ダンスが終わるタイミングでカラフルな風船が飛ばされ、彩と余興を加えた。

 同校の運動会は紅白対抗戦。団体種目の判定が発表されるたびに大歓声が上がった。小学部高学年の騎馬戦では、40周年記念スペシャルと銘打って、例年は無い男女混合の一戦を追加。迫力ある大人数の戦いぶりに会場は大いに盛り上がった。

 最後の団体戦が終わった時点では圧倒的に白組が優勢。代表選手による紅白対抗リレーに勝負の行方がかかった。選手達の颯爽とした走りに感嘆の声が上がり、声援はピークに達した。写真判定が必要かと思われたほど、ほぼ同時にゴールするという劇的なシーンも生まれた。最終総合成績は閉会式まで伏せられ、結果を気にしつつグランドに整列。

 いよいよ成績発表。得点ボードの百の位から開かれ、同じ数字が並んだ。続いて十の位も同じになるという昨年と同じ展開にどよめきが起きた。結果は1点差で赤組の勝利となった。君島校長先生は閉会にあたって、「紅白どちらもよく戦った」「とても感動しました」と称賛。「学校生活を送る大きなエネルギーになることでしょう」と伝え締めくくった。

  週一回だけの補習授業校。限られた授業時間とあり、全体での予行演習もままならず、多くの競技がぶっつけ本番を強いられる。今回は校舎が移転して初めての運動会とあって、例年にも増して事前の打ち合わせが入念に行われたという。集合写真撮影という大仕事も追加されたにも拘らず、会は順調に進行し午前中のプログラムは予定より30分程早く終了。午後も滞りなく進み、記念の大運動会は成功を収めた。

 これまでの貴重な経験の積み重ねと、関係者らの強固な結束力があればこそ。デトロイト補習授業校40年の歴史と、関係者の和が伝わる華やかな大運動会であった。