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当地で幼少の頃から人々に歌声を届けてきた 近藤まりなさんが卒業リサイタル プロを目指してニューヨークへ!
掲載日:2017.03.13 | イベントレポート

DSC_7101ミシガンで育ち、当地の日系コミュニティーの文化紹介や国際交流イベントをはじめ、米国内や日本、ブラジルなど、世界各地でパフォーマンスを披露してきた近藤まりなさん(21才)が、ミシガン大学音楽スクール・ミュージカルシアター学科の修了を飾るシニアリサイタルをキャンパス内のスタジオで1月25日に催した。

IMG_0802近藤まりなさんは、既に“歌手/ダンサー/俳優/モデル/ボイスオーバー”というマルチなジャンルで活躍。オランダ生まれで、米国ミシガンで育った。7才で米国ディズニー・ライオンキングのシンバ役最終選考に残り、以来、コンサート、ミュージカル、TV等に出演するようになった。ジャズ、ポップ、R & B、ミュージカル曲など様々なジャンルの音楽を歌い、アメリカで数々のミュージカルに出演してきた。クラシックでも歌唱力を認められ、2013年ベリーアレクサンダー国際ボーカルコンペティションで2位を受賞した。

東北大震災後には福島県南相馬市の音楽大使としてオレゴン州ペンドルトン市の世界最大ロデオ会場をはじめ海外でのチャリティーコンサートにて日本の民謡などを披露。また、『スタンド、バイミー』で有名なベン・E・キングのCD「Dear Japan」や日本エアロビクス連盟のDVDプロジェクトなど様々なレコーディング活動に参加してきた。広島での原爆記念式典および日系ブラジル人の60周年記念式典・日本フェスティバルでの歌唱経歴もあり、日米両国の言葉と文化を理解する国際人として活躍している。ちなみに、デトロイト補習授業校で日本語力を養ってきた。

IMG_0853この度のシニアリサイタルでは、様々なレパートリーの中から、アメリカンポップ、ミュージカルナンバー、オペラに加え、日本の音楽とジャズのコラボに挑戦した。最新の機材を導入した同大学のステージで、デジタル映像・音楽テクノロジー学科のプロや友人たちの協力を得て、バック一面の3Dスクリーンに様々な画像やビデオを映し出していたが、オープニングでは少女時のライブ録画で健気にチャレンジする可愛らしい姿と歌声を上映。その後、笑顔で颯爽と現れた本人の姿には、女性らしさを備えた豊かさと、大学と実経験で培った自信に裏付けられた貫禄が感じられた。

第1部は、ポピュラーなラブソング“Lovin’ You”(ミニー・リパートン)で甘くスタート。5オクターブを超える声域をもつ彼女のホイッスルボイスに鳥のさえずりを感じた。ミュージカルナンバーなどの独唱の他、Michael JacksonのThe Way You Make Me Feelを友人ダンサーたちと

共に軽快にエネルギッシュに踊り、毎曲、大きな拍手喝さいが湧いた。

IMG_0806第2部は華やかな振袖姿で現れ、会場は優雅な雰囲気に一転。琴の演奏で幕開けしフルートとベースとのジャズコラボに発展していった。まさかと思う、弦どうし(琴とBsss)の即興演奏は実に面白く、日本とアメリカの間で生まれた彼女のハイブリッドな音楽アイデンティティーを巧みに表現していた。その他、着物を脱ぎながらの情感あふれる一人語り、「竹田の子守唄」「さくら、さくら」など日本の愛唱歌、そして英語ジャズ曲にオリジナル和訳を添えたものなど、「人(ヒト)」をテーマに、歌唱力や表現力のみならず、多彩な才能を披露した。最後は、石川啄木の詩に曲を付けた名曲『初恋』(越谷逹之助作曲)を豊かに歌い上げた。

IMG_0837リサイタル前に、「オランダで生まれ、アメリカで育った、日本人の私が、音楽を通して何を伝えられるかずーっと考えてきました。ミュージカルシアターを目指しながら音楽の深さを学んだ大学での友達や先輩たちも協力してくれ、私なりのリサイタルをしたいと思っています」とメッセージを発していた近藤まりなさん。全てのプログラムを終えた後、「信じられない!」と感激しつつ、達成した喜びと、関わってくれた人々そして家族への感謝の思いを高揚した様子で伝えた。

IMG_0861観客からは、「プロ並みのパフォーマンスで、卒業リサイタルだと忘れて楽しみました」、「こんなパフォーマンスは見たことがない。言葉が出ないくらいショックをうけた。」(後輩)、「これはマリナにしかできない。彼女はだれよりも頑張り屋で努力家だから」(友人)といった、このリサイタルについての称賛のほか、まりなさんの成長を長年見てきた人々からは「力をつけ、りっぱなアーティストになっていて、感無量でした」「これからの活躍が楽しみ!」と、涙交じりの声も聞こえてきた。

卒業後はミュージカルの本場ニューヨークに生活拠点を移し、本格的な活動をしていくとのこと。ミシガンですくすくと育った若木に、見事な花が咲くことを楽しみにしたい。

 IMG_0793最後に、まりなさんからのメッセージ

「国際的なアーティストを目指してがんばっています!これからも応援して下さい!

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