<!--:en-->Welcome To Ann Arbor [1] Conventions & Visitors Bureau<!--:--><!--:ja-->ようこそアナーバーへ【1】アナーバー地域観光局日本語サイトの紹介と地域概要<!--:-->

 初めまして。今月から、紙面をお借りして、アナーバー地域を紹介するコラムを書くことになりました矢野と申します。アナーバーに住んで13年です。昨年より、アナーバー地域コンベンション&ビジターズビューロー(略称:観光局)の日本語プロジェクトを担当しております。この地域の魅力を、少しでも皆様へお伝えできればと願っております。今後とも、宜しくお願い致します。

 今月は、初回ですので、観光局の紹介と地域の概要を述べたいと思います。

 まず、観光局ですが、これは、アナーバー地域の振興を目的とした官民連携の機関です。財源は、地域のホテルからの税収で、予算は、ワシテノー郡政府の予算委員会が決めます。アナーバーを中心に、イプシランティ、サリーンなど、郡内7つの市町村を管轄しています。日本語サイト(www.nihongo.visitannarbor.org)は、去年7月に開設されました。観光局の事務所は、Huron St. と Ashley St.が交差するダウンタウン中心部の一画にあり(グレイハウンドバスの駅の隣です)(写真)、ビジターが、気軽に寄ってホテルやイベントなどの情報を得ることができます。

 次に、地域概要ですが、アナーバーは、ワシテノー郡の中心的な市で、人口11万の活気のある大学町です。アナーバーの魅力を一言で表すのは容易ではありませんが、まずは、以下の8つの点を述べたい思います。

  1. デトロイト近郊から近い: ノバイからは車で約30分で来れる。
  2. 住みやすい:面積は、世田谷区と目黒区を合わせた程。働く所、住む所、ダウンタウン、レクリエーション施設等がコンパクトに集約されている。日常生活で、長距離移動の必要がない。通勤が嫌いな人の町全米トップ15(2009)。
  3. 自然が豊か:市の中心には、ヒューロン川が流れ、多くの木や公園に恵まれる。Tree Townというニックネームを持つ。自然と人間社会がバランス良く調和しており、乗馬、カヤック、ゴルフ、サイクリング、クロスカントリースキーなど、アウトドア・スポーツのリソースにこと欠かない。自転車に優しい街全米14位(2009)。
  4. 外国人・文化に対して寛容:英語が母国語でない住民の割合は21%、帰化市民を含む外国生まれの住民の割合は18%で、外国とアメリカの人・文化が溶け込んだユニークな雰囲気がある。アジア系住民の割合は約15%。
  5. 質の高い文化的イベント:毎年50万人を集めるアートフェアを始め、週末に、ロンドンフィルハーモニーや山海塾の公演があるといったことは珍しくない。
  6. 多彩な食文化:市内には、300以上のレストランがある。大学町で、留学生が多いことに加え、海外からの企業も多く、国際色豊かな食文化が、訪れる人々を楽しませてくれる。ダウンタウンには、お洒落なレストランやカフェ、劇場や映画館などが、歩ける範囲に混在する。
  7. 大学町ならではの充実した教育リソース:子供の教育から、外国人向け語学教室、料理やアートなどの生涯教育まで、多彩なプログラムが利用できる。
  8. 良好な経済:ミシガン大学が、3万人を雇用する。ハイテクやIT産業の発達も著しく、州経済の新たな原動力となりつつある。

 まとめると、自然に囲まれた小さな町でありながら、大都市並の、質の高い文化やアートに対する目が肥えたコスモポリタンで、クオリティ・ライフが手に届く所にあるといった魅力があるかと思われます。

 簡単な歴史ですが、この地域は、元々は、アメリカンインディアンの街道が交わる場所でした。1824年から入植が始まり、移民がドイツ、アイルランド、カナダなどから来ました。ダウンタウン西側のオールドウェストサイドには、その当時のドイツ人居住区の建物が、よく残っており、歴史的建物保存区域に指定されています。又、ミシガン大学を通じた日本とのつながりも深く、明治2年には、日本人留学生がすでに来ていました(後の文部大臣を含む)。大学の日本研究所は、アメリカ屈指の日本研究拠点で、1947年以来、500の修士号と200の博士号が授与されました。現在1000人以上の大学生・院生が100以上の日本関連コースを受講しています。

 最後になりますが、よくアナーバーへ来られる方が、「どこに何があるのかわからない」「どこに駐車場があるのかわからない」といったコメントをよくされます。次回は、公営駐車場と、簡単なダウンタウンの探索例について、書いてみたいと思います。

執筆者紹介:矢野健治(アナーバー観光局 日本語プロジェクト担当)

1998年よりアナーバー在住。2010年より、アナーバー地域コンベンション&ビジターズビューロー(略称:観光局)の日本語プロジェクト担当。地域の魅力を読者に届けるコラムです。公式観光局日本語サイトはこちら:www.nihongo.visitannarbor.org

