去る8月3日、JETプログラム参加者の直前オリエンテーションと歓送レセプションが在デトロイト総領事公邸で開催された。デトロイトから出発し日本へ向かうJET参加者たちを送り出した。

 JETプログラムとは「The Japan Exchange and Teaching Programme」の略称で、JET参加者は言語指導員(ALT)、国際交流員、そしてスポーツ交流員(SEA)3つの職種に分かれており、北米からは主にALT とCIRとして派遣される。外国語教育の充実と地域の国際交流の推進を図ることを通し、日本と諸外国との相互理解の増進と日本の地域の国際化の推進を目的として、昭和62年度に開始された。一般財団法人自治体国際化協会、総務省、外務省、文部科学省などの協力の下で拡大し世界でもっとも幅の大きいプログラムの1つとなっている。1987年に4か国から848名の参加で始まり、32年目となった今年、その招致国は10倍以上の国を数えるようになり、事業は大きく発展してきた。派遣先は、要請を出した地方公共団体の何処かで、大都市から地方の中小都市や農村漁村に至るまで全国津々浦々である。

 今期の当地(ミシガン州とオハイオ州)からの参加者は49名にのぼった。歓送レセプションの前には、渡航に関する注意事項を含めたオリエンテーションも行われた。レセプションには日本語教師、姉妹州県関係にある滋賀県の職員、そして当地のJET経験者の組織であるGreat Lakes JET Alumni Associationの代表者が列席し、応募が通って日本行きが叶った参加者を祝うとともに、日本滞在中に役立つ情報のみならず将来に向けた情報を提供した。

 レセプションでは、酒井周成領事より、国際交流が進む世界で、異文化理解とコミュニケーションは重要であり、その促進のために貢献して欲しいとのメッセージが伝えられた。

 異国での任務を決意し国際交流に役立とうという意欲に溢れるJETプログラム参加者らが日米両国の架け橋として成果を上げることを期待したい。そして、彼らと接する日本人が互いに好感を得て、親しみと理解が増すことを心から願いたい。

 地域や住民に密着した日本を実体験した参加経験者らは、母国に帰った後、日本研究者とは違った知日家、親日家として様々な分野で活躍し、日本と母国との間の貴重な橋渡し役となっている。ミシガン州でも多数の帰還者が総領事館をはじめ日系企業や日本と関連した職に就き活躍している。