『アメリカの警察から見た日本人の行動って?』~思わぬ誤解が危難を招く~

当館は、あらゆる機会を通じて、みなさまの暮らしの安全・安心を向上させるためのさまざまな情報発信活動を続けています。このたびは、当地の各警察署が一定周期で警察官の技能向上と法的知識習熟のためのトレーニングを行っていることに着目し、日本人居住者が比較的多い市町村の警察署を巡回して “Multicultural Diversity(多文化多様性)” と題した講義を行い、日本人特有の慣習や文化的特性の理解を呼びかける、という活動を開始しました。これは日本人向けの情報発信ではありませんが、交通取締りなどで日本人と直接に対話する機会の多い当地の警察官に向け、「日本人との接し方情報」を講義で直接に伝えることで、当館が軸となって無用のトラブルを未然に防止しようというのがねらいです。この取り組みを通して、当地の警察官が持つ日本人に対する誤解が少しでも薄れ、ここに暮らすみなさまがアメリカ社会により深く理解され、受け入れられることを願っています。

  1. アメリカの警察官は日本人をどう見ているのか 日米の違いの代表例が、身近な警察の代表格であるPC(Police Car)です。アメリカでは、パトロール中の警察官が走っている車を何らかの理由で停止させる場合、サイレンを鳴らしたりマイクで呼びかけることはありません。止めようとする車のすぐ後ろに接近して屋根の青色回転灯を光らせる、ただこれだけです。講義で当地の警察官に日本のPCがどのように停車させるかを説明すると、嘘だろ、と笑います。ご存じのとおりアメリカでは、警察官の指示に従うのは市民の義務で、【逃走=犯罪者】という考え方が広く市民に浸透しているのです。ある警察官はこう言います。「警察官が理由もなく車を止めることはない。でも、車を止めない運転手の方には止まれない理由があるだろう。」さて、停車させた後、警察官は後方からライセンスナンバーを確認し、運転手の動きや車内の様子を厳しく観察します。運転者や同乗者等に不審な動きがあれば警察官は絶対に車を降りません。停車後は、車内で警察官が車を降りて近づいてくるのを待ちましょう。あなたは気づいていなくても、止められた理由があるのです。ゆっくりと、落ち着いて質問を聞き、何度でもていねいに説明しましょう。
  2. 日本の文化は「不思議な文化」 ~「あいづち」で誤解される? 事故の現場で警察官に質問されたときや、犯罪者と疑われたときなどに最も問題となるのが、日本人特有の「あいづち」だと言われます。外国生活に慣れてきた日本人がよく使う “I see.” や “Uh-huh.” あるいは “Yeah.” などの表現は、あなたが「(警察官の)話をすべて聞いているよ、理解しているよ。」というあいづちのつもりでも、警察官の目からすれば、Yesを連発しているようなもので、「詳しく質問する前に、自分の方から(犯罪行為や事故の過失を)認めて “Yes.” と言っている。」と受け取られる可能性があるようです。また、 “I don’t know.” という表現も、事故の現場などで自分の非を認めないために使われがちですが、場面によっては、「証言を拒否します。」と話しているものと思われるおそれがあり、真実を隠していると疑われて無用のトラブルを招くおそれがあるようです。事故当事者との過失責任話は別にして、警察官の質問に答える際は、なぜ分からないのかをきちんと説明した方がよいでしょう。
  3.  総領事館からアメリカの警察に伝えていること そのほか、各地の警察署長や現場で活躍している警察官に対しては次のように伝えていますのでご参考まで。みなさま、どうぞ快適なアメリカ生活をお過ごしください。
  • (1) 日本人は「話すのは苦手」でも、簡単な「読み書き」はできる。 ネイティブの発音が聞き取れない、うまく伝えられないという経験は誰にでもあるもの。当館からは、ていねいに筆談をすれば意思疎通できる日本人はたくさんいるので根気よく説明してほしい、と要望しています。
  • (2) 日本人の幼児には「蒙古斑」がある。 蒙古斑(Mongolian Spot)は、当地の警察官の大半が知りません。夏季に薄着でいる5歳前後の幼児のおしりや肩、脇腹などに青い斑状のものがあるからといって、虐待に違いない、と先入観を持たないでほしい、と要望しています。
  • (3) 「郷に入っては郷に従え」と、総領事館は考えている。 アメリカ社会の法律を守ることは、当地で暮らすすべての外国人の義務である(諺:“When in Rome, do as the Romans do.” を引用すると、大きくうなずく警察官が多数います)から、警察官の指示には必ず従うようにと国内外で広報をしているが、それにもかかわらず日本人が当地で違法行為を犯す場合には、違反者、犯罪者逮捕の際の適正な法執行と適正処遇をお願いしたい、併せて総領事館への通報協力をお願いしたい、と要望しています。