このコラム及び日本語サイトの内容に関するお問い合わせは、下記のメールアドレスにて承っております。

担当者:矢野 メール: nihongo@annarbor.org

 初めまして。今月から、紙面をお借りして、アナーバー地域を紹介するコラムを書くことになりました矢野と申します。アナーバーに住んで13年です。昨年より、アナーバー地域コンベンション&ビジターズビューロー(略称:観光局)の日本語プロジェクトを担当しております。この地域の魅力を、少しでも皆様へお伝えできればと願っております。今後とも、宜しくお願い致します。

 今月は、初回ですので、観光局の紹介と地域の概要を述べたいと思います。

 まず、観光局ですが、これは、アナーバー地域の振興を目的とした官民連携の機関です。財源は、地域のホテルからの税収で、予算は、ワシテノー郡政府の予算委員会が決めます。アナーバーを中心に、イプシランティ、サリーンなど、郡内7つの市町村を管轄しています。日本語サイト(www.nihongo.visitannarbor.org)は、去年7月に開設されました。観光局の事務所は、Huron St. と Ashley St.が交差するダウンタウン中心部の一画にあり(グレイハウンドバスの駅の隣です)(写真)、ビジターが、気軽に寄ってホテルやイベントなどの情報を得ることができます。

 次に、地域概要ですが、アナーバーは、ワシテノー郡の中心的な市で、人口11万の活気のある大学町です。アナーバーの魅力を一言で表すのは容易ではありませんが、まずは、以下の8つの点を述べたい思います。

  1. デトロイト近郊から近い: ノバイからは車で約30分で来れる。
  2. 住みやすい:面積は、世田谷区と目黒区を合わせた程。働く所、住む所、ダウンタウン、レクリエーション施設等がコンパクトに集約されている。日常生活で、長距離移動の必要がない。通勤が嫌いな人の町全米トップ15(2009)。
  3. 自然が豊か:市の中心には、ヒューロン川が流れ、多くの木や公園に恵まれる。Tree Townというニックネームを持つ。自然と人間社会がバランス良く調和しており、乗馬、カヤック、ゴルフ、サイクリング、クロスカントリースキーなど、アウトドア・スポーツのリソースにこと欠かない。自転車に優しい街全米14位(2009)。
  4. 外国人・文化に対して寛容:英語が母国語でない住民の割合は21%、帰化市民を含む外国生まれの住民の割合は18%で、外国とアメリカの人・文化が溶け込んだユニークな雰囲気がある。アジア系住民の割合は約15%。
  5. 質の高い文化的イベント:毎年50万人を集めるアートフェアを始め、週末に、ロンドンフィルハーモニーや山海塾の公演があるといったことは珍しくない。
  6. 多彩な食文化:市内には、300以上のレストランがある。大学町で、留学生が多いことに加え、海外からの企業も多く、国際色豊かな食文化が、訪れる人々を楽しませてくれる。ダウンタウンには、お洒落なレストランやカフェ、劇場や映画館などが、歩ける範囲に混在する。
  7. 大学町ならではの充実した教育リソース:子供の教育から、外国人向け語学教室、料理やアートなどの生涯教育まで、多彩なプログラムが利用できる。
  8. 良好な経済:ミシガン大学が、3万人を雇用する。ハイテクやIT産業の発達も著しく、州経済の新たな原動力となりつつある。

 まとめると、自然に囲まれた小さな町でありながら、大都市並の、質の高い文化やアートに対する目が肥えたコスモポリタンで、クオリティ・ライフが手に届く所にあるといった魅力があるかと思われます。

 簡単な歴史ですが、この地域は、元々は、アメリカンインディアンの街道が交わる場所でした。1824年から入植が始まり、移民がドイツ、アイルランド、カナダなどから来ました。ダウンタウン西側のオールドウェストサイドには、その当時のドイツ人居住区の建物が、よく残っており、歴史的建物保存区域に指定されています。又、ミシガン大学を通じた日本とのつながりも深く、明治2年には、日本人留学生がすでに来ていました(後の文部大臣を含む)。大学の日本研究所は、アメリカ屈指の日本研究拠点で、1947年以来、500の修士号と200の博士号が授与されました。現在1000人以上の大学生・院生が100以上の日本関連コースを受講しています。

 最後になりますが、よくアナーバーへ来られる方が、「どこに何があるのかわからない」「どこに駐車場があるのかわからない」といったコメントをよくされます。次回は、公営駐車場と、簡単なダウンタウンの探索例について、書いてみたいと思います。

執筆者紹介:矢野健治(アナーバー観光局 日本語プロジェクト担当)

1998年よりアナーバー在住。2010年より、アナーバー地域コンベンション&ビジターズビューロー(略称:観光局)の日本語プロジェクト担当。地域の魅力を読者に届けるコラムです。公式観光局日本語サイトはこちら:www.nihongo.visitannarbor.org

このコラム及び日本語サイトの内容に関するお問い合わせは、下記のメールアドレスにて承っております。

担当者:矢野 メール: nihongo@annarbor.org

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