約20年ぶりにシカゴのシェッド水族館を訪れてびっくり!

見事に進化。ミシガン湖に臨む白い風格ある建物の面影はそのままに、子供も大人も楽しめる要素がふんだんな、近代的な施設に変身していた。

とはいえ、日本の人気水族館に比べると、エンターテイメント性より

“水族に親しむ”側面や学術性を重視している感があり、シーワールドのようなテーマパークをイメージしてしまうと期待を裏切られるかもしれないと記しておく。

シェッド水族館はかなりの規模の室内水族館。歴史もある。1930年5月に開館し、海水魚をも保持する初の内陸水族館として名を馳せた。1933年のシカゴ万国博覧会の際には、この水族館も多くの国内外からの訪問者で賑わったそうだ。1971年、人気展示の一つ‘カリビアン・リーフ’が誕生。建物の中心にある円形水槽にカリブのサンゴ礁を再現し、当時としては画期的かつ壮大なものであったとのこと。

その後しばらく、大きな増築はなされなかったが、2003年に‘ワイルド・リーフ’をオープン。1900万リットルという水槽の量は屋内型として世界最大に君臨した時期もあったそうだ。

2008年に休館しての改修が行われ、2009年に新装開館とあいなった。

 地域ごとに展示してあり、アマゾンコーナーが生き物もカラフルで雨季と乾季の違いを示すなどディスプレイも充実している。ミシガンに居住している者なら五大湖自生のコーナーは地味ではあるが見ておくとよいだろう。自然系の豊かさが分かる。Polar Play Zoneでは白イルカ(ベルーガクジラ)が数頭、大きな水槽を悠々と泳いでいる。水面下と上からそれを観ることができる。よくぞはるばる内陸へ連れてきました・・・と感じる。

各地の水生物(魚や水中哺乳類)の数も種類も相当だが、地理的環境や自然の生態を伝えるために、鳥や爬虫類も数多く展示している。魚類の保有数は2万5千。じっくり見て回るには半日はかかるほど充実している。餌付け実演や解説タイムも設けられている。小さなチョウザメに触れられるコーナーもある。夏場にはエイなどに触れるエリアも出現する。

 Aquatic Presentation:生き物ショー

時間指定の白イルカ、アシカなどの実演は無料だが、(入場券の販売窓口ではなく)館内に設置された器械で時間指定の整理券を入手する必要がある。小さな子供が楽しめる内容といえる。ショーと訳したが、アクロバット技を調教するのは人間の都合であって動物愛護に反するという解釈か、派手な演技はない。階下でシロイルカが自然に回遊したりじゃれあったりする様子を眺めている方が癒しとしての価値がありそう。

4-D Experience: 4Dの短編ムービー

ムービー鑑賞には別料金で、時間指定のチケットを購入する必要がある。

「4Dって?」と同伴者の問い。「3D眼鏡をかけて画像が立体的に見える。それと、風が吹くとか、水が飛んでくるとか、かな」と返答。その仕掛け内容は伏せておく。訪れた日には3つのムービのラインナップがあった。映画内容の詳細はチケット売り場にもパンプレットにも記載されていない。若い売り子さんの勧めで、シャーク(さめ)ものを選択。ドキュメンタリータッチで、なかなかの臨場感があり、満喫した。より子供向けのムービーもある。

他にも、シロイルカに触れるプログラムなど体験企画や学習プログラム、キャンプも別料金・要予約で提供している。

詳細はウェブサイトで。 www.sheddaquarium.org 

アクセス

公共バスで行くことも可能。パーキングスペースもあるが、周辺でイベントが行われていることが多いエリアなので渋滞や道の閉鎖情報に要留意。The Field Museum:自然史博物館と隣接している(200メートル弱)。シカゴ観光の目玉であるミレニアムパークから1.4 マイル程(歩いて30分ほど)、シカゴ美術館から1.1マイル。天候の良い日であれば湖畔を眺めながらの良い散歩になる。

1200 S. Lake Shore Drive, 

Chicago, IL 60605-2490