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日本留学を支援するJBSD基金スカラシップ
掲載日:2017.09.11 | JBSDレポート

IMG_25972017年度のJBSD基金スカラシップ(奨学金)授賞式が6月9日(金)に、受賞者の家族を招いて開催された。

同奨学金制度は、1998年にJBSDの25周年記念事業の一環として発足し、高校生ならびに大学生向けの日本留学プログラムを支援してきている。大学生の部は、JCMU(Japan Center for Michigan Universities:ミシガン州立大学連合日本センター)プログラムに対する支援で、ミシガンの州立大学15校に在籍する学生等を対象に、滋賀県にあるJCMU日本センターに滞在しての1年あるいは半年の留学を提供。高校生の部は、YFU(Youth For Understanding)プログラムへの支援している。高校生の海外ホームステイ留学をオーガナイズしているこのプログラムは、1951年にドイツの高校生をミシガンに留学させるプログラムとして発足したもので、1957年にミシガンー日本間の高校生交換留学プログラムが立ち上がった。

IMG_2613今回選考された高校生たちは6月下旬から6週間にわたり、様々な地域に散らばりホームステイをしながら体験留学をする。

留学体験による日本の理解者を1人でも増やするために、JBSD基金では、会員からの寄付などから奨学金を拠出して支援に充てている。

開会の辞として、JBSD基金の理事長であるジョン・クラーク氏は、「準備ができていますか?」と(英語で)問いかけ、「準備できているでしょうが、同時に、できていないことを願っています。未知なことがエキサイティングな部分ですから」と、異国へ向かう若者の不安を期待に変えるような言葉を届けた。そして、歴史や文化・文学など、全ては、今話されている日本語に反映されており、最終目的はコミュニケートすることにあるので、語彙や文法の学習に留まらず、いろいろ学び吸収して欲しいと願いを伝えた。

続いて、在デトロイト日本国総領事館の酒井首席領事より、JBSD FundならびにJCMU、JFUに対し、長年に亘る功績に感謝が述べられたほか、ご自身の留学経験に基づいて、留学によって進む方向に影響が生まれ、未来の可能性は広がるであろうとエールが伝えられた。この日、デトロイトに赴任して2週間ほどという酒井首席領事は、当地で日本語を話す人が多いことへの驚きと合わせ、「ミシガン州と日本の結びつきの強さは人々の努力のゆえであると感じている」と語った。

IMG_2603高校生受賞者の一人は「世界の行方が分からず不安が多いが、私は世界を変える一助となりたい。(同スカラシップやプログラムに係わる)皆さんは私たち若者が変わる支援をしてくれている」と、しっかりした意思を表明。また、「アメリカの代表として日本に行くのだと自覚している」と述べた学生もいた。各自が受賞の喜びや抱負を言葉にし、列席した同プログラムの経験者やJBSD基金の役員たちは大きな拍手で彼らの受賞と意気込みを称えた。

留学経験者から数人からは、「Never say NO.何でもトライしましょう」「間違ってもいいから話すようにと助言してくれた人がいたが、本当にその通り」「文化の違いに深いリスペクトをもって接することを勧めます」「美しい所が沢山あるので教室を飛び出して旅行しよう」といったアドバイスや、「ネットが使えない所も多い」「人々は優しいから大丈夫」といった日本事情、さらに、ホストファミリーと交流が続いているといった事後報告などが告げられた。

YFUの担当責任者は「今年日本に行く高校生たちは、この年齢で既にやりたいことや目標があり、素晴らしい」と称賛。この支援を受け、そして日本では人々の親切を受けることになり、貢献というもののありがたさを知り、やがては社会還元していくであろうと述べた。

素晴らしい経験であったと語った経験者同様に、又それ以上に、今年度の参加者も日本の文化や人々に対して良い印象を得て戻り、異文化を理解する豊かな人として、その後の人生に経験を生かしていくことを心から期待したい。

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