IMG_4740滋賀県の茶業者が11月3日(金)、リボニア市のホテル(Hyatt Place)を会場にして茶商談会を開催した。滋賀県の6茶業者が参加し、デトロイト周辺地域の食に関わる事業者に対して滋賀県が誇る近江の茶の商品を披露・紹介した。

近江牛や近江米には聞きなれている読者が多いと思われるが、それらの名産に加えて、滋賀県は茶の一大産地でもある。近江地域での茶づくりは1200年前に始まったと伝えられており、日本茶の発祥地という説がある。この地域の気候と自然豊かな土地は高級な茶の栽培に最適であるとのこと。

茶業者一団による近江の茶の海外でのPRイベントは初めてだそうで、この日の茶商談会では、茶葉や粉末など一般的な煎茶はもとより、お茶入りのクッキーや、日本国内でも珍しい茶商品なども並んだ。スティック状の粉末ほうじ茶や、蜜を加えてある『糖蜜ほうじ:焙じ茶ラテシロップ』など、ほうじ茶関連のものがいくつもあったが、提供した業者によれば、試飲した人々の反応はかなり良く手ごたえを感じたとのこと。焙煎によって苦味成分のタンニン(カテキンなど)が壊れて渋味や苦味が抑えられ、香ばしさもあるので、海外に浸透しやすそうである。また、焙煎による熱でカフェインが減るので、カフェインを控えている人たちにも受けそう。日本でもほうじ茶の人気が高まっているそうだが、アメリカでヒットしそうな気がする。

IMG_4741粉末タイプを海外用に持参してきた業者が多かったが、携帯の手軽さや淹れ方の簡単さゆえかと思いきや、そればかりではなく、体に良い成分を丸ごと取り入れられる特長を説かれた。茶葉で淹れた場合は茶殻に70%ほどの栄養成分が残るとのこと。日本国内に比べ茶葉が高価で貴重な海外では、ことさら考えを改めたくなる情報であった。

IMG_5173商談会には、ロイヤルオークスやバーミングハムのティー専門店、また、大型スーパーマーケットKrogerやBusch’sの関係者も来訪。スターバックスでもグリーンティーが頂けるようになった日本茶ブームに乗って、フレーバーグリーンティーではなく、本格的な近江の茶をはじめ、様々なお茶の商品がポピュラーになる日がくることを期待したい。

滋賀県はミシガン州と姉妹県州提携を結んで来年50年を迎える。県州レベルの交流は活発で、ミシガン州内と滋賀県の市町間の姉妹提携も多数ある。州都ランシングに常駐の職員を派遣しているほど。

IMG_4737今回の商談会はデトロイト美術館の日本ギャラリーオープニングに合わせた日程で、滋賀県は、ギャラリーオープニングの祝賀晩さん会で近江米と信楽焼の茶碗を準備、一般公開のオープニングイベント中には滋賀県紹介のブースを設置したほか、前術の茶業者が協力して近江の煎茶の試飲や淹れ方指南を提供した。日本茶インストラクターが淹れたお茶は香気高く味良く、大勢の人が楽しんでいた。

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