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西ミシガンのワイナリーのススメ
掲載日:2012.08.13 | トラベル, 趣味

 本紙の読者にはデトロイト近辺の方々が多いだろうと思うが、ミシガンのワイナリーと聞いてすぐ頭に思い浮かぶのは、多分、ミシガン北部のトラバースシティ地域のワイナリーではないかと思う。ところが実は、ミシガン南西部にも多くのワイナリーがあるのをご存知だろうか。I-94をひたすら西に進むと、ミシガンのもうひとつのワイン大産地に着く。そこには、Lake Michigan Shore Wine Trail というワイントレイルがある。

 ワイントレイルとは、ワイナリーの組合グループのようなものだが、Lake Michigan Shore Wine Trailのサインは、青にブドウの絵をあしらったかわいいデザイン(写真)で、ワイントレイルの至る所でお目にかかる。

 このワイントレイルは、南はインデイアナ州境近くから北はソーガタックまで、ミシガン湖に沿って広がる。丘陵の多い農業地帯に全部で13のワイナリーが点在し、ワイナリーの中には試飲の出店(tasting rooms)を持っているものもある。

 南西部のワイナリーをお勧めしたい理由はふたつ。ひとつ、北部に行くより近い。北部は4時間以上かかるのに対し、南西部は2.5〜3時間で着く。もうひとつは、良質のミシガン湖のビーチが近くにたくさんあること。緯度がもっと南だから、夏は湖の水が北部の水よりも暖かい気がする。気のせいかもしれないが。私個人としては、今住んでいる所が北限、これ以上北へあまり行きたくないのもあって、いつも西に向かうことにしている(笑)。でも、北進が好きな方にも、ぜひ一度西進をトライしていただきたいと思う。

 ミシガン州はなだらかな丘陵が多いが、南西部もそうで、時折、丘陵の上にブドウ畑が広がる、のどかな田園風景である。

 ワイナリーには、田園の深い奥地にあるものもあれば、高速道路を降りてすぐの所にあるものもある。写真は Coloma という町にある KarmaVistaワイナリー。立地風景の美しさはトップを争うのではないかと思うが、意外にも高速I-94を降りて5分くらいの所にある。もっと奥に入ってミシガン南西部の大農業地帯ぶりを実感してみたいなら、Berrien Springs のような I-94から遠く離れた所にあるワイナリーがいい。または、Saugatuckのようなリゾートへの観光旅行の際に、ダウンタウンにある試飲の出店に立ち寄るのもいいだろう。

 ミシガンは全米4位のブドウの大産地。が、その大部分はジュース用。ワイン用ブドウは13%強で、その内51%がTraverse City付近で、45%はミシガン南西部で栽培されている。そして、その栽培の殆どは、ミシガン湖から25マイル (40キロ)以内の地域に限られている。

 何故、ミシガン湖から40キロ以内の地域かというと、水はけのよい砂質の土壌と湖水効果(lake effect)のお陰でブドウ栽培に適しているのだそうだ。 lake effectは西ミシガンに豪雪をもたらすが、この豪雪が冬ブドウを保護してくれ、春は春で、lake effectがブドウの開花を遅らせて春先の霜害から守ってくれるのだそうである。

 州の南西端に位置するとは言え、そこはミシガン、気候はやはり冷涼。フランス、ドイツの気候と似ているそうで、そのため、栽培されるブドウの品種は、冷涼な欧州の気候に適したヨーロッパ品種だ。

 北ミシガンのワインも優秀だが、西のワイナリーも負けてはいない。どこのワイナリーも色々なコンクールで色々な受賞をしている。ミシガン州は今、観光PRに力を入れており、そのお蔭で、ミシガンワインの名はシカゴなど他州に知れ渡りつつあるそうだ。南西部ワイナリーのワインはデトロイト地域では売られていないものが多い。シカゴ旅行の機会等あれば、そのついでに、I-94を途中下車して気軽にワイナリーに立ち寄ってみるのも良いだろう。

 この地域はシカゴから約90分の近さなので、昔からシカゴ人の避暑地、週末バカンス(weekend getaway)の場所なのだが、デトロイト人にとっても、そんなに遠い所ではない。ミシガン湖のミシガン州側は良いビーチに恵まれ、砂が美しいことで定評がある。夏はビーチでの湖水浴とワイナリー訪問を組み合わせれば、立派な近場のバカンスになる。春、秋のミシガン湖畔の散策も味がある。ソーガタックなどのリゾートにも近いので、それらの観光とワイナリー訪問の両方を無理なく出来るのも魅力だ。

各ワイナリーとtasting roomsの所在地については下記リンクへ:

http://www.lakemichiganshorewinetrail.com/trail-map.html

また、拙ブログでもいくつかのワイナリーを紹介しているので、ご興味あれば、こちらの方もどうぞ:

http://www.ayamay.com (ミシガン再発見の旅)

by つくしギャル

 

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