米国ミッドウエスト最大都市であるシカゴ。エンターテイメントもミュージアムもデトロイトの数倍あり、食文化も豊かでレベルが高い。

シカゴ名物にシカゴピザというディープクレストタイプのピザがあるが、今回紹介するのは実にユニークなピザ=PIZZA POT PIE。1972年の創業以来、多くのビザ愛好家に絶賛を受け続けているとのこと。

このお店、予約は取らない。平日の夜遅くに来店したので大して待たずに済んだが、1時間以上の待ち時間も珍しくないようだ。席に着けても、オーダーしてから30分は待つ覚悟をした方がよい。待っている間に多くの客がオーダーする人気の一品がMEDITERRANEAN BREAD。こちらはオーダーしてすぐに出てきた。見て唖然!テーブルに置かれて仰天!30センチ以上ある薄―いブレッドが皿からはみ出ている、というより、皿の上に乗っているのが半分ほど、という状態。あとはテーブルの上に・・・。掃除の行き届いていそうな店ではあるが、抵抗のある人もいそうだ。口にしてみると、ビザブレッドより外カリカリ目で中しっとり目なピタに近い感じ。それに様々なハーブやスパイスがかかっていて、香り高く絶妙な味。4人で1枚でも、前菜としては食べ応えであった。

さて、PIZZA POT PIE登場。見た目は名前のPot Pieというより、丸いパン。「ん?これでピザ?」と思っていたら、ウェイターがおもむろに、大きな皿の上でくるりとひっくり返した。 !?!?  パンに埋もれていたボウルを外すと、チーズが現れた。逆さドーム型とでも言ったら良いだろうか。その厚いチーズの下にはソーセージや野菜やマシュルームがゴロゴロ。ハーフパウンドあるハーフサイズを注文したところ、前述の大きなBREADの後でもあり、小ぶり見えたが、見た目以上のボリュームであった。とはいえ、ピザソースが濃すぎず、家庭的な優しい味で食べやすかった。(味覚には個人差があるが・・・。) ベジタリアンタイプもある。また、テイクアウト用に冷凍のPot Pieも売っている。

レストランのロケーションは、高層ビルが建ち並ぶダウンタウンの中心街からほんの数マイル程で、こんな古めかしい雰囲気のところが今もあるのかと思ったほど、旧い映画シーンのセットのような通りにある。その名もオールドタウンという一画。周囲の建物も店のショーウインドーも趣がある。

このお店も外装も内装もタイムスリップしたような雰囲気。厚いウッドのベンチがオールドファッションで素朴だが、重いムードはなくカジュアルだ。

リンカーン公園動物園(Lincoln Park Zoo)の近く。シカゴの中心街をミシガン湖畔沿いに北上したところだ。

CHICAGO PIZZA AND OVEN GRINDER COMPANY 

2121 NORTH CLARK STREET
CHICAGO, IL 60614

773-248-2570
www.chicagopizzaandovengrinder.com 

平日は夕方(4時)から土日は午前11時半から開店。
支払いは現金のみなので要注意。(ATMマシーン有)