Jamex Brewing Company - St. Clair Shores, MI 1

親しみやすい小さなブリューワリー

デトロイトの郊外として発展してきた古い地区、St. Clare Shoresはフランスやドイツからの移民が発祥の地だ。デトロイトから13マイル。現在は発展は終わったが、未だに白人の居住率が9割を超える地区でもある。ここには3件のBreweryがある。どちらかというとアットホームな雰囲気のJamex Brewing Corp.を紹介する。

以前はベーカリーだったところを改造し2バレルシステムというこじんまりな規模だが、中はお客さんでいっぱいだった。床はコンクリートのまま。テレビのスクリーンも控えめな大きさ。それがこのブリューワリーのフレンドリーな雰囲気を表している。80%のお客さんが5分以内のところに住んでいるが、この日初めて訪れてもウエルカム、という雰囲気がよかった。歓迎されているのは新客以外にもいる。ドッグフレンドリー。つながれてはいるが、飼い主に連れられた犬たちが何の違和感もなくブリューワリーの「訪問者」になっている。これもリピート客が多い理由でもある。オーナー兼ブリューマスター夫妻はミシガン出身。西海岸のサンディエゴに一時期住んでいたことがあり、そこでホームブューワリーをはじめた。出身地のミシガンに戻ってきて、それが仕事になった。店の名前も二人の息子にちなんでいるのも、店全体のやさしい雰囲気につながっている。

2バレルのタンクが店の奥にあった。このお客さんの飲む量を本当に作っているのか、と思うほどのこじんまりとした醸造スペース。でも、これも計画どおり。常に8種類がローテーションで作られる。昨年8月のオープン以来、55種類のビールを作ってきた、というから驚きだ。タンクが小さい分、いろいろな種類を作り、新鮮な状態で提供される。確かに、

「これが人気がある」と勧められたCarmen San Diegoはenigmaという、もとはオーストラリアが由来のホップを使っていて、切れ味がよかった。ビール作りの伝統を守りながら、多様なホップを使って作るのを楽しみにしている、のだそう。サンプルサイズ($2)、12Oz($5.5)と量も選べるので、どれがいいか迷ってしまいそうなときにはありがたい。駐車スペースも、フロアー面積の割には広く、これもまた良し。

隣に座った犬と一緒に来ていたカップルもとてもフレンドリー。「毎週、日曜日の午後には来ている」という。「私達もCarmenが好き」だそうだ。St. Clare Shoresはほとんど地元の人しか訪れないのか、と聞いてみると、「ここから少し先に行くとベルアイルもあるし、夏のカーレースは有名」(今年は6月1~3日に開催。http://detroitgp.com/)と教えてもらった。

また、ブリューワリーのあるHarper Avenueを西に2マイルほどいくとGratiot Avenueが走っている。Gratiotはデトロイトの中心から放射状に伸びる幹線の一つで、夏のGratiot Cruiseは有名。(今年は20周年記念。6月16日開催。https://www.cruisin-gratiot.com/)

歴史があるが気さくなアメリカ文化の息づくこの街でうまれたブリューワリー。サンディエゴ仕込のビールの手法は今後どんな風にミックスされていくだろう。

Jamex Brewing Company
21721 Harper Ave
St. Clair Shores, MI 48080
http://jamexbrewing.com/