
JBSD(デトロイト日本商工会)文化部会主催の音楽祭 “JBSD Music Festival” が、11月7日 (日)、Novi Middle School Auditorium にて開催された。この音楽イベントは、過去にデトロイトのベルアイル島で行なわれていたJBSD主催による桜祭り・写生大会の一環のタレントショー部門として2003年に始まり、のちに写生大会の会場がデトロイト動物園に移転したことを機に、音楽祭として独立した。コンテスト式や、J-ポップミュージックに焦点を当てた年など、形式は推移しながらこれまで展開されてきた。
今年は、バンド演奏を中心に、ピアノやギターの独奏を含む9組の出演により、バラエティーに富んだプログラムで繰り広げられた。JBSD会員及びその家族とりんご会補習授業校生徒・卒業生を含む個人又はグループ(但し中学生以上)を対象に出場者が募集されるが、年々顔ぶれを入れ替えながらも充実した参加者が保たれている。音楽的才能に恵まれ、それを楽しみ分かちあう人々がこの地に多く存在することに、あらためて感心させられる。
今年の開催日は、外はあいにくの、小雨が降ったり止んだりの愚図ついた天気であったが、会場内には音楽好きの情熱が満ち、聴衆にもパワーを与えていた。
MC(総合司会)を務めたヴォイトコフスキーさんは、秋に開催されたJSDウィメンスクラブ/JBSD文化部会共催の日本祭りでの舞台司会もこなしたが、「忙しい中でたくさん練習していると思います」とレベルの高さを称賛し、さらに出演者たちが楽しむ為に時間を作っていることもすばらしい、と言葉を寄せた。
幕開けは、溌剌とした歌声がフレッシュなバンド「ドラエックス」。この音楽祭のために結成し1ヶ月で、数少ない合同練習だったとのことだが、息の合った演奏でポップを披露した。観客の手拍子や声援も加わって元気なスタートを切った。
ピアニストの「ショパン3世」はアニメ「ルパン三世」をもじったコメディックなステージ名とは裏腹に、正統派のタッチで見事にショパンの夜想曲を披露した。緩やかな小曲を 落ち着いた透き通るような音色で奏で、聴衆を魅了した。
「デトロイト・リンゴ・スターズ」はデトロイトりんご会補習授業校の教頭や講師もメンバーで、大人のエネルギーとパワーをしっかりアピールした。ボーカルはタンバリンを片手に、懐かしいアメリカロックで会場を盛り上げた。
ギタリストの「押尾コージロー」はギターの常識を超える演奏を披露。指先で弦を弾き、ギターの本体を叩くことでメロディーとリズムを一人でこなしていた。高度なパフォーマンスに感嘆が集まったギターソロだった。
今年は特別編成で登場したロックバンドの「K’s Special」はプロではないかと思わせるほどのパフォーマンスで難易度の高いハードロックとオリジナル曲を演奏した。ステージ慣れしたトークで会場と一体化していた 。
前年の音楽祭を観て刺激を受け今回初参加したギタリストの「OHIDEDON」。 緊張のあまりステージ上で右足のお母さん指がつってしまったことを告白し、 観客を笑わせた。若者向けする明るいJPOPSで会場を元気に盛り上げた。
ギター雑誌にも掲載された経験のある凄腕ギタリストを含む5人組のメタルバンド「Force Majeure」は、ギター魂を籠めて絶叫。パワフルな演奏とヘッドバングで会場一杯にヘビーメタルを響かせた。
「LOCUS」は、ボーカル、ベースとプログラマーの3人構成という珍しい組み合わせのバンド。それぞれインパクトのある個性的なマスクをつけ、電子音楽とラップによるオリジナル曲を披露した。
最後はJBSD音楽祭のレギュラーとも言える5人組のブルースバンド「B4」。エルビス・プレスリーや忌野清志郎など、懐かしいクラシックロックなどをカバーし、会場からはファンの声援も多く、フィナーレを盛り上げた。
☆ ☆ ☆
この音楽祭には多くの家族連れや幅広い世代が足を運び、普段は馴染みの薄いジャンルの音楽や一世代前後の曲に触れることの出来る良い機会にもなっている。能力を隠している人がまだまだ存在するに違いない。更なる広がりに期待したい。