『アメリカの警察から見た日本人の行動って?』~思わぬ誤解が危難を招く~

当館は、あらゆる機会を通じて、みなさまの暮らしの安全・安心を向上させるためのさまざまな情報発信活動を続けています。このたびは、当地の各警察署が一定周期で警察官の技能向上と法的知識習熟のためのトレーニングを行っていることに着目し、日本人居住者が比較的多い市町村の警察署を巡回して “Multicultural Diversity(多文化多様性)” と題した講義を行い、日本人特有の慣習や文化的特性の理解を呼びかける、という活動を開始しました。これは日本人向けの情報発信ではありませんが、交通取締りなどで日本人と直接に対話する機会の多い当地の警察官に向け、「日本人との接し方情報」を講義で直接に伝えることで、当館が軸となって無用のトラブルを未然に防止しようというのがねらいです。この取り組みを通して、当地の警察官が持つ日本人に対する誤解が少しでも薄れ、ここに暮らすみなさまがアメリカ社会により深く理解され、受け入れられることを願っています。

  1. アメリカの警察官は日本人をどう見ているのか 日米の違いの代表例が、身近な警察の代表格であるPC(Police Car)です。アメリカでは、パトロール中の警察官が走っている車を何らかの理由で停止させる場合、サイレンを鳴らしたりマイクで呼びかけることはありません。止めようとする車のすぐ後ろに接近して屋根の青色回転灯を光らせる、ただこれだけです。講義で当地の警察官に日本のPCがどのように停車させるかを説明すると、嘘だろ、と笑います。ご存じのとおりアメリカでは、警察官の指示に従うのは市民の義務で、【逃走=犯罪者】という考え方が広く市民に浸透しているのです。ある警察官はこう言います。「警察官が理由もなく車を止めることはない。でも、車を止めない運転手の方には止まれない理由があるだろう。」さて、停車させた後、警察官は後方からライセンスナンバーを確認し、運転手の動きや車内の様子を厳しく観察します。運転者や同乗者等に不審な動きがあれば警察官は絶対に車を降りません。停車後は、車内で警察官が車を降りて近づいてくるのを待ちましょう。あなたは気づいていなくても、止められた理由があるのです。ゆっくりと、落ち着いて質問を聞き、何度でもていねいに説明しましょう。
  2. 日本の文化は「不思議な文化」 ~「あいづち」で誤解される? 事故の現場で警察官に質問されたときや、犯罪者と疑われたときなどに最も問題となるのが、日本人特有の「あいづち」だと言われます。外国生活に慣れてきた日本人がよく使う “I see.” や “Uh-huh.” あるいは “Yeah.” などの表現は、あなたが「(警察官の)話をすべて聞いているよ、理解しているよ。」というあいづちのつもりでも、警察官の目からすれば、Yesを連発しているようなもので、「詳しく質問する前に、自分の方から(犯罪行為や事故の過失を)認めて “Yes.” と言っている。」と受け取られる可能性があるようです。また、 “I don’t know.” という表現も、事故の現場などで自分の非を認めないために使われがちですが、場面によっては、「証言を拒否します。」と話しているものと思われるおそれがあり、真実を隠していると疑われて無用のトラブルを招くおそれがあるようです。事故当事者との過失責任話は別にして、警察官の質問に答える際は、なぜ分からないのかをきちんと説明した方がよいでしょう。
  3.  総領事館からアメリカの警察に伝えていること そのほか、各地の警察署長や現場で活躍している警察官に対しては次のように伝えていますのでご参考まで。みなさま、どうぞ快適なアメリカ生活をお過ごしください。
  • (1) 日本人は「話すのは苦手」でも、簡単な「読み書き」はできる。 ネイティブの発音が聞き取れない、うまく伝えられないという経験は誰にでもあるもの。当館からは、ていねいに筆談をすれば意思疎通できる日本人はたくさんいるので根気よく説明してほしい、と要望しています。
  • (2) 日本人の幼児には「蒙古斑」がある。 蒙古斑(Mongolian Spot)は、当地の警察官の大半が知りません。夏季に薄着でいる5歳前後の幼児のおしりや肩、脇腹などに青い斑状のものがあるからといって、虐待に違いない、と先入観を持たないでほしい、と要望しています。
  • (3) 「郷に入っては郷に従え」と、総領事館は考えている。 アメリカ社会の法律を守ることは、当地で暮らすすべての外国人の義務である(諺:“When in Rome, do as the Romans do.” を引用すると、大きくうなずく警察官が多数います)から、警察官の指示には必ず従うようにと国内外で広報をしているが、それにもかかわらず日本人が当地で違法行為を犯す場合には、違反者、犯罪者逮捕の際の適正な法執行と適正処遇をお願いしたい、併せて総領事館への通報協力をお願いしたい、と要望しています。

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