![Welcome To Ann Arbor [4] Back Streets (Country and Native American Trails) (2) <!--:en-->Welcome To Ann Arbor [4] Back Streets (Country and Native American Trails)<!--:--><!--:ja-->ようこそアナーバーへ【4】アナーバーへの裏道(田園風景の中に残るネイティブアメリカン・トレイル)<!--:--> 2](https://www.japannewsclub.com/wp-content/uploads/2012/03/DSC_2508-696x1048.jpg)
ヨーロッパ系移民による開拓が始まる前、ミシガン南東部には、ネイティブアメリカンの人々が使った小道(トレイル)が縦横に走っており、村々や、各地の猟場・漁場を結ぶネットワークを形成していました。トレイルの幅は大抵50センチ以下で、人ひとりがやっと通れる程度であったそうです。デトロイトから放射状に延びる主要な道路も、そういったトレイルに沿って発展したものが多くあります。シカゴとデトロイトを結ぶUS12は、その一例です。アナーバーは、かつて、そういったトレイルが、5本以上交差する場所でした。今でも、その一部が、のどかな田園風景の中で、道路として使われています。今回は、その中の2本を紹介したいと思います。たまには、高速道路を降りて、往時を想像しながら、裏道をゆっくりドライブするのも、楽しめるかもしれません。
(1)ノーストレイル(North Trail): リボニアとアナーバーの間を東西に走っています。東からAnn Arbor Trail ➡ Ann Arbor Rd ➡ Joy Rd ➡ Plymouth-Ann Arbor Rd ➡ Plymouth Rd➡ Broadway St ➡ Beakes St と名称が次々に変わりますが、ずっと同じ道で、アナーバーのダウンタウンに至ります。途中ディクスボロ(Dixboro)という小さな町を通りますが、そこのMoon Winks Café(www.moonwinkscafe.com)は人気のあるカフェです。日本人がよく利用する、ドミノズファームのミシガン大病院日本家庭健康プログラムも、トレイル沿いにあります。(2)プリムストレイル(Plymouth Trail): ノーストレイルのすぐ北を東西に走るNorth Territorial Rd ➡ Pontiac Trail のルートで、アナーバーには北から入ります。ダウンタウン付近で、ノーストレイルに合流します。ノバイから来る場合は、Beck Rdを南下すると、North Territorial Rdとの交差点があります。
さて、ネイティブアメリカンといえば、アナーバーでは、来る3月17日(土)と18日(日)に、毎年恒例のAnnual Dance for Mother Earth Powwowというイベントが開催されます。Powwowは、ネイティブアメリカンの人々が、ダンスや歌など通じ、伝統文化とお互いのきずなを深める目的で行われるもので、全米各地で見ることができます。学生が組織しているアナーバーのPowwowは、その部類では全米最大規模で、今年が40回目です。千人以上のダンサー、歌手、アーティスト、工芸家等が全米各地から集結します。ウェブサイトは、(http://www.umich.edu/~powwow/visitors/what_is.html)です。(写真)
もちろん、Powwowは、一般にも開放されており、会場となるダウンタウン近くのPioneer High Schoolでは、広い駐車場が利用できます。前述のトレイルを使って会場まで来られてみてはいかがでしょうか。(地図参照)
又、泊まりがけでPowwowを観に来たい方には、以下のホテルが割引パッケージを提供しています。
•Clarion Hotel $59.95:「Mother Earth Powwow」と言って、電話予約する。 (734) 665-4444
•Motel 6 $59.95:「AAACVB rate」と言って、電話予約する。 (734) 665-9900
•Red Roof Inn South $50.99:「Powwow GROUP rate」と言って、電話予約する。 (734) 665-3500
最後になりますが、第50回アナーバーフィルムフェスティバルは、3月27日-4月1日の日程で開催されます。1963年に始まった、北米で最も長い歴史のあるフィルムフェスティバルで、アカデミー賞選考プロセスにも含まれています。今年は、1970~2000年代の日本のアバンギャルド映画に関するプログラム(ミシガン大日本研究所協賛)が2つ予定されています。詳細は、ウェブサイト(www.aafilmfest.org)で、確認をされて下さい。
それでは、春のアナーバーをぜひ楽しんで下さい。
執筆者紹介:矢野健治(アナーバー観光局 日本語プロジェクト担当)
1998年よりアナーバー在住。2010年より、アナーバー地域コンベンション&ビジターズビューロー(略称:観光局)の日本語プロジェクト担当。英語担当:Mary Christianson。地域の魅力を読者に届けるコラムです。公式観光局日本語サイトはこちら:www.nihongo.visitannarbor.org
