1月28日、JBSD(デトロイト日本商工会)の新年会がノバイ市にあるバンケット会場で催された。今回は歌手であり作曲家でもある尾崎亜美さんを余興のゲストに迎え、JBSD会員や地元団体の代表者など、約550名が一堂に会する盛大な集まりとなった。

午前中に行われたJBSD総会で昨年に続いて新会長に承認された藤田佳幸氏の抱負を含めた挨拶、そして在デトロイト日本国総領事館よりJBSDの発展を期する和田総領事の言葉が述べられた。そしてMichigan Economic Development Corporationの代表より当地ミシガン/米国と日本との友好がさらに深まるよう祈念する言葉が表明され、州知事のビデオメッセージも披露された。日本との関係を重視していることが現れていた。

食事後にはメイン企画として、数々のヒット曲を提供している尾崎亜美さんが登場。約1時間にわたり自身のピアノ伴奏で歌を届けた。ご主人で、ベーシストであり作曲家、音楽プロデューサーでもある小原礼氏がベースギターで盛り上げた。久しぶりの共演とのことであったが、演奏も進行も息ぴったりで、さすがであった。

亜崎亜美さんは「還暦です!」と朗らかに語り、会場から「若い~!可愛い!」と驚きの声や賛辞があがった。亜美さんは1976年にデビューし、2016年3月に40周年を迎えたベテラン。代表曲として「冥想」、「マイ・ピュア・レディ」、「初恋の通り雨」、「21世紀のシンデレラ」、「My Song For You」、「蒼夜曲(セレナーデ)」など、多数が知られている他、デビュー3年目より、他のアーティストへの楽曲提供を行ってきている。主なヒット曲は、南沙織「春の予感」、杏里「オリビアを聴きながら」、高橋真梨子「あなたの空を翔びたい」、松田聖子「天使のウィンク」、など日本のミュージックシーンを支えている。今年1月にミニアルバム『〜Life Begins at 60〜』をリリース。ゲスト・ボーカルに槇原敬之、miwaなどが加わっている。

この度の新年会では、「マイ・ピュア・レディ」「オリビアを聴きながら」などのヒット曲を中心に、ベテランでありながら親しみやすい雰囲気と情感あふれる豊かな歌声で、会場を魅了した。この前日にモータウンミュージアムを訪問したという亜美さんは「デトロイトには前々から訪れたいと思っていました」と語り、ミシガン州生まれでモータウンから世界のスターとなったスティービーワンダーの曲を英語で披露した。散会後にはCDの販売/サイン会も行われた。ミシガンの地でライブ演奏の機会を得た幸運を喜ぶ声があちこちで交わされていた。

新年を祝う催しに相応しい華やかさに溢れたイベントであった。

新年会の前にはJBSD通常会員総会とJBSD基金総会が開催され、前年度の活動報告、収支報告に続き、2018年度の常任委員が選任され、各担当者より活動方針や予算が報告された。JBSDは会員企業の事業発展のみならず、日米両国間の相互理解・親睦の促進、地域貢献に繋がる幅広い事業活動を行っている。2017年度には、商工部会による「自動車セミナー」「経営管理セミナー」など計12のセミナー、文化部会による恒例の「音楽祭」および他の団体との共催による「写生大会」や「日本祭り」など、スポーツ部会によるボーリングやマラソン、ソフトボール大会など、さらに、青年委員会が「蚤の市」や各種バスツアーなど8件のイベントを提供した。2017年の特別イベントとして、デトロイト美術館日本ギャラリー公開に合わせたイベント“Japan Culture Days”をJBSD基金のDIA向け寄付を使い、DIAとの共催で実施。開催二日間で7千人以上の入場者を迎え、盛況のうちに催された。 藤田会長は、約2年かけたデトロイト美術館の常設日本ギャラリーの開設実現はJBSDにとって地域社会との新たな文化交流の懸け橋を築くことができたということではないかと思いを語っている。

新年会をはじめ、非会員も参加できるイベントもある。

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