JBSD(デトロイト日本商工会)文化部会主催の音楽祭 “JBSD Music Festival” が、11月7日 (日)、Novi Middle School Auditorium にて開催された。この音楽イベントは、過去にデトロイトのベルアイル島で行なわれていたJBSD主催による桜祭り・写生大会の一環のタレントショー部門として2003年に始まり、のちに写生大会の会場がデトロイト動物園に移転したことを機に、音楽祭として独立した。コンテスト式や、J-ポップミュージックに焦点を当てた年など、形式は推移しながらこれまで展開されてきた。
今年は、バンド演奏を中心に、ピアノやギターの独奏を含む9組の出演により、バラエティーに富んだプログラムで繰り広げられた。JBSD会員及びその家族とりんご会補習授業校生徒・卒業生を含む個人又はグループ(但し中学生以上)を対象に出場者が募集されるが、年々顔ぶれを入れ替えながらも充実した参加者が保たれている。音楽的才能に恵まれ、それを楽しみ分かちあう人々がこの地に多く存在することに、あらためて感心させられる。
今年の開催日は、外はあいにくの、小雨が降ったり止んだりの愚図ついた天気であったが、会場内には音楽好きの情熱が満ち、聴衆にもパワーを与えていた。
MC(総合司会)を務めたヴォイトコフスキーさんは、秋に開催されたJSDウィメンスクラブ/JBSD文化部会共催の日本祭りでの舞台司会もこなしたが、「忙しい中でたくさん練習していると思います」とレベルの高さを称賛し、さらに出演者たちが楽しむ為に時間を作っていることもすばらしい、と言葉を寄せた。
幕開けは、溌剌とした歌声がフレッシュなバンド「ドラエックス」。この音楽祭のために結成し1ヶ月で、数少ない合同練習だったとのことだが、息の合った演奏でポップを披露した。観客の手拍子や声援も加わって元気なスタートを切った。
ピアニストの「ショパン3世」はアニメ「ルパン三世」をもじったコメディックなステージ名とは裏腹に、正統派のタッチで見事にショパンの夜想曲を披露した。緩やかな小曲を 落ち着いた透き通るような音色で奏で、聴衆を魅了した。
「デトロイト・リンゴ・スターズ」はデトロイトりんご会補習授業校の教頭や講師もメンバーで、大人のエネルギーとパワーをしっかりアピールした。ボーカルはタンバリンを片手に、懐かしいアメリカロックで会場を盛り上げた。
ギタリストの「押尾コージロー」はギターの常識を超える演奏を披露。指先で弦を弾き、ギターの本体を叩くことでメロディーとリズムを一人でこなしていた。高度なパフォーマンスに感嘆が集まったギターソロだった。
今年は特別編成で登場したロックバンドの「K’s Special」はプロではないかと思わせるほどのパフォーマンスで難易度の高いハードロックとオリジナル曲を演奏した。ステージ慣れしたトークで会場と一体化していた 。
前年の音楽祭を観て刺激を受け今回初参加したギタリストの「OHIDEDON」。 緊張のあまりステージ上で右足のお母さん指がつってしまったことを告白し、 観客を笑わせた。若者向けする明るいJPOPSで会場を元気に盛り上げた。
ギター雑誌にも掲載された経験のある凄腕ギタリストを含む5人組のメタルバンド「Force Majeure」は、ギター魂を籠めて絶叫。パワフルな演奏とヘッドバングで会場一杯にヘビーメタルを響かせた。
「LOCUS」は、ボーカル、ベースとプログラマーの3人構成という珍しい組み合わせのバンド。それぞれインパクトのある個性的なマスクをつけ、電子音楽とラップによるオリジナル曲を披露した。
最後はJBSD音楽祭のレギュラーとも言える5人組のブルースバンド「B4」。エルビス・プレスリーや忌野清志郎など、懐かしいクラシックロックなどをカバーし、会場からはファンの声援も多く、フィナーレを盛り上げた。
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この音楽祭には多くの家族連れや幅広い世代が足を運び、普段は馴染みの薄いジャンルの音楽や一世代前後の曲に触れることの出来る良い機会にもなっている。能力を隠している人がまだまだ存在するに違いない。更なる広がりに期待したい。