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男声合唱団ホワイトパイン・グリークラブ主催第19回 スプリング・ファミリー・コンサート
掲載日:2017.07.9 | イベントレポート

IMG_25256月4日(日)、ホワイトパイン・グリークラブ(以下WPGC)の第19回“スプリング・ファミリー・コンサート”が、昨年同様Faith Covenant Church(Farmington Hills, MI)で催された。

デトロイト地区で活動するWPGCは主に日本人ビジネスマンで構成されている男声合唱団で、コミュニティやビジネス関連のイベントに出演するなど、歌を通して文化紹介や日米交流も行なっている。例年、春と冬に定期コンサートを開き、歌声を届けている。

IMG_2502今回は客演にJSDウィメンズクラブのコーラス同好会である「トリリアム」と、混声合唱グループ「音もだち(otomodachi)」を迎え、バラエティー溢れるプログラム構成となった。

第1ステージはトリリアムの穏やかな歌声による「浜辺の歌」で幕開け。大正7年に作られ、戦後の音楽教材となり、現代も親しまれている愛唱歌が多くの観客に日本の情景を思い浮かばせたことであろう。わらべ歌「ほたるこい」の輪唱バージョン、そしてオペラ‟ファウスト”より「宝石の歌」、奴隷制度が廃止されても厳しい生活を強いられた人たちを描いたオペラ‟ポーギー・アンド・べス”より「サマータイム」の他、ゴスペルも披露した。時に母のように慈愛に満ち、時に華やかに、時に切なく・・・、女性ならではの豊かな表情と声で歌い上げた。

IMG_2528第2ステージは「音もだち(otomodachi)」‟ユタと不思議な仲間たち”の劇中歌として作曲されのちに合唱曲として編曲された「友だちはいいもんだ」を皮切りに、バッハの作品の中で最高峰に位置するといわれる「ミサ曲ロ短調」より、冒頭のKyrieと最終局のDona nobis pacemなどを選曲。男声と女声による幅広い音域と音色が織りなす深みのある歌声が会場に満ちた。

IMG_2550最終ステージ。満を持してWPGCが舞台に上がり、まず、日本を代表するシンの登場。WPGC、トリリアムのメンバーも含んでおり、より難しいことに挑戦したい人々が集まっただけあり、難易度の高い曲に取り組んでいる。今回はミュージカルガーソングライター中島みゆき作詞作曲の「糸」を重厚なハーモニーで届けた。そして、アメリカ映画「ローズ」の主題歌であり近年日本のドラマの主題歌にも使われた「The Rose」、1965年初演のブロードウェイミュージカル「ラ・マンチャの男」の主題歌などポピュラーな曲に続いて、合唱組曲「新しい歌」の5曲の内、3曲を披露した。合唱曲は概して合唱経験者のみに親しまれているものも多いが、この組曲の詩は、まど・みちお、谷川俊太郎によるもので、リズム感のあることばやシンプルさで、初めて聴く人にもなじみ易い。頭や体を動かしてリズムを取りながら聴いている人が少なくなかった。

Trillium「日本の愛唱歌を聴くと胸がジーンとする」「讃美歌が好きなので、それが多くて良かった」「知らなかった良い曲を聴けて面白かった」など、観客の曲の好みや感想は様々であったが、「すてきな歌声に癒された。贅沢な時間」「いろいろな曲に触れられて楽しかった。何度もコンサートに来ているが、毎回新しい曲が何曲もあって感心する」など、感謝や称賛の声が集まった。今回逃した方は次回是非!

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