このコラム及び日本語サイトの内容に関するお問い合わせは、下記のメールアドレスにて承っております。
担当者:矢野 メール: nihongo@annarbor.org
写真提供:アナーバー観光局
ヨーロッパ系移民による開拓が始まる前、ミシガン南東部には、ネイティブアメリカンの人々が使った小道(トレイル)が縦横に走っており、村々や、各地の猟場・漁場を結ぶネットワークを形成していました。トレイルの幅は大抵50センチ以下で、人ひとりがやっと通れる程度であったそうです。デトロイトから放射状に延びる主要な道路も、そういったトレイルに沿って発展したものが多くあります。シカゴとデトロイトを結ぶUS12は、その一例です。アナーバーは、かつて、そういったトレイルが、5本以上交差する場所でした。今でも、その一部が、のどかな田園風景の中で、道路として使われています。今回は、その中の2本を紹介したいと思います。たまには、高速道路を降りて、往時を想像しながら、裏道をゆっくりドライブするのも、楽しめるかもしれません。
(1)ノーストレイル(North Trail): リボニアとアナーバーの間を東西に走っています。東からAnn Arbor Trail ➡ Ann Arbor Rd ➡ Joy Rd ➡ Plymouth-Ann Arbor Rd ➡ Plymouth Rd➡ Broadway St ➡ Beakes St と名称が次々に変わりますが、ずっと同じ道で、アナーバーのダウンタウンに至ります。途中ディクスボロ(Dixboro)という小さな町を通りますが、そこのMoon Winks Café(www.moonwinkscafe.com)は人気のあるカフェです。日本人がよく利用する、ドミノズファームのミシガン大病院日本家庭健康プログラムも、トレイル沿いにあります。(2)プリムストレイル(Plymouth Trail): ノーストレイルのすぐ北を東西に走るNorth Territorial Rd ➡ Pontiac Trail のルートで、アナーバーには北から入ります。ダウンタウン付近で、ノーストレイルに合流します。ノバイから来る場合は、Beck Rdを南下すると、North Territorial Rdとの交差点があります。
さて、ネイティブアメリカンといえば、アナーバーでは、来る3月17日(土)と18日(日)に、毎年恒例のAnnual Dance for Mother Earth Powwowというイベントが開催されます。Powwowは、ネイティブアメリカンの人々が、ダンスや歌など通じ、伝統文化とお互いのきずなを深める目的で行われるもので、全米各地で見ることができます。学生が組織しているアナーバーのPowwowは、その部類では全米最大規模で、今年が40回目です。千人以上のダンサー、歌手、アーティスト、工芸家等が全米各地から集結します。ウェブサイトは、(http://www.umich.edu/~powwow/visitors/what_is.html)です。(写真)
もちろん、Powwowは、一般にも開放されており、会場となるダウンタウン近くのPioneer High Schoolでは、広い駐車場が利用できます。前述のトレイルを使って会場まで来られてみてはいかがでしょうか。(地図参照)
又、泊まりがけでPowwowを観に来たい方には、以下のホテルが割引パッケージを提供しています。
•Clarion Hotel $59.95:「Mother Earth Powwow」と言って、電話予約する。 (734) 665-4444
•Motel 6 $59.95:「AAACVB rate」と言って、電話予約する。 (734) 665-9900
•Red Roof Inn South $50.99:「Powwow GROUP rate」と言って、電話予約する。 (734) 665-3500
最後になりますが、第50回アナーバーフィルムフェスティバルは、3月27日-4月1日の日程で開催されます。1963年に始まった、北米で最も長い歴史のあるフィルムフェスティバルで、アカデミー賞選考プロセスにも含まれています。今年は、1970~2000年代の日本のアバンギャルド映画に関するプログラム(ミシガン大日本研究所協賛)が2つ予定されています。詳細は、ウェブサイト(www.aafilmfest.org)で、確認をされて下さい。
それでは、春のアナーバーをぜひ楽しんで下さい。
執筆者紹介:矢野健治(アナーバー観光局 日本語プロジェクト担当)
1998年よりアナーバー在住。2010年より、アナーバー地域コンベンション&ビジターズビューロー(略称:観光局)の日本語プロジェクト担当。英語担当:Mary Christianson。地域の魅力を読者に届けるコラムです。公式観光局日本語サイトはこちら:www.nihongo.visitannarbor.org
このコラム及び日本語サイトの内容に関するお問い合わせは、下記のメールアドレスにて承っております。
担当者:矢野 メール: nihongo@annarbor.org
写真提供:アナーバー観光局