Japan News Club serving Detroit's Japanese community with local news for over 15 years.

Michigan Japanese Quiz Bowl
掲載日:2017.04.11 | Uncategorized, イベントレポート

IMG_2720 (2)アメリカの生徒が日本語クイズ Michigan Japanese Quiz Bowl

3月12日(日)、恒例のMichigan JapaneseQuiz Bowlがイースタンミシガン大学(Ypsi-lanti本拠地)キャンパスにて開催された。

Japanese Teachers Association of Michigan(ミシガン日本語教師会)と、担当校との共催で企画・運営されており、今年も昨年に引き続きイースタンミシガン大学(以下EMU)がホスト役を務め、多数の日本語指導者、学生、一般ボランティアの協力のもとに実施された。デトロイト日本商工会、日本国総領事館も協力している。

IMG_1673このクイズ大会は、ミシガン州内のハイスクールで日本語を学ぶ生徒達が日本語能力や日本に関する知識を競うコンテストで、参加者は学校毎にチームに分かれ、2チームの対抗で様々な問題に挑戦した。一つの学校からの複数チームの参加も可能で、今回は13の学校から43チームがエントリー。学年分けではなく、日本語学習時間数で区切った5つのディビジョンに分かれ、日頃の成果を発揮すべくバトルを繰り広げた。テレビのクイズ番組にあるような早押し問題もあり、ゲーム的な要素があるゆえか、生徒たちの意気込みは高い。このクイズ大会は良い目標になっており、日頃の勉強のモチベーションも高めていると指導者は話す。

午前中に行なわれた3ラウンドまでは、保護者や指導者にも非公開。午前中の各ラウンドでの総得点が高い2チームが午後に行なわれた一般公開のファイナルラウンドに進んだ。

IMG_5815会場には‘文化エキスポ’と称された日本文化紹介や日本関連団体のブースも設けられ、EMU学生による書道の体験コーナー、ミシガン大学(UofM)剣道クラブによる実演、EMUとUofM合同による合気道クラブと実演、JSDウィメンズクラブによる茶の湯、折り紙のワークショップと浴衣体験のほか、各大学や学内同好会の紹介ブースも並び、クイズ挑戦だけではなく、日本文化を体験したり、知識や情報を得たりすることができる場にもなっていた。

茶の湯実演には胴着姿の合気道メンバーも数人参席して、真剣に動きを注視し、茶の湯の起源歴史、道具や茶席に関する説明に耳を傾けていた。その合気道の実演には40人近くが見学。限られた時間内に、手首だけを持って相手を倒すことが

IMG_5799可能になる道理を説明しつつ様々な技を矢次早に披露した。UofM剣道クラブのオフィシャルコーチを務めるジョーさんは元々EMUで剣道を習い、クラブが無かったUofMに設立したとのこと。人と場を通して文化が広がっている。

午後、ファイナルラウンドの会場にあてられた講堂でフォーマルプログラムが開始。

決勝対決に先がけて、まず在デトロイト日本国総領事館の和田総領事が挨拶に立ち、先生方、参加生徒たち、本大会の開催関係者に対する感謝のことばに加えて、当地の日本語学習環境と熱意の高さに言及。46の学校、17の大学で、累計3千人の生徒が学んでいると伝えた。皆さんは日米の懸け橋、“You are all winner!”とメッセージを贈った。

IMG_1675同イベントでは例年、生徒たちに生の日本文化を鑑賞する機会を与える目的で、武道や芸能の実演をプログラムに入れているが、今年は当地の男声合唱団ホワイトパイン・グリークラブの演奏と、Athens High School の生徒たちによるダンスが披露された。合唱ではアニメ『となりトトロ』の主題歌「さんぽ」や「上を向いて歩こう」などポピュラーな曲を選曲し、「筑波山麓合唱団」に添えたカエルの動きが大いにウケていた。生徒たちによるダンスでは、「南中ソーラン節」の掛け声に観客も巻き込み、盛り上がり、ボーカロイド曲(音声合成技術による曲)を軽快に踊った。同校で4月に行なわれるエスニックフェアに出場するためにグループを組んで練習しているのだそうだ。

IMG_5795さて、本題のクイズ問題だが、内容は多岐にわたり、日本語文章の聞き取り、漢字熟語やカタカナの読み・英訳から、諺の意味、さらに文化や習慣を知らなければ答えられないようなものまである。例えば、「七夕は何月何日ですか?」「日本で自分の鼻を指す動作は何を意味するか」など。

生徒らの日本語力や知識の豊かさに、日本人観戦者も感嘆の声をもらしていた。レベルの高い問題に正解が出ると、会場からも相手チームからも拍手が上がり、穏やかな大会であった。

クイズ大会の他に、事前に応募と審査があった年賀状コンテストの表彰もこの場で行なわれた。年賀状コンテストの入賞作品がプログラムに印刷されていたが、絵柄や言葉の内容から、作者が文化にも通じていることが察せられた。

日本語、日本文化を学ぶ生徒たちは両国の架け橋。関心を持ち続けて長く深く学んでゆくことを願いたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。