<!--:en-->White Pine Glee Club Spring Family Concert 2012<!--:--><!--:ja-->White Pine Glee Club Spring Family Concert 2012<!--:--> 3

 去る6月3日(日)、男声合唱団ホワイトパイン・グリークラブ(以下WPGC)の“スプリング・ファミリー・コンサート 2012”がファーミントンヒルズ市にある教会(Faith Covenant Church)で催された。デトロイト地区で活動するWPGCはコミュニティやビジネス関連のイベントに出演するなど、歌を通して文化紹介や日米交流を行なっている。

 コンサートは定番スタイルとなった、『Let’s Go Down in Jordan』を歌いながらのWPGC入場で幕開け。斎藤会長がサポートに対する感謝を述べた後、「来年は15周年を迎えます。カレンダーの6月第1日曜日に今から印をつけて」と伝えられた。   第1ステージは、愛唱歌集として、『花-Cherry Blossom』や、この季節に相応しい水にちなんだ曲が続いた。今年は日本が桜を米国に寄贈植樹してから100周年。日米の友好に思いを籠めて『花』の歌が届けられた。合唱組曲としてポピュラーな『水のいのち」より『川』の複雑なハーモニーを見事に歌い上げ、続いて昭和歌謡曲として親しまれている『川の流れのように』を悠々と合唱した。大きなスクリーンに様々な川や水の風景が映し出され、歌と相まって、豊かで涼しげな自然の情景に人々をいざなった。

 第2ステージは邦楽グループ『雅』がゲスト出演。琴の音色が会場の空気を優しく振るわせた。『さらし風手事』という、川で大勢で調子を合わせて行う布ざらしの作業の様子を描いたリズムカルな箏楽曲を披露。続いてアンデス民謡『コンドルは飛んでいく』を琴とフルートの演奏でカバー。新鮮な取り合わせで、より広い音楽の世界を楽しませてくれた。

 第3ステージは、もう一組のゲストグループ女声合唱団Trilliumがステージに並び、「自然や人、神に喜びの歌を捧げよう」といった意味の歌詞が含まれる『For the beauty of the earth』を歌い、張りのある美しい歌声が響きわたった。会場の教会にそぐわしい、神々しい雰囲気を高めていた。次は一転して、日本の童謡から3つの汽車のメドレーを軽快に合唱。さらに沖縄の子守唄やソーラン節も織り込まれ、ソーラン節では和太鼓奏者による太鼓の音も加わり、バラエティ豊かな音楽紹介になっていた。

  第4ステージは WPGC2回目の登場となり、‘Traditional Spirituals and Hymns’のテーマのもと、『Lord, I want to be a Christian』『Amazing Grace』などポピュラーな賛美歌などを、男声独特の厚みのある響きで合唱し、観客を魅了した。

 最後に40名を超す出演者全員が揃い、観客も声を合わせ、「さようなら」の大合唱でコンサートは閉幕。数々の音楽の余韻の中、集まった家族や友人に別れを告げ合った。